経営者目線!再就職の面接で経営者を納得させる6つのポイント
新卒の面接と再就職の場合は、会社がその人に対して期待するポイントが違います。新卒の人に対して経営者が期待する点は、その会社の業務に対して適切な学力やスキルを持っているか。
自社の仕事を積極的に覚えようとする熱意があるかなどで即戦力としてはあまり期待していません。しかし再就職の面接となると話が違います。
【経営者が再就職の面接の際に気になる点】
①以前はどんな仕事をしていたのか 経営者は再就職した人に対しては、あくまでも即戦力を期待します。したがって面接に来た人がどんな仕事が出来るのかは気になるところです。
②なぜ前の会社を辞めたいのか これはぜひ理由を聞きたい点です。収入の面なのか、人間関係なのか、本人の性格上の問題なのか、それとも結婚や引越しなどの外的な要因なのかなど。
経営者はその人に対して基本に長期の雇用を望んでいます。なぜなら、いくら即戦力といっても会社にはそれぞれ仕事のやり方があって、それを覚えた頃に辞めてもらっては困ると考えるからです。
③免許は何を持っているか 免許、免許と本人の職に対する能力よりも資格を重視する傾向を批判する向きもありますが、日本は技術職を中心に免許がないと仕事がやりにくい国です。
経営者は面接の際に自社におけるその人の使い所を考えますので、免許の有る無しは興味がある所です。
④印象と人柄 例えば、面接中終始うつむいている、笑わない、質問に対して納得できる答えが返ってこないなどです。
勤務時間は基本的に8時間、寝ている間を除けば1日の半分は会社で働くわけですので社内の雰囲気に溶け込めそうにない人やはり困ります。
【面接時に経営者を納得させるポイント】
①面接時間に遅れない 当然のことなのであまり申し添えることはありませんが、例えば電車の延着などで遅れそうな場合は約束の時間までに必ず一報を入れること。適切な事前連絡はかえって何かあった時の対応力の評価に繋がります。
②男性でも女性でも、ちゃんとフォーマルスーツを着て行く これも当然のことです。最近は社内でもラフな服装が流行していますが、あくまでも面接の場であることを認識して下さい。
③以前勤めた会社や現在勤務中の会社の悪口を言わない 「なぜ前の会社を辞めたいのか」の質問で勤務中の職場や以前辞めた会社の悪口を言うと採用はかなり難しくなります。なぜなら職場の不満や愚痴は当たり前、全て満足して働いている人はたぶん1人もいないでしょう。経営者もそれは十分解っているし、なるべく改善しようと努力しているはずです。 そんな中で愚痴や不満を言うと完全にひかれてしまいますので、あらかじめこの質問に対するポジティブな答えを用意しておくようにしてください。 例えば、「自分のスキルをもっと高く評価してくれる会社を望んでいます」などです。
④自分のこれまでの仕事の実績や経験を明確に話す 冒頭に申し上げたように、経営者は新卒採用の場合は主に時間をかけて育てようと考え合否を決めますが、再就職の場合は優秀な人材を買う感覚で対応してきます。
ですから、自分の仕事の実績や経験を明確に示せるようにしておいてください。対策としては履歴書の他に実績表や経歴書などを一緒に提出しておくことです。
ただし注意していただきたい点は、提出した実績表の数字や営業先の会社名を再度面接の場で質問された場合に決して間違えてはいけません。 会社の業務は、どんな部署に配属になろうと正確な報告や連絡が要求されます。
⑤想定外のいじわるな質問にも慌てない 例えば、面接側からあなたにある質問があったとします。そしてその質問に答えたあなたに対して面接側はこう切り返してきます。
「今のあなたの答えはどうですかねぇ、私はこう考えますがどう思いますか?」などです。これは「圧迫面接」という面接のテクニックで意図的に面接者の慌てそうな質問をぶつけて、その状況にどんな対応ができるか観察するのです。
ただしこの方法は合格の可能性がある人にしか用いられません。もちろん質問の内容があらかじめ解るわけではないので事前の対応策があるわけではありませんが、もしいじわるな質問をされたら、自分に可能性があるということを信じて、冷静に対応するようにして下さい。 ⑥自分の目標や夢を語る 面接の際、会社のために私はこんな貢献ができると思うといったアピールはとても大切なことですが私の個人的な見解を述べると、自分の夢や目標を具体的に人に語れることはとても重要なことだと考えています。