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会社で働く理由がなく、志望動機に悩む人の助けになる5つの要素

会社で働く事を突き詰めると、自分と言うものが希薄になってきます。本来組織で働くとはそういったものであり、その環境や状況の中で自分をどう捉えるのか実際に働いていく中で考えていくものなのですが、働く前の不安な時期に考えるとどうしてもマイナスの面ばかりが見えてきてしまうものです。

例えば典型的に考えてしまうのが、「お金の為に働く」です。滅私奉公とまではいきませんが、会社で働く事は自分よりも他人を優先させる事と同義で、そこまでしてお金の為に働くのかと言う疑問を持ってしまう訳です。こうなってしまうと、働く理由どころか働く意欲そのものが沸かなくなってしまいます。

志望動機はその企業で働きたいと思った理由ですが、働くこと自体に疑問を持ってしまうといくら考えても答えは出てきません。そこで、まず働く事について理解を深める必要があります。

会社で働く事は確かにお金を得る為ですし、個人より会社を優先する側面もあります。ただそれだけではない側面もちゃんとあるのです。

他人と接する機会が多い

会社で働くと言うことは、多くの他人と接する事を意味します。人嫌いの人には辛いでしょうが、仕事をする事で人と触れ合う事は絶対です。その中で、マナーや礼儀、気遣いや言葉遣い、コミュニケーションや様々な対人スキルを身に付けて行きます。

好きなように生きたい、自由でいたいと考えることもあると思いますが、他人を意識するからこそ自分を律する事ができるのもまた事実です。人間的な内面の向上を仕事に求める人も少なくありません。そしてそれを可能にするのが他人と接する事であり、会社と言う組織はそういった環境なのです。

無知の知を知る事が出来る

無知の知とはソクラテスの言葉ですが、ようは自分が無知であると認める事です。会社の中には常に自分より優れた人がいます。働くからには商品であったりサービスであったり、お客様に何かを提供し対価を受け取ります。それらを自分より高いレベルでこなす人を見る事で、自分の力不足を把握し自分を向上させるきっかけになります。

時には自分のほうが優れていると錯覚してしまう事があるかもしれませんが、会社内だけではなく取引先や営業先の会社でそういった人材は履いて捨てるほどいますので、物事を知らないと感じる瞬間はとても多い事でしょう。

だからこそ、それに対応していく事で自ずと成長していける訳です。会社で働く理由に自己成長を含める事はよくある事です。

人脈を得られる

人脈と言うとどんなイメージでしょうか?人脈=お金となぜか世間では認識されていますが、ここで話しているのはそういったイメージとは違います。

例えば仕事で悩んで苦しんでいる時、相談に乗ってくれる人や実際にアドバイスしてくれる人など同僚ならば可能でしょう。また会社以外の場でも交流をきっかけに多くの人と繋がりを持つ事ができます。

相談できる相手や切磋琢磨できる相手が出来れば仕事に張りが出て効率が上がり、さらに仕事をする事が出来ます。仕事以外でも、遊んだり、交際したり、結婚したりと人生そのものの付き合いをしていける訳です。

この人との繋がりこそ、本来の人脈なのです。会社で働く事でそういった機会が増え、自分自身の人脈が構築していける訳です。

ストレス耐性や忍耐力がつく

仕事には理不尽が付きものです。コレだけ見ると会社で働きたくない理由になってしまいますが、仕事だけではなく人生を生きていく上でも理不尽は付きものです。これは、大なり小なり違いはありますが、ストレスに晒される事を意味しています。会社で働く事は確かに他人の為に行う側面がある為、相手の要求に答えなくてはなりません。

しかしそういった要求を呑む事で、自分の感情と向き合いコントロールする術を次第に身に付けて行きます。また苦しい時や悩んでいる時など、その出来事に立ち向かう力を培っていける訳です。

会社で働く事は忍耐力を自然と身に付けさせてくれるだけではなく、生きる力も同時に育んでくれる場なのです。

自由と責任を肌で感じる

会社で働くと税金や契約、法律などの社会的ルールと言う責任を意識せざる得なくなります。また納期や売り上げ、営業成績や経費など身近な部分でも責任を感じるようになります。この社会的責任を意識し全うしていく事は大変困難ですが、会社で働くとコレらを自然に行う事ができます。

また社会的責任を遵守しているからこそ、休日など自由を謳歌できる訳です。会社で働く事は確かにプラスばかりではありません。しかし、抑圧されたり悩んだりする環境に敢えて身を置く事で成長する一助になる事は疑いようのない事実です。

お金の為ではなく、自分の成長に一度目を向け働く理由をもう一度見直してみて下さい。