これって有利な資格?就職に有利な資格とあまり意味のない資格の違い
あなたは、資格についてどんなイメージを持っていますか?「資格はあるほうが便利だ」「資格を持っているほうが信頼される」そういった色々なイメージがあると思います。
仕事によっては持っていないと出来ない必須の資格もあり、どれだけ沢山資格を持っていたとしても、それがないと出来ない仕事というのもあります。では、どんな資格が就職に有利な資格で、どんな資格があまり意味を持たない資格になるのでしょうか。
沢山資格を持っていたほうが有利?
「資格はなるべく沢山持っていたほうがいい」そんなイメージを持っている人もいると思います。確かに色々な資格を持っていたほうが、いざという時に便利な気がします。実際、急に違う仕事をしないといけなくなった時など便利でしょう。
ただ、沢山資格を持っているからといって、それを全ての人が活かしているかといえばどうでしょうか。もちろん中には沢山資格を持っていることが信頼される証になっている人もいて、そういう人は資格の使い方が上手いといえるでしょう。
ただ、見る人によってはあまり関連性のない資格を沢山持っている人は、それだけ1つのことに意識を向けられない人だと思われる可能性もあります。もちろん理由を説明して信頼されることも出来るでしょう。
例えば、何らかの資格を1つか2つだけ持っていたとしても、その道で何年何十年も活動して腕も確かなら、やはりその道の人からは信頼されるでしょう。逆に関連のない資格を10個も20個も持っていても、腕があまりよくない人は、目が移ろいやすいとみられるかもしれません。
あまり意味の無い資格はあるのか?
確かに資格という面から見れば、仕事にほとんど関係のない資格なら意味がないと感じるかもしれません。ですが、資格によっては持っているだけで信頼されるような資格もあります。
時間やお金、労力がかかってようやく取れる資格を持っていれば、例え全く仕事に関係のない資格でも、それだけガッツのある人、それだけ1つのことに集中出来る人、結果を出せる人として信頼される可能性もあります。
ただ、誰でもすぐに取れる資格、民間でちょっとお金を払えばすぐに取れる資格など、ちょっと興味本位で取ってみたような資格であれば、高い効果は期待出来ないかもしれません。
ただ、資格を取ることは、やはり主体的に行動した結果得られるイメージが強いので、あまり効果が見込めないものでも、持っていれば「そんな資格持ってるんだ!」と興味を持ってもらったり、信頼度を高めることが出来るかもしれません。
就職率を高めるには資格と何が必要?
専門学校や大学で、入学した人が同じように色々な資格を取って就職に望むことがあります。ただ、同じ資格を持っているのに採用される人されない人にはどういった違いがあるのでしょうか。
仕事によっては年齢制限、性別制限といった、何歳以上は働けません、男性もしくは女性は働けませんといった仕事もあります。そうした制限がない仕事で採用される可能性が高い人のに共通する1つの要素は、その仕事への熱意などがあるといえます。
色々な社長に話を聞いたある調査では、「その仕事がどうしてもやりたいから、結果を出すまで無休でいいのでやらせてください」という人がいたとしたら、仕事をやらせてみたい?と聞かれて、社長のほぼ8割は手を挙げたそうです。
また、そうした組織ではなくても、やはり採用する側からすれば「仕事ないからとりあえず面接に来ました」という人よりも、その仕事が好きだ、その仕事がやってみたい、その仕事なら熱心に取り組めるといった人を採用したいのではないでしょうか。
場合によっては、その資格がないと出来ない仕事でも、その仕事に対する熱意があれば資格取得まで見据えて採用してくれるところもあるかもしれません。採用に柔軟な企業などは、そういった見方をしてくれるところもあります。
「資格によっては何年もかけないとその仕事が出来ない、でも今すぐやりたい」そんな思いがある人も、色々と探してみれば資格がなくても同じようなことが出来るところ、資格取得まで見てくれて採用してくれるところが見つかるかもしれません。