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辞めたいと呟く前に!仕事の暇な時間に資格勉強【漢字検定ほか】

パソコン関係以外の資格についても、いくつかご紹介します。

福祉住環境コーディネータ

ワープロなどと違って初回からいきなり1級を受験できたりはしないのですが、何事も実務経験重視とされる福祉関係の資格のうち、特別な受験資格がないのが福祉住環境コーディネータです。

この資格は、高齢者や障がいのある方々の住環境に、バリアフリーや車椅子の回転幅など不自由をきたさないようなアドバイスをするための資格です。福祉の現場のみならず、建築業界や身近な方々の家庭など、活用範囲がとても幅広いのが特徴です。

出題範囲も、福祉の歴史や用語、自助具等のサイズや必要な可動範囲など、建築関係に関する簡単な知識まで多面にわたっています。わたしは市販の過去問集を使い、学生のようにノートに書きまとめる方法で、日に30分ほどの時間を使って3ヶ月で3級の資格を取得しました。

自宅介護を行いながらでしたが、生活に支障をきたすことはありませんでした。

漢字検定

世間は美文字ブームですが、それもこれも漢字を知らないではオハナシになりませんよね。漢字検定はどのような業種であっても、持っていて損をする検定ではありません。検定段階も10級から1級まで、とくに2級以上は間に準級が設けられており、レベルが小刻みに選べます。

ただし、3級は中学校卒業レベルの設定ですので、社会人であれば最低でも準2級くらいから受けられることをオススメします。

準2級は約2000文字の常用漢字から出題されます。単純な熟語の読み書きだけでなく、文章内に使う漢字を適切に選んで使うといった出題もあります。2級はすべての常用漢字が出題範囲です。誤字を見つけて訂正するといった出題もあります。

準1級以上は、常用漢字のみならず、JISの一定水準以上から出題されます。また、試験会場も限定されています。対義語や類義語、四字熟語の範囲が多くなるのはこのレベルからです。

一気に勉強して覚えることができないぶん、通勤時間や昼休みにテキストを読む、解くなど、毎日の積み重ねが有効です。国語が好きだった、得意だった、漢字パズルが好きといった人であれば、受けてみる価値があります。前後文から解答を予測するといった、勉強で得られる知識以外の適性もかなり役に立つでしょう。

カラーコーディネータ

もしアナタが他人の目が気になるとか、カワイイに興味があるとか、事務職であっても特別なスキルで人に差を付けたいと目論んでいるとしたら、この検定はぴったりかもしれません。

色彩に関わる知識を持っていれば、その活用範囲は無限大と言っても過言ではありません。自分の肌や表情を引き立てる色を知っていれば、日々のビジネスシーンやここ一番の合コンでも周りに大きく差を空けることができます。

洋服と小物を合わせるセンスにも一回り幅が膨らみますし、上司から頼まれたプレゼン資料の仕上がりも、色彩のバランスと効果を知った人が作るのとそうでない資料とでは、その差は天と地ほども広がるでしょう。

照明やデスク・椅子の色合いを効果的にアドバイスできるといった一見小さなスキルでも、ひいては会社の利益を間接的にアップすることができる可能性を秘めているのです。デザイン関係でもない限り趣味の資格でしかないように見えて、じつは業務や生活などあらゆるシーンで大いに役立つ知識です。

カラーコーディネータ3級はそれほど難しくありません。3級受験用のテキストを自宅で日に2時間程度勉強すれば、半年ほどで資格取得に対応可能だと言われています。

ほかにも、独学での資格取得は、調べてみるほど奥が深いものです。毎日が退屈に感じたら、会社を辞めるなんて言う前に、何かの資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。意外に日々の生活のモチベーションも上がってくるものですよ。