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採用担当者の心を掴む新卒の志望動機の書き方とは?

何を書く?新卒の志望動機の書き方とは?

就活生にとっての毎年の種といえば「志望動機」ですよね。書きたいこと、記入すべきこと、本当に様々な要素が必要で難しいところ。多くの志望動機を読む採用担当者の目に止まるような志望理由を誰もが書きたい所。今日はそんな志望動機についていくつかの「NG」な例を参考に、より良い志望動機を考えてみましょう。

労働環境について気にしすぎるのはNG!?

就職活動において、誰もが気になる労働環境。年間に休みは何日?有給はとれるの?給料は良いの?企業の労働環境をきっちり調べてからどの企業にしようか選ぶのは当たり前のことです。理想的な労働環境だと思う企業に志望することも悪くはありません。

しかし、そんな労働環境について志望動機において言及するのは避けるべきでしょう。なぜなら採用担当者に「この人は労働環境さえ良ければこの会社じゃなくても良いのかな?」と思わせてしまうからです。

志望動機の鉄則としては「地球上にある無数の企業の中でもその企業に志望した理由」を記すことが上げられます。確かに労働環境もその企業の一つの側面ではありますが、あくまで一つの側面。もっと目を向けるべき側面について言及しましょう。

では、企業のどの側面に関して言及すれば「地球上にある無数の企業の中でもその企業に志望した理由」をアピールすることができるのでしょうか。答えはズバリ企業の事業内容や仕事内容です。

世界にはいくつもの会社がありますが、全く同じ仕事や事業をしている会社はありません。ですから、志望動機を記入する際にはきっちりとその企業の業務、仕事内容について言及しましょう。

また、今回例として挙げた、労働環境についてどうしても気になるという方は内定を獲得した後に社員さんに聞いてみましょう。

場所に関して言及するのはあり?

一つ目の労働環境の例と同じように企業の場所に関して言及するのも良く無いでしょう。どのような例が良く無いのかというと、例えば、地元愛に関して言及するケースが挙げられます。「

愛する地元、故郷で働きたい」とアピールするのも良いでしょう。しかし、その際にはきっちりと考えた上で記入しましょう。

「昔から郷土愛が強く、この地で生まれ、働き、人生を歩んでいきたいと考えました。」問い例を見てみましょう。一見、あなたの温かい人柄をアピールするなどの効果があるように思われますが、やはり、「地球上にある無数の企業の中でもその企業に志望した理由」のアピールとしては不完全です。

企業の場所も志望動機の一つであるということを述べるためには、その土地において企業がどのような役割を果たしているのかについて考えてみましょう。しかし、企業の環境事業などのメインの事業ではない事柄ではなく、企業の業務内容と土地との関係性を意識しましょう。

「幼い頃からこの場所に生まれ育ってきた私にとってこの地元で暮らしていきたいという思いは常に心の中にありました。そして郷土で育ってきた私にとって貴社の商品は非常に親しみのあるもので…」など、どうしても記入する場合には必ず企業の業務などと結びつけるようにしましょう。

何様のつもり?謙虚でないものはNG!?

志望動機においてしばしば自分の能力をアピールすることがあります。確かに、自分の能力が企業の力になるというアピールは、志望動機を「ただの志望動機」で終わらせずに「この人材は企業にとって役に立つという自己PRを含んだ志望動機」となりますので、非常に効果的です。

しかし、稀に自分の能力を過剰にアピールしすぎるあまりに、採用担当者の印象を悪くしてしまう様な「上から目線」の志望動機を見かけます。

あまりに謙虚さにかける自己PRを含んだ志望動機は、「この人を採用しても、同僚と上手くやっていけるのだろうか」という考えを採用担当者に与えてしまうため、志望動機としてはふさわしく無いでしょう。

「私が貴社へ入社した際には、貴社と私の双方にとって成功となるでしょう」や「私が入社すれば貴社の将来は明るいものとなるでしょう」などの過剰な表現は避け、自分の能力と志望する企業の業務や仕事を結びつけて簡潔でわかりやすい、そして何よりも謙虚な姿勢で志望動機を書き上げましょう。

具体的な志望動機

いかがですか?志望動機をどう書いたら良いのかわからないという方、参考になりましたか?どのような内容の志望動機を書く時にも、「地球上にある無数の企業の中でもその企業に志望した理由」を意識してみてください。

この考えを志望動機に取り入れることで曖昧で抽象的なイメージのしにくい志望動機から、具体的でわかりやすくあなたの思いを伝えることのできる志望動機を書き上げることができるでしょう。

志望動機の記入欄や志望理由書はあなたとあなたの希望する企業を結びつける一つ目の接点です。書類選考に通過したとしても面接の際に志望動機に記入したことに関して聞かれることは良くあることです。期日まで、きっちりと推敲を重ねて志望動機と向き合ってくださいね。