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休み明けにやる気をだして速やかに仕事のペースを取り戻す3つのコツ

社会人になると毎日仕事に追われ、たまの三連休も家族サービスや休み明けの仕事の準備などでゆっくり休むことがなかなかできません。貴重な長期休みはお盆やお正月の限られた機会だけになってしまいます。

そのため、普段なかなかリフレッシュできない心と体を休ませるため、たっぷりと休養をとり……その結果、休み明けに仕事のペースを取り戻すのにとても苦労してしまうということがよくあります。

それを防ぐために「休み中でも普段のペースを守って規則正しく生活します」なんていう人もいます。とても立派ですが、せっかくのお休みくらいは羽を伸ばしたいというのが本音ですよね(笑)

今回は、休み中はきっちり休みながらも、休み明けに速やかに普段の仕事のペースを取り戻せるよう、ほんのちょっとの工夫だけで簡単に仕事モードに頭の切り替えができるような3つのコツをお伝えします。

1. 休みに入る前のことを思い出す

ちょっと思い出してみてください。休み明けに担当する作業が、すべて新しい内容であるという人はどれくらいいるでしょうか。殆どの人の場合は、休み前と休み明けで担当業務は変わりません。休みに入る前に、作業をキリのいいところまで終わらせるということはあるかもしれませんが、休み明けに行う作業は休み前の作業の続きであることが多いでしょう。

そのため、少し休みボケで仕事のことを忘れてしまった頭を仕事モードに切り替えるために、休みに入る前にどんな作業をしていたか思い出してみましょう。既に終わったことですので、厳密に思い出す必要はありません。「たしかこんなことをやっていたな」「取引先の○○さんとメールをしたな」というくらいアバウトなもので十分です。時間にしても1~2分もかければ十分です。

人間は予期していないことを急に言われると対応できないものです。しかし予期しているものに対しては、急に言われてもなんとか対応することが出来ます。休み前の仕事をぼんやりとでも思い出すことで、仕事に対応できるよう脳を準備するのが目的です。

2. 脳内で仕事シミュレーションをしてみる

脳の準備だけでは不安が残るという人は、さらに一歩踏み込んで、初日に実施することになる仕事を想像して、脳内で立ち回りをシミュレーションしてみましょう。「朝こんな作業が振られて、午前中はその作業とあの作業をやって、お昼休みはどこで食べて、午後はあの作業の結果を××部長に報告して……」のように、一日にやると考えられる行動を一通り想像してみるのです。

もちろん、ただの想像にすぎないので、正しいシミュレーションである必要はありません。ここでの目的は、実際に仕事をしている感覚を脳に取り戻すことです。

普段連続して働いているとき、私たちは無意識のうちに「次にどんな作業をするか」「明日はどういう作業を割り振られそうか」ということを考えて作業をしています。それと同じように、「次は何を」「その次は何を」という思考パターンを復活させることで、休み明けとは思えないくらいのパフォーマンスを発揮することが出来るのです。

3. 出勤初日の午前は簡単な作業をしよう

最後に、後々に弾みをつけるためのコツです。出勤初日の午前中、特に最初に行う作業は、なるべく簡単なもの、もしくはあなたが得意としている作業にしてみてください。いくら脳を準備しても、休み明けにはブランクがあります。その状態で難しい作業に取り掛かってしまうと、脳がオーバーヒートしてしまいます。

まずは簡単な作業から取り掛かることで、脳のエンジンをゆっくりかけていくことが必要です。簡単な作業がないという場合は、休みの間にたまっているメールをチェックしたり、パソコンのアップデートを行ったりしましょう(これらの作業はどちらにせよやらなければならない作業です)。そして、ギアを一速から二速、二速から三速へ入れていくように、午後に向けて徐々に脳を覚醒させていきましょう。

いかがでしたでしょうか。休みボケを防止するために、休みの最終日は家で仕事をするなんてことをしなくても、わずか数分の想像と作業の順番の調整だけで簡単に脳を切り替えることが出来るとなれば、貴重な長期休みには仕事のことなんてすっぱり忘れてしまってもいいかもしれませんね(笑)