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バイトより稼げるってホント?こんなにある派遣のメリット!

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アルバイトと派遣社員、どちらも同じ「時給」での働き方になりますが、大きく違うのはどこなのでしょうか?今回はそんな派遣とバイトの仕組みの違いをご紹介します。

派遣で働くメリットは?アルバイトのほうが稼げる?など、疑問や不安にお答え致します。ぜひ、自分に合う働き方を見つけて、人生をよりよいものにしていってくださいね!

1.バイトとの大きな違い、スキルアップできる環境がある

派遣会社によって程度の差はありますが、ほとんどの派遣会社にはスキルアップするための仕組みが整っています。セミナーやeラーニングなど、自分から学べる環境を与えてくれます。

セミナーの内容もマナーやPCスキル、Illustratorなどのグラフィックツールの使い方など、レベルや希望職種に合わせて様々なものが用意されています。初心者から上級者まで、幅広く学べる環境が整っています。

そして、そこで学んだ内容は派遣会社が「スキル」として把握し、積極的に求人企業へとアピールしてくれますので、学んだ分だけ時給や仕事内容に反映されます。すぐにキャリアに繋がるので、学ぶモチベーションが持続できるのも嬉しいポイントではないでしょうか?

また、ほとんどの派遣会社ではフィットネスクラブの割引特典や、保養施設の優待特典などを用意しています。ショッピングや旅行が割引になったり、健康診断が無料で受けられたりと特典がいろいろありますので、ぜひ有効に活用してくださいね。

2.スキルアップ次第で高時給、高収入も目指せる!

アルバイトとの大きな違いの2つ目は、派遣のほうが高時給の求人が多いということです。アルバイトの場合は深夜勤務などで1,000円~1,100円前後のところがほとんどですが、派遣の場合は簡単なデータ入力で1,100円~1,200円が多いなど、スタート時点の時給額が大きく違います。

首都圏であれば、一般事務職で1,200円~1,400円前後、少し高度なマクロや関数を使う営業事務で1,300円~1,500円、WEB系など特殊なスキルがあれば、1,600~1,800円、時には2,000円以上というところもあります。

派遣の仕組みとして、スキルを高めていけばいくほど時給があがり、年収も自分であげていくことが可能ということがあります。一箇所で経験を積んだあと、今度はさらにレベルの高い職種へ、とキャリアアップしていけるのが派遣の強みです。

十分な経験とスキルを積んだあとは、同じ職場でさらに時給を上げてもらうもよし、契約更新せずにもっとレベルの高い職場への勤務を希望するもよし、自分で働き方を選べることができます。

また、その後転職を考えた時にも派遣で培ったビジネスマナーやPCスキル、顧客対応経験などは「実務経験あり」として評価されます。事務職に転職したい、事務職としてキャリアを積みたいという方には最適です。

ただし、アルバイトと違って交通費が支給されないところがほとんどなので、自宅からの交通費や一ヶ月の定期代なども事前に調べた上で勤務先を決めることが重要です。

3.憧れの大企業で働ける!

派遣で働く最大のメリットは、いわゆる「大手」と呼ばれる大企業や東証一部上場企業で働けることです。大企業は社員食堂や福利厚生が整っていることが多く、カフェテリアやマッサージチェア、フィットネスジムなどを格安または無料で使用することができます。

オフィスがある場所も丸の内や銀座、渋谷や新宿など主要駅が多く、アクセスしやすく定時後にショッピングなどもしやすいところが多いのも魅力のひとつです。

また、オフィス自体も新しくて綺麗なビルに入っていることが多く、高層階で眺めがいいことも多々あります。駅直結や、ショッピングフロア併設など、毎日の通勤が楽しくなるようなところもあります。

その代わり、大企業ならではの正確さや緻密さ、情報管理の徹底さを求められる部分もありますので、仕事は丁寧に行うように気をつけましょう。また、業務で知り得た情報を家族や恋人などに漏らしたりしないよう、リテラシーを高く持つよう心がけましょう。

4.社員や契約社員として採用されることも!

アルバイトでも長く勤めたりリーダーなどを経験した場合はそのまま社員へと誘われることがありますが、派遣の場合は「紹介予定派遣」という仕組みがあります。

これはある一定期間のみ派遣で働き、その後双方の合意を持って正社員または契約社員として直雇用されることが前提の雇用形態です。大体3ヶ月~6ヶ月程度派遣社員として勤務し、その後は直雇用になることが予め決まっているため、社員登用される確率が非常に高くなります。

そのため選考時点で筆記試験や適性試験などを実施する企業が多く、選考も二次から三次面接まであるなど正社員と同等のスキルや素質を求められることも少なくありません。

しかし、双方に「お試し期間」が設けられているため、その企業のいい面悪い面両方をきちんと見定めた上で社員になれるというメリットがあります。お互いのミスマッチを防ぐ意味でも、選択肢のひとつに取り入れてみてはいかがでしょうか?

5.バイトとの大きな違い「社会保険」完備

派遣の仕組みで最もバイトと違うのは、派遣には「社会保険」が完備なところが多いということ。雇用保険はもちろんのこと、2ヶ月以上の長期継続雇用の場合は健康保険と厚生年金への加入が義務付けられています。

ですので、働いた初日から健康保険が適用され、健康保険証が手元に届くのが大きなメリットです。アルバイトの場合は雇用保険への加入はあっても、社会保険や厚生年金に加入してもらえるところはほとんどありません。

そのため、フリーターの方は自費で国民健康保険に加入し、毎月国に保険料を収めることになります。その所得にもよりますが、国民健康保険料のほうが社会保険より割高になることもあります。

また、万が一病気や怪我をした時の傷病手当金も健康保険から支給されます。もちろん、病気や怪我の程度や症状にもよって支給されないこともありますが、アルバイトの場合は怪我や病気での長期療養は解雇になることが多いので、ここも大きなメリットです。

女性の場合は産休や育休の取得も可能です。もちろん、その時に勤めていた職場からは一旦離れることがありますが、産休や育休を取得後新しい職場でまた働くことができるのも大きな強みです。

ただし、社会保険と厚生年金、雇用保険料が給料から天引きになりますので、その点はよく計算してから希望時給を決めてくださいね。

いかがでしたか?派遣とバイトでは仕組みや働き方が大きく違うことをご理解いただけたでしょうか?まとめると以下の点が大きな違いです。

  • スキルアップできるセミナーやeラーニングがある
  • 保養施設やフィットネスジムを割引価格で使える
  • アルバイトの深夜勤務よりも時給が高いことが多い
  • スキルアップ次第で時給アップが目指せる
  • 憧れの大企業やおしゃれなエリアで働ける
  • 正社員や契約社員への登用が目指せる
  • 社会保険、厚生年金、雇用保険に加入でいる
  • 失業保険や傷病手当金がもらえる
  • 産休、育休の取得も可能!

比べてみるとこのような違いがあります。もちろん、アルバイトにはアルバイトにしかできない働き方、派遣には派遣にしかできない働き方があります。派遣は一般的に副業禁止のため、アルバイトをいくつか掛け持ちしたい方や、将来の夢を叶えたい方には逆に足かせになることもあります。

しかし、派遣で積んだ経験やスキルは確実に「職歴」として評価されるため、今後仕事でキャリアを積んで行こうと考える方や、フリーターからの転身をはかりたい方には選択肢のひとつとしてぜひ検討してほしいと思います。

どちらを選ぶにせよ、スキルやキャリアを身につけられるかどうかは環境ではなくその人の努力次第です。ぜひ、どちらの強みも弱みも理解した上で、一番自分に合う生き方を選んでくださいね。