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小売店、卸売商社で働く上で、役にたつ資格はこれ!!

小売店、卸売商社で働く上で、役にたつ資格はこれ!!

卸売商社で働く上で有益な資格と言われて、何が浮かびますか?もちろん世の中にはたくさんの資格があります。その中で卸売商社などで働く上で、これだけは持っていた方が良いと言う資格が存在します。それは、「販売士」の資格です。

持っていなくても仕事はできます。しかし、持っている事でたくさんのメリットがあります。「販売士」の資格とは、どんなしかくでしょうか。そして、メリットはどんなものがあるのでしょうか。

販売士の資格とは?

販売士とは、流通業界における唯一の資格です。現在、急速なIT化や生活スタイルの変化などからも、顧客のニーズは大きく変化し、さらに高度なものを求められる世の中です。そして、それらのニーズは日々変化しています。その中で、顧客にあわせた接客技術や、商品知識をニーズにあわせて提案していかなければなりません。

その提案も、仕入れや販売方法はもちろん、商品の流通から果ては商品開発まで求められる時代になっています。それらを効果的に提案、実践する事が出来る事を示すことができる、唯一無二の資格となります。

また、販売士の資格は、5年毎に更新が必要となります。その際には、講習(通信講座でも可)を受ける必要があります。その為、最低でも5年毎に最新の市場動向、ニーズを学ぶ事ができます。

資格は、内容によって1~3級に分かれています。3級は、接客マナーや販売の技術などの店頭実務に関する知識となります。小売店の店員さんのレベルと考えると良いと思います。2級は、売り場の責任者レベルです。3級の内容に加えて人員指導、育成、店舗を運営していく上での、在庫の管理、仕入れのなども含まれてきます。

そして1級は、それらに加えて店舗マネジメントが含まれます。 店長はもちろんですが、マーケティングや人事、労務なども含めて、経営者レベルの知識が必要とされます。

どんな人達が資格を習得する必要があるのか

基本的にこの資格を一番必要とする人達は、小売店などの店員、店長、経営者です。しかし、そこに出入りする卸売商社の営業マンなどもこの資格を取る事により、店舗が何を必要として、何を求めているかを判断できるようになります。その点からも、卸売業者、メーカーの営業マンもこの資格を持つ事による、メリットは非常に大きいです。

また、小売店に関わらず、接客の知識が関係していますので、飲食業などのサービス業の方も3級程度を持つことによるメリットは、非常に大きいと考えられます。

資格修得に向けての勉強方法について

販売士の資格を取る為の勉強方法は、大きく分けて3つに分かれます。

  • 参考書などを利用しての独学
  • 通信講座を利用しての通信教育
  • 対策講座をの受構
  • それでは、どの方法で勉強すれば良いのでしょうか。販売士には1~3級の等級があります。その等級によって、資格取得の勉強方法は、大きくわかれます。

    3級 はっきり言って、取得はさほど難しくありません。参考書を使用して知識を覚え、過去問題をそれなりの数こなせば、合格する事が出来ると思います。合格率は、年毎にバラつきはありますが、だいたい60%程度です。

    合格率60%であれば40%は落ちるわけですが、実際は学生などが学校の指示で受けていたりします。その為、仕事で使う意識で勉強している人達の合格率は、もっと高いと思います。

    2級 2級から一気に難しくなります。その為、参考書と過去問題程度では、合格は難しいと思います。仕事をしながら、2級に1回で合格したいのであれば、通信教育を受講することをオススメします。私が2級を受験した際は、1年間通信教育を受講し、合格しました。

    通信教育は、毎月課題を提出する形です。合格率は、50%を少し超える位です。しかし、2級となると学生の受験者は、ほとんどいません。ですから、純粋に50%強が合格率となります。

    1級 1級は、さらに難しくなります。2級までとは、別物です。それは、合格率にも現れていて、合格率は20%以下です。1級の合格を目指すには、通信教育に加えて対策講座の受講が必須です。それでも、合格する為にはかなりの努力が必要です。

    資格取得の目的を考えよう

    よく世間では、資格マニアと言われる人達がいます。手当たり次第に資格を取得する人達です。この様な人達は、資格を取得する事が目的であり、取得後に何かをしようとは思っていません。でも、ビジネスで使う為に資格を取ると言うことは、合格するのが目的では無く、取った後にどう使うかが問題となります。

    合格の為だけに表面上だけを覚えても、仕事の現場では必ずボロがでます。顧客が求めているのは、資格を持っている人では無く、その資格の知識を有効に使える人です。あくまでも資格は、あなたの提案した内容などの説得力、信憑性などを高める要素のひとつでしかないのです。

    そこをちゃんと理解した上で、資格の勉強をしないと取得はしたが、結局使えなかったとなってしまいますよ。自分自身が資格の合格自体が欲しいから受験するのか、資格を使いたいから受験するのかを、ちゃんと考えてから資格の勉強を始めましょう。