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どうにも出来ない職場の同僚にイライラしてしまった時の精神安定術

どこの職場にも「ちょっと困った」同僚はいるものです。職場の人間関係やマネジメントのハウツー本などには、そのような困った同僚に対して「接し方を変えてみましょう」「考え方を変えてみましょう」「相手のいいところを見つけましょう」など、様々な工夫が書かれています。

しかし、どれだけこちらが工夫をしても、「こちらがこんなに気を使っているのに」と余計にイライラしてしまうような、全くどうにもできないどうしようもない人というのも存在します。

そのような人相手にイライラするだけ、あなたのカルシウムの無駄です。今回の記事では、お上品なハウツー本には決して書かれていない、イライラを抑える方法を3つほどご紹介します。

1. 思い切り相手をののしってみよう!

「私が悪かったのかもしれないし」「相手にももっともな言い分があるかもしれないし」なんて遠慮は不要です。悪いのは相手、正しいのは私と決めつけて、心の中にたまったうっぷんを全て出し切ってみましょう。

ただし、直接相手をののしってはいけません。場合によっては名誉棄損になってしまいます。また、同僚の誰かに向かって「あの人は本当にダメだ!」などと文句を言うのもやめましょう。

あなたの迫力で同僚が引いてしまうかもしれませんし、そんな同僚の反応を見たら「本当に言いたい文句」を言い切れないまま、無理やり怒りの矛先を収めることになりかねません。カラオケルームや誰もいない自分の部屋などに閉じこもり、壁に向かって思い切り本音をぶちまけましょう。

2. とにかく相手を見下してみよう!

相手は馬鹿なんです、愚かなんです。だから、優秀な私の言うことを理解できないし、同じ失敗を繰り返すのです。相手にイライラするのは簡単ですが、ここは優秀な私が一つ大人になって許してやりましょう。

馬鹿な相手に、手に余るような作業を割り振った私や上司が間抜けだったのです。今度からは、馬鹿でもできるような簡単な作業だけ任せるようにして、つまらない作業を淡々とこなしてもらうだけにしましょう。

普段私たちが意識するのは、考え方などの違いはあっても、相手は人間として対等だということです。しかし、対等(同じ立場)だと思うからこそ、相手に自分と同じだけのことを期待してしまいます。

相手を一段下に見ることで、できなくてもしょうがないと諦める気持ちになれます。むしろ相手を憐れむ余裕さえ生まれるかもしれません。もちろん、社会的に見て、誰かを見下すというのは非常に失礼な行為です。思っていることが表情に出ないよう気を付けてください。

3. どんな小さな相手のマイナスポイントも詳細に数え上げよう!

奥さんの浮気を知ってショックを受けていた旦那さんが、弁護士からのアドバイスで浮気の証拠を集めるようになると、あれほどショックだった浮気相手からの(ものと思われる)メールや電話をわくわく歓迎するようになることがあるといいます。

浮気されているというマイナスの事実に変わりはないのですが、その証拠を集めていくことで自分が得ることのできる慰謝料が増え、社会的にも明確に相手が悪いと訴えることが出来るということが、自分自身を守る快楽となって、つらいはずの「浮気の証拠」を「歓迎すべきもの」に変えていくのだそうです。

仕事でも同じこと。いずれ相手を職場から排除するために、そしてその時に「相手が排除されるのは相手自身がこんなにダメだからですよ」と証明するために、相手のマイナス点を集めているのだと思いましょう。

これもできない、それもできない、あんな問題も起こした……というマイナス点をためておき、いざというときにそれを突きつけるのです。それにより、相手が自分の目の前から永遠に消えてくれるかもしれません。

ただし、それらを突きつけるタイミングを間違えると「自分の仕事をちゃんとしないで相手のあら捜しばかりしているチクリ魔」という情けない評価を受けてしまうかもしれません。タイミングは慎重に検討しましょう。

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した「上から目線」は、あくまでも「何を試しても本当にどうにもできなかった最悪の同僚」に対して自分の精神を平静に保つための工夫です。

いろいろ試してみて、それでも歩み寄る余地なしと判断した時、このままではストレスがたまっておかしくなってしまうというような時、これらの思い切った「私は悪くない、相手が悪い」という考え方を使ってみてください。

単にちょっと意見が合わない程度の相手にこういう態度をとり続けてしまうと、実は客観的に見たときにはあなたにも非があるかもしれず、場合によってはあなたの評判を落としてしまうことにもなりかねません。

世の中のほとんどのことは「どちらか一方だけが悪いということはありえない」ということを忘れずに、それでもどうしようもないときにはコッソリ試してみてください。