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転職先決定前の退職は不利なの?転職者を襲う危険な空白期間の実態!

退職から転職までに仕事のブランクがあると、就職に不利になると言われていますが、それって本当なのでしょうか。転職活動に専念したいけど、仕事との両立はとても難しく、退社を余儀なくされる方も少なくありません。

しかし、前述した噂が本当ならば、転職のために仕事をやめるわけにはいかないと、退職に二の足を踏んでしまうことも。ただ、中途採用に必要とされるスキルアップのためには、1年間集中して専門学校にも通いたい、別の経験を積みたいという方もいることでしょう。

ここでは、なぜ退職から転職までに空白の期間があると就職にマイナスとなるのか、その真実に迫ってみました。その意味を理解することで、退職から転職までに発生するブランクがあっても不利になることはありませんので、参考にしてください。

退職から転職までに発生す空白の期間をどう感じる?

次の仕事もはっきりと決まっていないのに、安易に退職をしたのは、キャリアプランやリスクを回避する能力が欠落していると判断されます。また、もしかすると色々な会社で採用を見送られているのではないか、どこかに問題がある人材なのではないかと判断されるケースも少なくありません。

必ずしもすべての採用担当者がそう感じるとはいいませんが、このような偏見を持つ人がいてもおかしくはありません。これらの回避するためには、退職から転職までに発生する空白の期間に対するネガティブなイメージを払拭することです。

空白期間の理由を具体的に説明しよう

空白の期間があるとついつい、私はダメな人間だと後ろ向きな気持になることもあるでしょう。その結果、自分でも気がつかない間に、暗く、人生のどん底に落とされているような雰囲気を漂わせていることも・・・。それでは当然転職に失敗する確率が高くなりますので、空白の期間があっても、それを十分説明できるくらいの準備をしましょう。

例えば、資格取得のために勉強に専念していました。でもその間、社会人としての姿勢も忘れないために、アルバイトを続けたり、ボランティアなどにも参加しました等、自分自身が納得するくらいの充実した転職活動期間を過ごすことがポイントです。

前職が忙しく、なかなか休みが取れなかったため、この際、思い切って1年という期間を使って世界一周旅行をしました、でも悪くはありませんよね。仕事における空白期間があったにせよ、自分が納得して作った空白期間ならば、それを採用担当者にも堂々と説明できるはずです。

必要な空白期間であった、そう説明できれば、問題ありません。ただ、その期間に行った活動は、すべて転職に活かせる必要なことであったと繋げることも転職成功のカギです。

資格取得のための空白期間は要注意!?

ここで注意をしたいのが、資格を取得するために、転職先が決まる前に、退職すること。資格の種類によっては、取得までに1年から2年必要な場合もあります。

場合によっては、それだけの時間を費やしても資格が取得できなかったという事態に陥ることは珍しくありません。資格取得のために退職したのに、一向に取得できないという焦りから、ミスを犯してしまうことも多々発生します。

また採用担当者から見ると、資格取得のために2年も無職の期間を作ったのに、遊んでただけなんじゃないの?と思われる危険性も・・・。さらに2年というブランクを作って、やっと手にした資格で、転職活動を行っても、それがそのときのニーズにマッチしていない、必要とされる資格ではなくなっているというリスクもあります。

難易度の高い資格であればあるほど、取得までにある程度の期間を要する可能性も視野に入れ、退職と転職までの計画を具体的にかつ綿密に行うようにしましょう。

ちなみに・・・どんな理由であれ1社3年は続けるべし!

転職をしたい、そのためには資格やその他の経験が必要、だからこそ転職先が決まる前にまずは退社と考える人は多いようですが、ただ、いずれにせよ、転職を有利にするには、同じ職場を最低でも3年間は経験を積むことも重要なポイントです。

個々の能力、価値観によって様々ですが、同一の会社に最低でも3年は在籍しなければ、本当の意味での仕事の良さや悪さを見ることはできないはず。それが多くの経営者の考えるところだと言われています。

また短期間ですぐ仕事を変えてしまう人は、忍耐力がないと判断する人事担当者も未だ多いのも事実ですから、どんな理由があるにせよ、とりあえず3年を目安に辛抱することも、社会人成長の一貫、そして転職成功のポイントと前向きにとらえ、何事も経験を積むようにしてください。