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こう答えればバッチリ!面接の質問に対する返答内容

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入社面接は採用において大きなウェイトを占めます。入社面接においては、その会社に対して働く意欲、協調性、コミュニケーション能力などを持っているかどうかが見られます。数十分の面接でそれらをちゃんと持っているとアピールするためにはどのように対策していけばいいのでしょうか?

面接では色んな質問の内容が飛び交います。志望動機から自己PR、長所、短所、学生時代に取り組んだことなど、それらの質問に答えるとさらに深く突っ込まれます。そこでそれらの質問に対しうまく切り返しが出来るようになるための答え方を紹介していきます。

志望動機に対する答え方

その会社に就職するにあたってまず一番大事な質問です。志望動機をきちんと考えて、説明できる人はあまりいません。まず、就職活動をするにあたって数十社も面接を受けているのにいちいち志望動機を練るというのは困難です。

志望動機を練るに当たってはまず、

  • その分野にどうして興味を持ったのか?(他の分野ではダメなのか)
  • なぜこの会社に就職を考えたのか?(他の会社ではダメなのか)

を明確にしましょう。特に、自分の専攻している分野と異なる分野に志望している場合、なぜ自分の専門分野と異なるところに就職しようとしているのか問われます。例えば、法学系あるいは教育系の学部に進学している人が金融会社を受けたり、理系の学部の人が営業とか外資系産業に面接を受ける場合などです。

自分の専門分野と異なる分野の会社を受ける場合は、興味を持ったきっかけや理由を説明できるようにすべきです。(例えば、学部時代に○○の本を読んで、とか先輩や尊敬できる人に出会ってなど)

また、興味を持った分野に進む理由を説明できるだけではなく、他の分野ではダメな理由も合わせて説明できるようにしましょう。特に、自分の専門分野じゃない分野に進む場合は必要です。

次に、その会社を志望する理由の説明についてですが、尊敬できる人がその会社にいるとか、自分のしたいことがその会社にあるなど、その会社ではないとダメな理由を説明できるようにすることが大切です。その会社での実績や業績、設立するまでの歴史や風土、最近起こった出来事などはあらかじめ知っておく必要があります。

なお、他の分野や会社ではダメな理由を説明する際ですが、興味が無いとかつまらなそう、あるいは待遇が悪そうだからなどというネガティブな理由を説明するのはNGです。例え本当にそうした理由としてもそうしたネガティブな理由ではあなたに対して悪いイメージを持たれがちです。

自分は○○の専門分野に詳しいからこの分野に進みたいとか、他の会社にはないこの分野に惹かれたなどというように積極的な理由でこちらの会社に入りたいといったことが説明できれば良いでしょう。

なお、志望動機の説明ですが、始めから詳しく説明するのではなく、あくまで 始めは抽象的に説明し、詳しく聞かれたら具体的に切り返すのが重要です。

例えば車の製造会社に応募するとき「こちらの会社の志望理由は車の設計に興味があるからです」といっておき、面接官から「どうして車の設計に興味を持ったのか?」「車の設計のどう行ったところに惹かれたか?」などといろんな質問をされますが、それらの質問についてうまく受け答えできるように準備することが大事です。

質問に対する回答は短く簡潔に、そして面接官から2、3回程度は深く質問されることを予想して答えることが重要です。

自己PR

自己PRにおいて大事なことは、自分の特技や経験が今受けている会社に役立つかどうかです。ただ、自分はアルバイト経験があります、サークルをしてきました、などとアピールするだけでは、何のアピールにもなりません。おそらく面接を受けている他の人もアルバイトをしてきましたし、サークル活動には打ち込んできたはずです。

大切なのは、他の人と差違をつけることです。例えば、アルバイトをしてきた場合にしても、そこからいったい何を得てきたのか?また接客とか気を付けてきたことは無いかなど、サークルでは例えばサークルをまとめていくために具体的に何をしてきたかなどを言えなければ駄目です。

そして、そうした経験がこれから入社するであろう会社において一体何の役に立つのかをアピールすることが大切です

例えば、コンビニのアルバイトなどで接客経験が身についたとします。これは、営業において他人に自社の製品に関心を持たせ、購買力を引き出せるのに役立つとか、学生時代によくウケを狙う話が出来たことをアピールするなら、おもしろい企画を生み出せるなどそういった点をアピール出来ると良いでしょう。

また、学生時代に勉強しかしてこなかったという人も、その勉強をアピールするのが重要です。毎日授業には休まず出席し、成績も秀か優でしたというのは、真面目に仕事をコツコツこなせるというアピールにもなります。例え接客が苦手でも事務とか編集、校正作業などにおいて十分に力を発揮することが出来ます。

自分の長所、短所

自分の長所と短所ですが、これらをしっかり説明できるというのは、自分をうまく客観視出来ることのアピールとなります。また長所はその分野に求められている人材にピタリと当てはまっているかどうかを確認してください。

例えば、ゲーム会社やデザイナー、広告業などクリエイティブな業界においては奇抜な発想や面白い発想が出来ることが長所であるほうが望ましいはずです。逆に短所が決まりきったことしか思いつかないのであれば不適です。

接客業においては人柄の良さや明るさといった点を長所にすることが大切です。このように自分の長所を説明する際には(たとえ嘘であっても)その業界にピッタリと当てはまるものでなければいけません。

短所についてですが、基本的にネガティブでしかならないような事をいっても面接官の印象を悪くするだけです。なるべく長所の裏返しになるもの(人柄が良くて積極的におしゃべりできるけど少し話し過ぎるとか注意深く細かいミスがないか気配り出来るけどついミスが無いか確認しすぎてしまうなど)を説明すると良いでしょう。

また一見短所のように見えて実は長所になるとか(つい面白い発想が出てきて吹き出してしまう、心配性で他の人がうまく仕事してくれるのか心配でつい確認しにいってしまう)などをその業界に応じて説明できると良いでしょう。