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銀行窓口:たかみんさんのお仕事体験談【横浜銀行 某支店】

体験談11

アナタのお仕事の一日の流れは?

開店までに自分の窓口用のお金を準備したり、書類の在庫を確認して補充したり、カウンターや机を拭き掃除。

開店後はお客さまの入出金、振込などの受付処理をする。お客様が少ないときは後方事務の応援をすることもある。

閉店後は一日の取引と現金が合っていることを必ず確認し、その日のお客様の入出金票や振込用紙をすべてチェックする。それが終わったら後方事務の手伝いをすることもある。

働く中で嬉しかった出来事や、やりがいを感じたポイント

お金を扱うので責任感を感じたし、会社の経理などで顔なじみのお客さまに顔を覚えてもらって、気軽に声をかけてもらったりするのがうれしかったです。

勤めていて良かったと思うのは、簡単なおつりの計算がすぐに出来るようになったことです。機械が計算してくれますが、私は二重のチェックのつもりで自分の頭でも計算をするようにしていました。

今でも買い物していて「千円出したらおつりはいくら」などとすぐに出るので、レジの人が間違えたらすぐに指摘できるし、自分でも小銭をうまいこと減らすことが出来ます。

また、税金や保険料などを自然と覚えるようになるので、我が家の家計からもいかほどの税金などがかかっているのか、ある程度把握出来るようになるので、節約にも気をつけるようになりました。

衝撃的だった事件や一番印象に残っている嫌な思い出

一番つらかったのは、お金が合わなかったときです。私も数回ありましたが、合わないと原因がわかるまで残業します。

窓口の1人が合わないと連帯責任というか、1人だけ早く帰ることはなかなか出来ず、みんなで伝票チェックをしたり現金を数えなおしたり、と、原因を一緒に探します。

原因がわかるまで何時間もかかることもしばしばで、夜8時ごろに帰社したことも何度かあります。もう結婚していたので、家族がおなかを減らして待っていたこともありました。

また、クレームを言う方にも正直困りました。口座振替などは、銀行は単なる受付窓口でしかなく、振替の詳細を知るものではありません。でもそんなことは関係なく窓口で怒鳴り散らす方も少なからずいました。

「なんでわざわざこんな用紙書かなきゃならんのだ!」と怒鳴られて、そのつど「そんなの知りません。ここに書かれているこの会社に直接聞けばいいでしょう!」とこちらも怒鳴りたいのをぐっと我慢し「申し訳ございません。こちらの会社様からのご指定ですので」とあくまで下から下から話すようにしていました。

これからその仕事に就く方へのアドバイスやメッセージ

金融関係はお客様の損得に直接かかわる仕事なので、責任感も重大ですがやりがいもあります。つらいことも多いですが、意外にお客様に感謝されることもあります。

何より誠実に受け答えをすることがお客様に信頼される第一歩であり、忙しくても話をしっかり聞く、調べられることは出来るだけ調べる、という誠意を持った応対で、思わぬところから成果を生むことがあるものです。これは自分の経験からも断言できます。

なのでこれから働く方には、とにかく誠意を持ってお客様に応対することをお願いしたいと思います。