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辞めてやる!でも本当に退職するの?失敗しない転職タイミングは?

入社した時、誰も「辞める」事を前提には入社しませんよね?でも、勤めていると色んな事があります。どんな時に辞めたい、という気持ちになるのでしょうか?

厳しい上司、ソリの会わない同僚、職位が後輩に抜かれるといった様な人間関係。営業成績が上手く上がらない、大変な失敗をしてしまった、配置された部署の仕事が合わないといった業務上の関係。自分が思っている程評価されない、今後給与が上がりそうにないといった賃金に関する不満。

残るべきか?去って新しい職場を求めるべきか?

転職する時は誰もが悩みます。そんな時、自分に問いかける必要があります。「人間関係」「業務上の関係」「賃金の不満」に分けてチェックしてみましょう。

人間関係:感情で『辞めたい』と思っていませんか?

筆者が採用担当をしていた時、退社理由の最も多かったのが「職場での人間関係」でした。

会社は人が集まって仕事をする場所です。他人が集まっているので価値観も千差万別。一時的な感情で退職の決意をする事はとても危険です。

なぜなら、転職の就職活動をする際に「退職理由」は必ず求められます。ネガティブな感情で退社した人は決して十分な退職理由を説明できないでしょうし、説明できたとしても面接官は察知します。

業務上の関係:自分は本当に力を出し切っていますか?

長い会社勤めの期間では、ほんの一時的な事です。筆者が業務実績が上がらない時に、上司に言われた言葉があります。

「がんばらなくていい。結果を出してくれるだけでいいんだ。」

この言葉を見て、厳しい言葉と捉えるか?優しい言葉と捉えるか?当時の筆者は、優しい言葉として捉えました。結果を出す為の知恵と工夫を始めたのです。厳しい言葉として捉えた人は、結果が出せない事を怖がっている心がそう思わせるのです。

転職とは、自分自身をステップアップさせる事でもあるのです。ネガティブな心を、ポジティブになる様に結果を出し、自分に自信を持たせてから退社を決意しましょう。

賃金の不満:自分の評価はどうでしょうか?

賃金の不満も退社理由に挙げられる大きなひとつです。アベノミクス景気対策による物価の上昇、4月からはじまる消費税の増率、また不透明な景気などお金にまつわる不安は会社に不満がなくとも感じます。ただ、このお金にまつわる不安はどの会社にいてもついてまわりますが・・・

ここでは社内評価に関してお話する事とします。「評価=給与」。私たちはこの為に働いているといってもいいでしょう。給与の未払いがあるなら、すぐにでも退社する方がいいですがそうでない場合、落ち着いて退社を考える必要があります。しかも、この問題は「他人」に聞きづらい問題ですね。

同じ立場の同じ職種で働いている5人程度の人物をピックアップします。そして、客観的に5人の評価をしてみましょう。業務態度はどうなのか?業務実績はどうなのか?業務スピードは?明らかに自分が不利益と感じた場合は、上司にそれとなく評価を問い合わせてもいいでしょう。退職の決意はそれからでも遅くありません。

転職は自分が自信に満ち溢れている時にする

ネガティブな気持ちで退社し、転職活動をしても結果はあまりよくありません。その理由は、面接でどうしてもネガティブな印象を持たれてしまい、入社したい会社がなかなか採用してくれないからです。

結局「妥協」した入社しやすい会社に入り、わずかな期間で退社するケースとなる、負のスパイラルに陥ります。入社しやすい会社は、つまり辞める人が多い会社なのです。

転職は自身のステップアップです。企業が「欲しい」と思える人材になっておく必要があるのです。 自分が自信に満ち溢れている時ならば、退社理由も面接官が納得する理由が言える事でしょう。明るい転職活動をしようじゃありませんか。