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志望動機を訊かれたら?答え方で決まる!面接での話し方

志望動機を訊かれたら?~答え方で決まる!面接での話し方~

面接はお見合い

よく言われますが、採用面接はお見合いと同じです。写真や略歴(企業HPや待遇)を見て興味を持ち、お見合い(面接)の場まで漕ぎ着いたのです。しかしまだ、あなたが持ち得た情報は、相手の見た目や経歴(顔や社会的地位)だけです。

相手の中身を知るには、面接は格好の場です。面接は、あなたが評価されるだけでなく、あなたも相手(企業)を評価しなければならないのです。だから、せっかくのお見合い(面接)の場で、相手にどう見られるかばかりを気にしていては、あなたの人生後悔することになります。

相手に気に入られようとすると同時に、あなたは冷静に、相手の良い部分と悪い部分を探すのです。採用面接は、あなたが相手を気に入らなければ、成就すべきではないことを理解してください。面接官だけでなく、受付担当や社内の雰囲気、壁などに掲示されているものすべてをチェックして、その会社が何を重要視しているのかを想像してください。

そして自分に問いかけてください。待遇面以外に「なぜ、この会社に入りたいのか?」と。企業HPや情報サイト、クチコミだけでは、本当のことは分からないのです。

「なぜ、当社で働きたいのですか?」~質問の目的~

これは、面接で必ずされる質問です。このお決まりの質問は、アイスブレイクの時間ではありません。面接官は知りたいのです。あなたを採用した場合、会社にとって、どれだけメリットがあるのかを。

この志望動機を問う質問は、あなたの採用して欲しい!という熱意や、その会社がいかに素晴らしいかを述べる場面ではありません。その会社のゴマすりや、「御社の企業理念に感銘し…」などとホームページをザックリ見ましたアピールも不要です。面接を受ける人間は、企業理念くらい目を通して当たり前です。

あなたは、この質問を上手く利用して、自分を売り込むことだけに集中しなければなりません。面接ですべきことは、あなたを採用すれば会社にとって、どれだけメリットがあるのかをアピールすることです。小さなことで構いません。むしろ大きいことができるというのは、それを証明できない限り、信用できない人間と判断されますので気をつけてください。

自分探しジプシーは要らない

面接をすると、一定数の割合で応募してくるのが自分探しジプシー達です。大学は出たものの、1~3年単位で転職を繰り返している。それも業界、業種を問わず。とにかく、働き方に一貫性がない。しかも、転職する度に収入も会社ランクも下がっている。

そういう履歴の人は、忍耐性がないか、仕事ができないかのどちらかに見られてしまいます。面接の時には、自分探しジプシーと判断されないように気をつけてください。

「恵まれた環境なら頑張りますよ」と言っているも同然!~こんな答えは禁句!

  • 「自分の力を発揮できる居場所を求めています。」
  • 「自分が成長できる会社を求めています。」
  • 「業界トップの御社で力を発揮したいのです。」

会社は、いつどうなるか分かりません。M&Aで急に、待遇も社風も理念も変わることも無いわけではありません。どんな場所でも、どんな状況でも自分で成長しようと努力できる人材を欲しているのです。

話しが長い人は不採用!

面接時間は、それほど長くありません。話す内容が重要ですが、話し方にも注意が必要です。面接はお見合いだと書きましたが、ビジネスの場面であることが前提です。効率的に仕事ができる人は、話し方も短く分かりやすいものです。結論を最初に述べてから、その理由を簡潔に伝えるように、話しの組立を工夫してください。

クドさを際立たせる言葉は使わない!

  • 「といいますのも…」←結論を先に述べたとしても、その後が長ければクドい、話しが長いと印象付ける言葉。
  • 「要するに…」←全く要してない場合が多い。
  • 「逆に言うと…」←一通り話した後、逆に考える必要はないのに、なぜ逆に言うのか。

これらの言葉は使わない方が無難です。話し下手な印象を与えます。考えても見てください。一緒に働く上で、会議中に長々と話されるほど苦痛なことはありません。同僚の時間を奪う人など採用されません。営業担当であれば、顧客にいい印象を与えないでしょう。

ビジネスにおいては、話しが長い人、クドい人はどんな場面でも敬遠されます。そのためにも、簡潔に話すことを心掛けてください。

採用=一緒に働きたいと思われること

では、どうすれば内定をもらえるのでしょう?それは、面接官に一緒に働きたいと思われることです。それには、いくつかの要素が考えられます。一つでも多くの要素を面接官にアピールすることができれば、面接官は「採用」の判断をするでしょう。

  • その職種で活かせるスキル、資質がある。→営業力、マネージメント力、または専門的知識や経験などがあり、即戦力として活躍できる。
  • その企業と相性が良い。→企業理念を理解でき、実行できる。
  • ホスピタリティが高く、同僚など周りのモチベーションが上がるような働きかけができる。→組織力が上がり、利益向上につながる。

面接まで進んだ方、おめでとうございます。あなたは、企業担当者から「会ってみたい」と思われたのです。面接が終わった後、面接官に「一緒に働きたい」と思われるように、自分をしっかりとアピールしてください。