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求人に応募して派遣会社から連絡がないときの対処法

求人に応募して派遣会社から連絡がないときの対処法

派遣の仕事に応募したのに連絡が来ない…。派遣で働く人が増え、雇う側の会社も、トラブルを避けたいために慎重に人選するようになってから、こんな声をよく聞くようになりました。

そんな時、どうしたらいいのでしょうか? いつまで待ったらいいの? 連絡をする場合はメール? それとも電話?…と、悩むことが多いと思います。

そこで、今回は求人に応募した後、派遣会社から連絡がない場合の対処法をお伝えします。

派遣会社から連絡が来ない理由にはいくつかの段階がある

例えば、派遣の求人サイトで希望の条件に合った仕事を見つけ、応募フォームから応募したのに、その後の連絡が来ない場合には、いくつかの段階があります。その段階によって、理由が違ってきますので、順を追って見ていきましょう。

派遣会社から連絡がない場合のステップ
  • 求人サイトで応募フォームから応募した後の連絡がない
  • 派遣会社から応募の確認メールの後、連絡がない
  • 応募の確認があり、登録に進むための連絡があったが、詳細が来ない
  • 派遣会社に登録に行ったが、その後の具体的な仕事紹介がない
  • 登録し、希望の仕事を紹介され、書類選考と言われたが、その後の連絡がない
  • 書類選考が終わり、「顔合わせ」(職場訪問)に進んだが、そこから連絡がない

求人サイトで応募フォームから応募した後の連絡がない

求人サイトで仕事を見つけ、応募フォームから応募した場合は、自動配信で応募完了のメールが届くのが一般的です。

この段階では、派遣会社ではなく、求人サイトとのやり取りですから、もし、応募して数時間もこの確認メールが来ないようなら、正常に応募が完了していない場合があります。すみやかにサイトから応募の確認をしましょう。

派遣会社から応募の確認メールの後、連絡がない

求人サイトからの応募を受けて、次に派遣会社から応募の受け取り完了のメールがあると思います。この段階では、派遣会社が自動配信する場合と、直接担当者からメールが来る場合があります。

自動配信の場合は、「担当者から改めてご連絡しますので、お待ちください」というようなコメントが入っていると思います。この連絡の早さは、派遣会社によってマチマチなので、注意が必要です。また、合格者だけに連絡する場合もあります。

応募確認後に何の連絡も来なくなった場合は、できるだけすみやかに派遣会社にメールか電話をしましょう。早い方が良いので、電話ができるなら電話優先で。メールは次の日に連絡がなければ届いてない可能性もあるので、再送しましょう。

この際、電話やメールをするのは失礼なことではありません。むしろ、派遣の求人は「急募」が多いのでタイミングが大事です。

条件の良い仕事は応募者が殺到するため、連絡が遅れることがよくあります。こちらから確認をすることを心掛けましょう。

応募の確認があり、登録に進むための連絡があったが、詳細が来ない

これはある意味、派遣会社の怠慢としか言いようがありませんね。ここは穏便に「登録の詳細をお送りいただけますか?」とメールしてみましょう。

派遣会社によっては登録連絡用のフォーマットが決まっていて、登録するための日時の候補日、持ち物、地図などの詳細がもれなく書いてありますが、一方では、HPを見て勝手に来てください、というようなおおざっぱな対応の会社もあります。

もちろん、応募者が多い場合には、当然、見落としやうっかりも出てきます。担当のスタッフにもよるので、まずは早めの連絡が大切です。

派遣会社に登録に行ったが、その後の具体的な仕事紹介がない

この辺りになると、今度はこちらのスキルや態度、派遣会社とのコミュニケーションの仕方で大きく変わってきます。

まず、応募した仕事については、登録の後、現状での選考状況を聞きます。タイミングよくまだ募集中で、あなたのスキルも問題なく、正式なご紹介に進んだら、あなたの職歴書が先方に「書類選考」として回されることになります。

そのため、ここで書類の合否を待つわけですが、待つ時間は仕事の「緊急度」によって違います。募集要項の中に「急募」「即日より」という表記があれば、合否は短くて次の日、長くても3日くらいに決まるのが一般的です(応募者多数の場合は1週間以上もあり)。

ここで、どのくらい選考にかかるのかを、あらかじめ派遣会社に聞いておくとよいでしょう。もし当日に答えられない場合は、先方に確認してもらって、連絡をもらうようにします。

もし残念ながら、希望の仕事がすでに他の人で選考中になっていたら、この仕事はあきらめて、改めてあなたのスキルや希望を伝え、いくつかの候補を出してもらって仕事を見つけます。

しかし、短時間で決まるほど、お互いにピッタリくる仕事は多くはないはずです。

派遣会社のコーディネーターも、まだあなたのことをよく知りません。その場で決まらなくても、もしその派遣会社とお付き合いしたいと思ったら、後日また相談に来る、あるいはその派遣会社専用サイトで求人を見つけ直しましょう。

もし、どうしても早く働きたい場合は、時給や勤務地、勤務期間など、許せる範囲で条件をゆるくして探すことも、派遣の仕事を続けるコツです。まずは派遣会社とお付き合いを始めて、実績を作ることが大事なのです。

書類選考が終わり、「顔合わせ」(職場訪問)に進んだが、そこから連絡がない

この段階では、派遣先の会社に全権が委ねられているので、こちらの自由がきかない段階ですね。1週間くらいならともかく、2週間以上も待たされるのは、長く生活の糧を奪われるのですから、待つ方にとっては死活問題です。

ここは派遣会社の「かじ取り」の力量も問われるところですから、まずは派遣会社にやんわりとお返事の期日を聞いてみましょう。

その対応によって、信用できる派遣会社かどうか、あるいは信用できる派遣先かどうかがわかるかもしれません。

待てる時間は人それぞれですから、派遣会社の対応次第では、もっともな理由をつけて(できるだけ波風の立たない理由で)お断りしてもよいでしょう。

お断りによって、この派遣会社ではしばらく仕事を紹介してもらえないかもしれませんが、あなたの落ち度ではありませんので、責められることはありません。それに、ほとぼりが冷めれば紹介してもらえることも多いのです。

本来、急募のはずの仕事で、そもそも待つのが長いのは落ちる可能性が高いと思ってよいでしょう。その間に、もっと良い仕事の募集があるかもしれません。これも、運と縁とタイミングと思って、気持ちを切り替えましょう。