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手書きの履歴書こそが転職の最大の武器になる理由

転職の場合でも履歴書は必ず必要となります。むしろ、転職の時の方が履歴書の大事性か高まると言っても良いでしょう。そして、手書きで書く事が最大の武器になるのはなぜなのでしょうか。

転職者の履歴書

履歴書としてみる視点は新卒でも転職でも基本は同じと言えるでしょう。しかし、転職者の場合は見る目がさらに上がって見られてしまう事は否めない事実です。なぜなら、「既に社会人としての経験がある。」という視点が加算されているからです。

社会人として経験があると言う事は、常識を弁えていると考えると考えられます。すなわち、履歴書に書かれている内容も一般社会の通念を理解した上で書かれていると考えるのです。その為、同じ間違いであっても新卒者の場合とは比較にならない減点対象となります。

そういった事実から減点を招かない方法としてPCで作成した履歴書が多くなりつつあります。確かに、一度完全な物を作成しておけば後はプリントアウトするだけで事は足りるのですから便利ではあります。

しかし、見る方としてはPCで作成してある=PCのスキルがあるなどとは見てくれません。そう見てくれた時代は20年も前に終わっているのです。ネット応募で指定されているフォーマットを使用する場合以外では全く無意味になりました。やはり、手書きに勝るものはないのです。

なぜ、手書き

手書きとなると同時に複数を作成する事は不可能です。又、しっかりとした物を書こうとすれば最低でも15分程度は必要でしょう。更に、書き損じなどの発生してしまいます。そう考えると、1枚の履歴書を書くのに30分~1時間が必要となります。

いわば、それだけの時間を割けている事が熱意とも取れるのです。そして、喫茶店でそそくさと書いたり、仕事中に隠れて書いたりするなど落ち着いた場所で書かないと字体がおかしくなってしまいます。キチンとした物が書けていると言う事は、自宅などで落ち着いて書けている(=家族も承諾している)などの見えない状況も肯定的と見られるのです。

又、ビジネスの現場で鍛えられている文字には力が感じられます。試しに、数年前の自筆のものがあれば、今のあなたの今の字体と比べてみてください。年期が入ったというか、少しずつ落ち着きと渋みを感じられるようになっている筈です。

人事の担当や相応の歳になった方は文字を見てある程度までその人を判断できる方が多くいます。下手な字でも良いのです。落ち着いて丁寧にかいたものの重みはPCで作成されたものの比較ではありません。

さらにポイントアップを

さて、いよいよ手書きで履歴書を書く事となったら次は履歴書を選びます。文房具店で売っているからそれでいいんじゃないか。そう思われましたか?履歴書の右側にある欄に注意してください。

「得意な学科・好きな学科」などの「学科」を書く為の欄があるものは、学生のアルバイト、もしくは新卒者用のものです。又、100均でも売ってはいますがこれは避けましょう。人事担当はすぐに気付きます。自分の会社に提出された履歴書が100均のものだったら誰だって良い気はしませんよね。

次に気をつけたいのが、筆記具です。よく、「黒ないし青で書く事。」と言われますが、やはり基本は黒です。20代30代までは普通のボールペンでもよいのですが、40代以降であれば是非「万年筆」を使って下さい。勿論、20代の方でも大丈夫です。この時、使い捨てのプラスチック製ではない筆記具メーカーのものをお勧めします。やはり、良いメーカーのものは、インクの色が重いのです。

このように転職の時の履歴書は手書きで、落ち着いた場所で心も落ち着けて書く事。そして、筆記具にも気を使って書くと見る目が変わります。そう、これが最大の武器になる理由なのです。