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面接官に注目される!!効果的な自己PRの例文

面接官に注目される!!効果的な自己PRの例文

面接の際の自己PRはみなさん事前に用意していますよね。でも、あなたの自己PRは本当に面接官の記憶に残るようなものでしようか?まずは面接での自己PRのポイントを押さえた上で、ヒントになる例文を参考に、あなたを効果的にアピールする自己PRを探していきましょう。

次の2つのポイントが重要です。

1 あなたの強みを明確にするエピソードであること

自己PRでは多くの方が学生時代に達成したことをアピールします。ここで気をつけなければならないのは、そのエピソードがあなたの強みを象徴するものでなければならないということです。例えば次のような話を聞いて、あなたはどう思いますか?

私は大学生活において、サークルの代表に選出されました。なんとそのサークルは300名もの学生が参加する大きな組織なのです。週に1度、大きなイベントを開催するのですが、そこには学内からだけでなく、他の大学からもたくさんの学生が参加したい!と訪れます。 私は代表として、ここまでサークルを大きく成長させたことに満足していますし、このような人気で有名なサークルの代表であることを大変誇りに感じています。

この候補者は代表としてサークルの中でどのような役割を担い、活動をしてきたのでしょうか。また、そこから見える強みとは何なのでしょうか。これでははっきりしませんね。

企業の面接はあなたの自慢話をする場所ではありません。まずは自分の強みは何なのかを分析し、それを象徴するエピソードを思い出してみましょう。例えばあなたの強みがリーダーシップである場合、次のようにアピールすると良いでしょう。

私は国際交流のイベントを企画するサークルで代表として活動をしてまいりました。そのサークルは設立30年の歴史あるサークルで現在も300名以上の学生が在籍しています。このようなサークルで代表を務めることにプレッシャーはありましたが、持ち前のリーダーシップを発揮し、メンバーを良い方向に導くことができたと感じています。 私が代表になった際、毎週のイベントは今までやってきた内容を繰り返すばかりでマンネリ化していました。そこで私は企画に携わっているメンバーを3つのグループに分け、各グループが企画したイベントに毎週サークルのメンバーが投票をすることで、その週のイベントを決定するというコンペを始めました。 企画のメンバーはコンペで勝利したい一心で、毎週面白いイベントを企画するようになり、毎週の投票会はとても白熱したものになりました。また、その面白いイベントの噂を聞きつけた他学校の学生も、ぜひ参加したい!と殺到するようになったのです。 サークルの代表として培ったリーダーシップは仕事の中でも、ぜひ活かしていきたいと考えています。

いかがでしょうか?リーダーシップ力というあなたの強みが明確になりましたね。

2 仕事につながるPRであること

人の強みはひとつではありません。まずはあなたの強みをいくつか書き出してみましょう。その中で、あなたが応募する企業や職種にマッチするものはどれでしょうか。エピソード、それにつながる強み、企業が求めているもの、この3点が一致すると、あなたの話す内容は企業にとって大変興味深いPRになります。

例えばホテルのフロントスタッフに応募をしている候補者のPRが次のようなものだったら、あなたはどう思いますか?

私は大学のゼミで自分の意思を曲げずに最後までやり遂げ、成果を出しました。当初は4人でのグループワークでの研究だったのですが、どうしても私自身が取り上げたいトピックとチームの中での意見が合わず、チームとは別に、私ひとりでその研究をさせていただくことになりました。 しかし、最後の研究発表では私ひとりで実施した研究が他のどのチームのものよりも評価されたのです。自分の意志を最後まで貫くことで、結果を出すことができました。

この候補者の意思の強さは素晴らしいですが、果たしてサービス業のスタッフとして相応しい人材でしょうか。ホテルなどのサービス業では、対人能力やチームワークが重視される傾向があります。例えば対人能力をアピールしたい場合、次のような例がより適切でしょう。

私は大学4年間、同じカフェでアルバイトをしてきました。初めは不慣れで失敗することも多かったのですが、一生懸命働く私を見て、先輩方が丁寧に指導をしてくださいました。そのおかげで、今ではアルバイトリーダーとして、新人アルバイトの指導もさせていただけるまでに成長することができたのです。 また、私がアルバイトで入った当初からお店に来ていただいていたお客様が毎日のように来店され、私にいつも挨拶をしてくれます。私はこのような先輩方やお客様に育てていただき、ここまで成長できたのだと感じています。御社の仕事の中でも人とのつながりや信頼を大切にしたいと思っています。

とても誠実でまじめな性格が伝わってきますね。会社に入っても周りの人とつながっていける能力があるように感じます。このように、自分のアピールしているポイントが企業にとってメリットのある内容であることが重要です。

面接のPRを考える上での参考になりましたか?面接では、あなたが話したいことを話すのではなく、企業が何を求めているか、それに対する自分の強みは何か、そしてそれを象徴するエピソードを考えることが必要なのです。