• RSS

派遣社員こそマナーが重要!態度が悪いと契約を打ち切られる事も

12057

派遣社員として働く場合、派遣先の会社自体がお客様といっても過言ではないので、ビジネスマナーが悪いと大変問題になります。その後の契約更新や評価にも直結する部分ですから、きっちりと意識して仕事に励むべきでしょう。

今回はそんな、ビジネスマナーの良し悪しについてお話したいと思います。

派遣会社に登録する時から注意しよう。

派遣社員となるからには、派遣会社に登録するところから始まるわけですが、この登録会からしてマナーは重要視されます。

稀に自分のほうがお客様という感覚で、横柄な態度で登録会に赴く方がいらっしゃいますが、派遣社員であろうが正社員であろうが社員にはかわりありません。就職活動で面接にいくような気概で望まないと、書類上の登録は出来ても、一切仕事を紹介してもらえないこともあるでしょう。

なので敬語の使用は勿論当たり前ですし、挨拶はしっかりとして服装もスーツで挑むべきです。普段着で挨拶もなしに適当な態度をとるのは会社側に失礼です。

派遣先の同僚はお客様でもある。

一緒に毎日働くわけですから、長期派遣であれば同僚と打ち解けて仲良くなる事もあるでしょう。それ自体は何の問題もないのですが、仲良くなったからといって、プライベートの友人と同じような態度をとっていると審査に響く可能性もあります。

ようするに派遣先の受け取り方次第ですので、仲良くなった当人同士はよくても、管理している上司や別の社員には「なんて横柄な派遣社員なんだろう。」と思われかねないということです。

なので少なくとも社内にいるときは、慎重な行動と心遣いを徹底するべきであり、彼ら自身が「お客様」であるという意識を無くさないようにしましょう。派遣社員と正社員の仲違いは「社内の喧嘩」では済まされません。

ビジネスマナー研修には参加しておこう。

派遣会社の多くは、こうした派遣社員のマナーを低下を防ぎつつ、取引先に好印象を残すべく、ビジネスマナー研修会などを実施している事が多いです。

今までに小規模な会社でしか働いた事がなかったり、エンジニア気質で人とのコンタクトが少ないような職場で働いていた場合は、ここでしっかりビジネスマナーを見直しておくとトラブルが軽減できます。

エンジニアの例で言えば、派遣社員としてのエンジニアになった時点で、派遣会社にとっては「お客様の会社で働くエンジニア」なわけであり、実務の結果が全てとはいえない状況になるということです。

嫌われる派遣社員とは

派遣会社の登録時からして、マナーを無視しているようでは仕事すら貰えないと述べましたが、派遣先に赴いてから職場に沿うビジネスマナーを身に着ければ良いというスタンスも嫌われます。

派遣社員のメリットは即戦力と安定感であり、派遣先が教育してくれる義務はありませんから、業務だけでなくビジネスマナーも完璧な状態で出向するべきです。

そもそも心構えとして、派遣社員は正社員と違うから責任が少ないと考えている人はかなり危ないです。適度な緊張感と節度を守っていないと、契約更新どころか次の派遣先すら紹介してもらえなくなってしまうでしょう。

好かれる派遣社員とは

仕事上のミスがなく、無遅刻無欠席、品行方正である社員は非常に好まれます。当たり前のことをいってるようですが、これは冒険心や目立つ個性よりも、「全てにおいて問題がない」という弱点の無さがこのまれるということです。

派遣社員が起こした仕事場でのミスは、派遣会社自体のミスでもあるわけで、二重の意味での信用問題にかかわってくるので、正社員よりもリカバーが難しい立場といえるでしょう。

なので仕事のスタンス的には、安全第一で責任感の強いタイプが派遣社員としては好かれます。

苦情は本人でなく、派遣会社にいく。

ストレートに苦情をいわれる事もあるでしょうが、派遣社員に問題を感じた会社は、派遣会社に直接苦情を伝えるケースが多いです。

こうなってくると、あなたへの注意を下すのは派遣会社の担当者であり、直接苦情を提言した人間が誰かはわからなかったりもします。

状況的には悪循環の一途をたどる可能性も高く、同僚が多いほど「誰が自分に不満があるのか」とか「誰が信用できるのか」など、被害妄想が強くなって日に日にストレスが肥大化していきます。

一度信用できないと自分から思ってしまっては、派遣先からの信用を深める事も困難になるのは道理。つまりは評価があがることはまずなくなってしまうでしょう。

こういった問題は、例えあなたに問題が無くても発生する可能性があります。

要は嫌われたらおしまい。派遣先の正社員に問題があっても、こちら側から注意できるはずもいないので、「必要以上に関係をもたない」と徹底している派遣社員もいるほどです。

こういったケースもふくめて、なにかしらトラブルの香りを感じた場合は、大事になる前に派遣会社の担当者に相談してみるのも良いです。仮に派遣先に問題があった場合は、そういった苦情の積み重ねで担当者も適切な判断をくだしてくれるはずです。