仕事に集中する為には睡眠時間を削るな!仕事ができる人こそ十分眠る
あなたは1日何時間睡眠をとっていますか?近年、睡眠不足は肥満を引き起こし、そこから糖尿病、高血圧、脂質異常症になると言われているほど、睡眠が見直されてきています。
かの英雄ナポレオンの睡眠時間は、3時間だったと言われていますが、実は彼は昼寝が得意で、どこでも眠ることができたとも言われています。
しかし、現代人はどこでも昼寝、というわけにはいきません。たかが睡眠と侮らず、将来の生活習慣病にも大きく関わる睡眠時間について考えてみましょう。
睡眠を削ると『命』を削る危険性が。デキル人ほど睡眠をとる理由
一説によると睡眠時間が少ない人は短命とも言われています。睡眠は脳を休息させ、新陳代謝を促す大切な時間。
では、世の中の大人はどのくらい睡眠をとっているのでしょうか?日本人の平均睡眠時間は、7時間23分という結果が出ています。
年代別ですと、30代・・・6時間57分、40代・・・6時間59分。30~40代の年代で、7時間に満たないことから、睡眠不足だとわかります。
これは、30~40代が仕事や家事に追われ、十分な睡眠時間を確保できないということ。ただし、睡眠時間が十分かは人によってまちまちです。
日中の活動時間帯に、眠気がなく十分に動けるならば、短時間睡眠でも問題がないとされています。
『仕事がデキル人は良く眠る』と言われるのは、十分に睡眠をとっている人は日中もイキイキと活動し、その結果が仕事に表れるということではないでしょうか?
もし、睡眠が足りなくて、日中も眠くて仕方がなかった場合、仕事に集中しようとしても集中できないという事態に陥りがちです。
デスクに向かっていても、ただただ時間を潰しているだけという、効率の悪い状態の人も少なくありません。そればかりではなく、仕事上のミスやそれを修正する上での時間も必要になってきます。
睡眠時間まで削って仕事や勉強をするというのは、実際は身体にも自分自身にも良くないこと。日中の仕事をしっかりとこなすには、十分な睡眠時間が必要不可欠で、一流のアスリートも睡眠時間や休息時間を大事にしています。
スケートの浅田真央選手は、寝具にもこだわっていて、遠征にも自分の愛用寝具を持参していますね。
アスリートは体を酷使していますが、実は、休息を要するのは、身体よりも脳の方が圧倒的に多いのです。オフィスワークでは、座りっぱなしで『楽だ』と思われがちですが、脳の方はフル回転しているのです。
デスクワークでも体力を要する仕事でも、睡眠時間を十分に確保したいですね。それには、活動時間中に効率的に仕事を片付けるようにすることが必須です。
【参考記事】睡眠時間を確保するために仕事効率をアップさせる方法
→http://job-ly.jp/zangyosayonara0125/
質の良い睡眠時間を確保するために
あなたはお酒を飲みますか?アルコールを飲むとぐっすり眠れるというのは、アルコールに酔って、一時的に眠りが深くなるだけです。
質の良い睡眠を確保するためにはどうしたいいか?これは眠りに興味のある筆者の実体験談です。
筆者は15年もの間、アルコールなしでは眠れない、スムーズに眠りにつけないと感じていました。一方で仕事や家事、育児のストレスがあり、夜は毎日のようにアルコールを飲んでしまいます。
40才近くなった頃、夜中にふと目を覚ますことが多くなりました。そのせいか、日中に睡魔が襲ってきて、始終『眠い』という状態に。身体の調子も悪くなり、背中の痛みや頭痛が続くようになりました。
健康診断結果はどこも異常なしでした。次第に『もしかしてアルコールを飲んでいるのが悪いのかも?』と考えるようになり、アルコールを飲むのを止めてみたのです。
すると、不思議なくらいぐっすりと眠れるようになりました。夜中に目を覚ますこともありません。朝の目覚めもスッキリして、身体の調子も良くなってきました。
アルコールが睡眠の質を悪くし、身体へも悪影響だったと気がついたのです。それからは週末のみアルコールを楽しみ、平日は一切飲まないようにしています。
アルコールを飲まないことで、質の良い睡眠をとることができるので、身体の調子は絶好調です。きっと体内でアルコールが分解しきれず、睡眠を妨げ、体調にまで影響を及ぼしていたのでしょう。
アルコールが好きで毎日飲んでしまうという方は、将来の健康のためにも、休肝日を設けたり、週末だけにしたりしてみるのをおすすめします。
アルコールを飲まないことで、きっと質の良い睡眠と健康な身体を手に入れることができるでしょう。
睡眠時間の確保の仕方
睡眠は60分ほどのノンレム睡眠と30分ほどのレム睡眠の2種類があり、それらを交互に行うため、睡眠は90分周期が良いというのは既に広く知られています。
人は最低でも4時間半の睡眠はとりたいもの。実は、日中の活動をきちんとこなす上で、最低限必要なのがこの4時間半なのです。
4時間未満の睡眠時間が続けば、体調にも支障をきたし、精神衛生的にも良くありません。
もしあなたが、睡眠時間を十分に確保できない状況にある場合、昼食後に15分から20分ほどの浅い睡眠をとることで、午後の仕事の集中度合いが変わってきます。
もっともベストなのは、昼寝がいらないくらいたっぷりの睡眠をとることです。それには日中の活動をどのようにして、円滑に進めるか?仕事の能率アップを図ることが必要です。
仕事から帰るのが遅くなり毎晩睡眠時間を十分確保できない方は、残業を減らす工夫を行うことが課題となります。
【参考記事】残業をしないための時間短縮仕事術
→http://job-ly.jp/zangyosakeru0108/
仕事を早く切り上げられたら、夜遅くまでアルコールを飲み、遊び歩くのは控えましょう。夕食は、腹八分目にし、暴飲暴食は厳禁。消化吸収のために内蔵がフル回転し、質の良い睡眠を妨げてしまうからです。
寝る前は、出来れば静かな部屋で本を読み、リラックスすることがベスト。悩みや不安事があれば、眠れないということもあります。それには、早期に悩みを解決することも必要です。誰かに相談し、一人で悩み過ぎないようにしましょう。
睡眠時間が不十分なあなた、一度、自分の日中の活動時間を見直してみませんか?