【これで差が付く！】工場勤務のメリットと志望動機の書き方 - “働く”をもっと楽しく！仕事応援型ウェブマガジンJOBLY [ジョブリー]

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工場の面接の際にいちばん迷うのは志望動機、特に新卒や異業種からの転職の場合は尚更です。それは工場で働いたことのない人にとっては普段の生活から少しかけ離れた存在であるここと、工場内での仕事内容や働くことのメリットが解らないからです。

そこで今回は工場勤務のメリットを理解していただいた上で、それをヒントに「差が付く志望動機の書き方」をご紹介しましょう。

【工場勤務のメリット】

①安定した職場で安心して勤務できる工場勤務の第一のメリットは安定感。将来において安定した生活を望むなら工場は最適です。ただし仕事に関しての新しい挑戦や刺激が少ないことをご理解ください。

②規則正しい生活習慣を強いられ健康になれる

午前７時半、工場内のあちこちでラジオ体操が始まります。その後セクション毎に別れて朝の朝礼。午前８時仕事開始。

一般的な工場の朝の習慣です。もちろん偉い人から臨時作業員まで全員参加が義務付けられています。

そのため遅刻は許されませんし体調不良の日はセクションの職長に申し出なくてはいけません。ですから毎日の規則正しい生活習慣は工場の仕事においては不可欠なのです。

③仕事をするための基本を身につけることが出来る各プロジェクト毎に工程表が作成され、それに従って仕事は進められて行きます。現場監督はその仕事が効率的かつ正確に、しかも期限内に完了できるよう綿密な計画を立て各セクションに指示を出します。

セクションの責任者はその指示を受け、人の割り振りやその日の仕事内容を決めるのが役目です。この仕事の流れは、工場の仕事に限ったことではありません。

綿密な計画の下に確実にかつ正確に仕事を遂行する。工場の仕事は、こんな仕事の基本を真に体で身につけることができます。

④色々な人の生き方を知ることができ視野が広がる工場には色々な立場の人がいます。みなさんが望む正社員の人、派遣社員、臨時作業員、シルバー人材センターから来た初老の人達、そんな立場が違っても社員食堂や休憩室ではみんな一緒です。

ですから、休憩時間にはその立場を超えて色々な話が飛び交います。自分の得意なことや趣味のこと、さらには生活の悩みまで人さまざま。自分が今まで知らなかった話をたくさん聞くことができます。

⑤工場の社会的役割を知る工場は物を作り出す場所。すぐに思い当たるのは、自動車工場や冷蔵庫、エアコンなどの電化製品をつくるライン生産工場などでしょうか。しかし工場で生産されるのはそればかりではありません。

例えば石油精製工場では輸入した原油からガソリンや軽油、灯油などを作り出し、さらに誘導品として、各種プラスチックや合成ゴム、塗装原料などを生産しています。

また水処理プラントでは、下水道からの汚れた水を海に放出できるレベルまできれいにする下水処理場や海水を淡水に変え、「純水」を作り出して薬品工場や飲料水メーカーに出荷しています。

このように工場では普段気付かない所で私達の生活に必要な物を生産し出荷しています。そんな工場の社会的役割を勉強しておくことは、志望動機を書く時に役にたつと思いますし、その工場に対する知識は実際の面接の際に面接官に好印象を与えます。

⑥福利厚生がしっかりしている工場の福利厚生施設で代表的なのは社宅や社員寮。格安の料金で会社によっては全室個室という所もあり志望動機を書くときの有効な材料となります。また通常の休日に加えて、リフレッシュ休暇や介護休暇などを導入している所もありますので事前にチェックしてください。

【志望動機の書き方】

これまで、工場勤務のメリットについてご説明しましたが、志望動機を書くヒントが頭に浮かんできましたか？

ここからは、差が付く志望動機の書き方についてご説明していきましょう。キーワードは「特定する」です。

まずは工場の志望動機によく見られる文例をご覧下さい。

文例１：「私はこれまで町工場で５年間溶接の仕事に携わり、物作りの楽しさを実感しました。これからはさらにスキルの向上を目指し御社プラントの保守、管理にお役に立てればと考えています。」

文例２：「私は物を作ることが大好きで、試行錯誤しながら出来上がっていく過程に魅力を感じています。そこで将来は製造工場で働きたいと考え御社に応募しました。高校時代は３年間野球部に所属し、体力や忍耐力には自信があります。」

解説：前職が同じ業界の方であれば、志望動機は比較的書きやすいですが新卒や異業種からの転職の場合は自分の得意な事をアピールする文面になってしまいます。しかしこれでは、実際の面接の際に「他の工場ではあなたの希望を実現できないのですか？」と突っ込まれそうですね。

そこで差が付く志望動機を書こうと思えば、その職場を特定することが肝心なのです。

文例：「私の将来の希望は安定した生活を営むことです。そんな理由で御社工場の地元に根ざした安定感は私にとって魅力的に感じています。それと、御社の会社概要を拝見し化学薬品工場における社会的役割や地元に貢献される姿勢に感動を覚え、ぜひ会社の一員に加えていただきたいと希望しています。高校３年間野球部で培った体力と忍耐力には自信があります。どうぞよろしくお願いいたします。」

これは例文のひとつに過ぎませんが地方の中堅の工場にとっての大義名分は雇用の創出、地元への貢献です。例文ではその点を取り上げた志望動機を考えてみました。

みなさんも応募される工場の特徴やメリットをよく研究して志望動機の内容を考えてみてください。きっと「差がつく志望動機」を書くことができますよ。