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派遣会社に登録前に!派遣で働くなら、心得ておくべき5つの仕事術

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派遣社員として生計をたてていくなら、最初に重要となってくるのは登録したばかりの会社からすぐに仕事の依頼がくるかどうかではないでしょうか。信用を得るにしてもキャリアを積むにもまず一歩目が踏み出せないことには、どうしようもありません。

また何度か仕事を紹介してくれた派遣会社であっても、今後に向けてスムーズに関係を保つコツはいくつもありますので今回はケースごとに派遣社員としての仕事術をご紹介したいと思います。

自分から連絡する

派遣会社に無事登録が完了しても、すぐに連絡が来ないことも多々あります。こういったケースの場合、理由をあれこれと想像するよりも担当者に直接連絡をしてみると良いです。

そもそも、派遣会社にとって派遣スタッフは商品のようなものですから、派遣会社に所属する営業マンが幾人かの候補者情報の中から声をかけるべき人間を選んでいるわけであり、派遣先の会社が派遣会社がもつ人材データベースの中から自由に検索しているわけではありません。

なのでさし当たっては、担当者に名前を覚えてもらうことが重要であり、印象を残しておくことは重要です。

加えていえばいくつか同じ派遣会社で仕事をこなした後でも、待機期間中や、期間満了前に逐一連絡しておくようにしておく事をおすすめしますし、仕事中でも定期的にみずから報告メールを送るようにしていれば、信頼に結びすきやすいでしょう。

派遣社員というのは、勤務先が他社であるがゆえ、自社との関係性は薄くなりがちです。そうであればこそ、しっかりと信頼関係を結ぶべく努力することは大事だということです。

仕事の希望条件をあえて絞る

希望条件がゆるすぎると、かえって何がしたい人なのかよくわかりません。職種や業務内容、勤務地や、残業に対する意欲など細かく設定することで、担当者側としても貴方の人物像が想像しやすく「この仕事ならば、この人に向くだろう」という意識にもっていきやすいわけです。

ただし、条件が厳しすぎると相手にされないのも事実です。現実的でない報酬額を希望したり、禁止事項(残業は一切駄目、通勤30分圏内で無いと駄目、10時以降の始業でないと駄目、等々)が多すぎると、選定条件に登らないだけでなく、扱いにくい人間と評価されかねません。

なので感覚的には最重要とする項目を2~3点上げ、その意図をしっかりと説明しておくと話はスムーズにすすんでいくと考えられます。

一つの派遣会社に固執しない

派遣会社によって経営方針が違うことは勿論、こちら側から担当者を指名できるわけでもありませんから、相性という問題はやはり発生します。この点に関して、どうにか改善しようとコンタクトをとるよりは、思い切って別の会社に登録しておくのも手です。

同じ条件で登録するとして、そもそも派遣会社によって所持している案件もちがうわけですから、仕事の選択肢を増やすという意味でも何社かまとめて登録をしておくと楽なのは確かです。

近年の派遣会社はWEBによる申請で現状仕事を請け負うことが出来るかどうか設定できる場合が多く、仕事がきまれば他社をOFF、求職中になるたびにオンにすれば、請け負えない時期に勧誘されて「断る」という行動を連発せずにすみます。

この「断る」という状況を事前に回避する行動はとても重要で、何の説明もなしに紹介を断ってばかりいると「この人は仕事を受ける気が無い」と判断されて一切声がかからなくなってしまいます。

あえて電話などで「他の会社で仕事をもらっているから」と細かく説明するひつようはありませんが、現状では紹介してもらう必要がないこと、必要になったら再度連絡するという事務的な切り替えは怠らないようにしましょう。

派遣会社に好まれる仕事のスタンス

派遣先により細かな希望は変わるにしろ、上げておくべき成果はある意味で一定です。

基本的に派遣会社と契約を結んだ会社は、プロジェクトや部署ごとで新しい派遣社員が必要となるたびにオファーしてくれるので、一度きりということは余りありません。

しかし貴方にたいする派遣先の評価が悪いと契約が打ち切られる可能性もあるわけで、そのあたりを派遣会社はとても気にしているというのが実状。

特に最初にその会社に派遣されるスタッフの評価は重要で、その後の基準点になりかねませんから、とにかくミスをしないように注意しましょう。

どんなに成果を上げても1度でも大きなミスをすれば、一大事ということです。残念ながら経歴として書面に残るのは成果よりも失敗した事例なので、とにかくスタンスは安全第一、信頼第一です。

長期派遣と短期派遣どちらがいいか

長期派遣のメリットは、単純に安定感であり、特に契約終了時期が決まっておらず、更新をくりかえせるような派遣先は、正社員として雇用されているのと同じような感覚で働けるため、安心して働けます。

長期派遣のデメリットは、契約期間が長いほど更新日まで仕事をやめるわけにはいきませんから、長い期間拘束されてしまうということです。なので給料や残業時間など無理の無い設定の物を選ばないと後悔します。

一方、短期派遣のメリットは、高収入の案件が多く、大変な仕事でも短い期間頑張れば済むのでリスクが少ないということです。「ガッツリ稼いで一休み。そして次の仕事に備える」などというスタンスも可能です。

短期派遣のデメリットは、待機期間が生まれやすいという事と、好ましい仕事だと感じても続けることは不可能だということです。

なので、長期と短期どちらがいいかといえば働くスタンスによるのですが、安定したいなら長期、飽きっぽい性格や短期間でお金を稼ぐ必要があるなら短期といったところだと考えられます。

全体的にとらえて派遣社員で働くコツは、自分のスタンスを明確にする事です。これが決まらない限りは、方針がブレにブレて派遣会社の担当者にとっても扱いにくい人材になりかねないので注意しましょう。