• RSS

情報交換に効果アリ。ランチミーティングを企画してみない?

ここ数年のブームに乗って女子会はすっかり定着したようです。評判のカフェやレストランで楽しい時間を過ごすのもいいですが、もし職場仲間の交流のために場を設けるのであれば、たまにはお昼休みのランチミーティングを開いてみませんか?

まずは企画してみよう

ランチというからには、開催時間は昼休みです。まずは昼休みに交流目的で会議室を使用できるかどうか、上司と管理部署に確認しましょう。

上司の理解が得られれば、会議室の利用目的が制限されている会社でも管理部署に話を通してくれる可能性があります。もし不可能な場合は、社員食堂やカフェテリアなどの一角を予約させてもらえるよう交渉するのもひとつの手段です。

ミーティングという観点からも、テーマを設定することをオススメします。たとえば『社内システム』をテーマにしたとすると、日常作業で使いにくいところや、こんな機能があればいいといった希望を出してもらいます。

意見が出尽くしたら、次はそれを自分たちの工夫で改善するにはどうしたら良いか、追加システムであればその目的や簡単な使用手順などの案を持ち寄ります。最終的にはこれをまとめ、改善提案などの社内意見として提出することで、ひとつのテーマが完了するというわけです。

進行と記録役は持ち回りで進めるのが理想的です。もちろん最初の数回は言いだしっぺがそれを買って出るほうが良いのですが、慣れてきたら進行と記録する役目は持ち回りで行うようにしたほうがモチベーションが上がり、良いミーティングになっていきます。

最初は嫌がる人もあるかもしれませんが、テーマを最後まで完結させることで達成感を味わえば、次はさらに良い結果をと望むのが人間というものです。ひとつのテーマが終わったら、ミーティングの最後に次回のテーマを決めておきましょう。

準備するのは各自のお弁当と飲み物だけで大丈夫です。たまにはお土産菓子などを出すのも良いかもしれませんが、経験上おやつの持ち寄りが根付いてしまうと、ただのお喋り会議で終わってしまうことが多いように思います。

筆者が企画していたランチミーティングでは、毎週水曜日のお昼休みに実施、月に一度だけ社員食堂からのケータリングを利用していました。ケータリングは準備や片付けに時間がかかるため、この時はテーマの掘り下げではなく、前回のテーマのまとめ報告や会社からのフィードバック報告などを行っていました。

ランチミーティングの利点

ランチミーティングの一番の利点は、頭が仕事モードになっているということです。就業時間内に行うことで自然と背筋が伸びた会になります。寸前まで業務を行っていたことから、意見や提案も出やすい環境にあると言えます。

また、お酒が入らないことも利点のひとつです。夜や休日に集まる会では、アルコールが入ることも少なくありません。お酒をいただくと人はどうしても少し興奮気味になるため、普段我慢している愚痴が溢れだして止まらないといった結果で終わってしまうという話もよく聞かれます。

そうなると、翌日職場で顔を合わせても、なんだかバツが悪くなってしまうこともあるでしょう。会議室などで行うランチミーティングでは、多少の愚痴をこぼすことがあったとしても、そう羽目を外すようなことにはなりませんね。

まとめたテーマから社内システムが使いやすく変更されたり、新製品の新たな発想が生まれるなど、ランチミーティングの可能性はなかなか奥深いものがあるのです。

案ずるより産むがやすし。頭で考えているだけでは難しそうに思えますが、企画してみれば人は意外に集まってくるものです。アナタも一度、お弁当を持ち寄っての簡単なランチミーティングを提案することから始めてみませんか?