履歴書で戸惑いがちな志望動機の書き方について
就職が現実的には難しい現代では、複数の企業を受けるのが一般的です。運よく一つ目の企業で採用してもらえたという人もいるでしょうが、現実は、数十社受けてやっと内定がもらえたなんていうこともあります。
なので、就職活動をする側にしてみれば、いちいち志望動機を考えなければならないのは、かなりの手間がかかる作業です。でも、ここをいい加減に書いてしまうと、何十枚履歴書を書いても落とされ続けることになりますので、要注意の場所なのです。
企業も真剣勝負の採用
「自分にあった企業で、長く働きたい。」「自分のやりたいことを、企業で実現して頑張りたい。」
多くの就職活動者がこんな風に考えていることでしょう。できれば、自分の性格にあった、自分のやりたいことが出来る企業で、誰もが働きたいものです。
採用活動は費用や時間がかかります。時間をかけても、費用がかかっても、少しでも優秀な人材を自分の企業に入れたいと考えているのです。
そのためにも、履歴書の限られたスペースに書かれている志望動機が熱意が感じられるものかどうかということは、かなり力を入れてチェックされていると考えてください。
なので、この部分をシッカリと書くことは、その後に採用されるのかされないのかの明暗を分けることになるのです。
仕事は誰もが未経験
履歴書を書いている段階では、誰でもその企業に実際に就職したわけではありませんし、実際の業務を体験したわけでもないのです。そんなことは、採用する側も分かっていることなのです。
なので、本当に具体的に、どうやって仕事をしていきたいのかということを志望動機に書くことは出来ないでしょう。
なので、採用担当者に伝えられるのは、「その企業に入りたい」という熱意と、自分のスキルがその職場でどんな風に生かせるのかということだけです。
未経験だけれども、前職でやってきた業務内容が御社でも生かせると考えて応募したいと考えたとか、新卒であっても、学生の頃に身に着けたスキルや自分の長所を御社の業務に生かして、御社の業績に貢献したいと伝えることが大切なのです。
採用担当者がどういう人物を採用したいのかというと、「優秀な人材」です。どういう風に優秀なのかというと、まずは、その企業で働いていけるだけのスキルがあるかどうかをチェックします。
それは、学歴であることもありますし、あなたが持っている資格であることもあります。しかし、それだけでは不十分なのです。
採用担当者が望む「優秀な人材」というのは、企業の業績に貢献できる人、またその熱意がある人なのです。
採用活動は、学校の入学試験ではありません。なので、その企業の業務を経験して、スキルアップだけしたい人というのは採用したがらないのです。スキルアップのためだけに入社した人は、経験したいことが済んだら、絶対に他の企業に行ってしまいます。
また、自分のスキルアップだけを考える人に好感を持つ採用担当者もいません。何よりも「御社の業績に貢献し、その上で個人的にスキルアップし、さらに仕事で成果を出したい!」という意欲がある人が採用されるのです。
目に留まる志望動機
履歴書に書く志望動機は、結論を書くように心がけましょう。というのも、履歴書のスペースは、文字数が限られています。書きたいことを全て書こうとすると、文字が小さくなり過ぎて、読みづらく、読む気が起きません。
志望動機は、内容の全ては面接で熱く語ればよいことです。そのためにも、先ずは長文でまとめてから、その記事に対するキャッチコピーのようなものを作るつもりで、短い文章に少しずつまとめていきましょう。
そうすれば、採用担当者の目に留まる志望動機が履歴書に書けるはずです。