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転職の明暗を左右する!?退職タイミング4つのテクニック

「こんな会社辞めてやるっ」と、上司の机の上にバーンっと退職願だけを残し、次の日から出勤しない・・・。なんてドラマのようなことは絶対にありえない。もしも、そんな退職の仕方を実行した人がいるならば、残念ながら、転職先を決めることはとても難しいでしょう。

退職の仕方一つで、将来成功しているか、それとも後悔しているか、大きく影響されますので、一時的な感情だけで退職をしないよう注意をしてください。

転職成功の秘訣は、転職先のことだけを考えるのではなく、在職中の職場最優先で行動すること。退職のその日まで、給料は受け取るのですから、社会人としての最低限のマナーとここまで雇ってくれたという感謝の意をこめて、転職活動を行うようにしてください。

最高の退職と気持のよい転職活動を行うために、どうしたらいいのかまとめていますので、その方法をおさえておくといいでしょう。

退職テクニック1・一番最初に誰に話す?

最初に退職の意思を口にするのは、友人でも彼女でも、そして話のしやすい経理のおばちゃんでもありません。まずは、直属の上司にその意志をしっかりと伝えることが重要。この順番を誤ってしまうと、退職までの間、肩身の狭い思いをするだけでなく、執拗な嫌がらせを受ける危険性も・・・。

特に女性上司や、女性ばかりの職場は要注意です。なぜなら、上司の耳に、退職者本人以外からその噂が入ってしまうと、そのことを快く思わない場合も少なくありません。

大切で大変デリケートなことですから、話す順番はよく考えるようにしましょう。口の軽そうな同僚に相談するのは後回しにし、どんなに嫌いな上司であっても、その意志を一番に告げるのは、直属の上司であるそれが円満退社の秘訣です。

上司に退社の意志を告げると、その後は、退職日や後任のこと、引継ぎなどのやるべきことがトントンと決定するでしょう。

退職テクニック2・理由って?

会社の不平不満をぶちまけることも時には必要なことかもしれませんが、円満退社にしたいならば、個人的な理由を話すのがベストです。転職するのですから、現状に対し、何かしら不満を抱えているのは、上司とて承知の上。

しかし、だからといって不平不満をダラダラと話してしまえば、円満退社の道が遠ざかるところか、あなたに対するこれまでの評価もガタ落ち。せっかく築き上げたこれまでの努力や成果もすべてこの一瞬でダメにしてしまうリスクもありますので、極力社に対する不平不満は言わないようにしましょう。

上司の質如何では、あなたが発した不平不満に対し、真摯に受け止め「分かった今すぐ改善するから退職を取りやめてくれ」と引き止められる可能性もゼロではありません。ベストな退職理由は、「昔からの夢を叶えたい」「キャリアアップがしたい」など前向きで個人的な理由を話すのがいいでしょう。

退職テクニック3・退職を阻止された!嬉しいけどどうしよう?

場合によっては、退職を引きとめられる可能性もゼロではありません。ただ、引き止める本当の理由は一体何なのかを見極める冷静な判断力も必要。あなたが転職に迷っている場合、退社の理由が待遇面などに不満を抱えている場合などは、その改善を条件に退職を引き止める場合もあるでしょう。

しかし、一度でも退社の意志を示したあなたに対する評価は以前よりもダウンしていることは間違いありません。それでも心が揺れ、引止めに応じてしまったら、次に本気で転職を考えた場合に、退職することが難しくなっているというリスクも発生します。

ちょっとしたことで気持ちがあっちにふらふらこっちにふらふらでは、転職をしても、後悔するだけです。一度でも転職を決意したなら、どんな強い引止めにあっても自分の意志を貫けるだけの覚悟と決めて退職に望むようにしましょう。

退職テクニック4・退職日は辞めたい日?

法律的には、退職の意思を上司に告げてから、約2週間程度で辞めることができるとあります。しかし、各会社で定めている退社の条件がありますので、その規定をあらかじめ確認するようにしましょう。

どんな不満があるにせよ、ここまでお世話になった会社なのですから、ぶっきらぼうに退社の日を決めるのではなく、引継ぎ、取引先への挨拶、その他様々な処理が十分に完了した上で、退職するのが社会人としてのマナーです。

自分が辞めたい日に辞める、それを頑として貫くことで、業務に支障をきたす人もたくさんいます。それによって、あなたに対する評価がダウンし、「あの人、会社の去り際が最悪だったな」という印象だけが残ってしまい、転職先でも変な噂が流れる可能性も否定できません。

退社のタイミング、去り際の行動によっては、転職先の生活を脅かす危険性もあると言うことを、よく理解しておくといいでしょう。