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唐突な指示もこれで回避、上司の指示をコントロールする7つの秘策

あなたが仕事をしていく上で「邪魔」となるものは数多く存在します。自分自身で立てた段取や予定で仕事を進めたくても阻害する存在は職場の中にたくさんあるものです。

誰もが思いつくものとして「電話」があると思います。それでも電子メールでのやり取りが多くなってきた昨今、電話で仕事が中断されるたり予定が狂うことは少なくなっているのではないでしょうか。

となると、やはり「上司からの指示・命令」が一番邪魔する存在なのは間違いないでしょう。邪魔だからといって断ることも難しい、結局あなた自身の描いた仕事の段取は修正を余儀なくされるのが実情でしょう。

仮に理解のある上司だとしても、「唐突だから」という理由で毎度毎度断ったり、無視したりするのは後々あなたの評価に影響を与えてしまいます。

そこで今回は、私自身の経験において「唐突な指示・命令」を受けないようにする方法をご紹介したいと思います。

スケジュールを「予測」する

まず大前提として、これは上司に唐突な指示や命令を辞めさせることを目指すものではありません。私が選んだ方法は「予測」です。つまり次に来る指示・命令の内容を予測する、または唐突に指示・命令を受けるタイミングを予測するというものです。

上司も人間ですから、無茶を部下に言うことに対して躊躇いはあるものです。ただ唐突に指示・命令をせざるを得ない状況というのもまたあるのです。

「そんな状況をどうやって予測するの?」と疑問に思われるかもしれません。でも私は複数の会社、複数の上司に仕えた経験がありますが、大抵の場合は予測できたのです。それは「上司のスケジュール」を常に確認していたからです。

唐突な指示・命令がくるタイミングは

私の経験上、上司が唐突な指示・命令をするタイミングは以下のケースが多いです。

(1)経営者・役員が参加する会議の後

(2)上司の上役(社長や役員)と打合せをした後

(3)得意先を訪問をした後

これらは全て、上司自身が指示・命令を受ける可能性があるシーンです。つまり上司自身が唐突な指示を受けやすいシチュエーションでもあり、あなたにその余波が来るというのが「唐突」のメカニズムと言えるでしょう。

特に「会議」に関するものの場合、終わった後だけでなく、会議前の準備においても唐突に資料の準備を指示されるケースも少なくないでしょう。例えば「新しいプロジェクト」等を会議で披露しておきたい場合など。

上司にしてみれば前もって指示しておかなければ、と自覚はしているのですが、会議は誰もが嫌いな産物なので、どうしても日々の中で意識から外れてしまうのです。結局直前になって思い出し、あなたに資料の準備を命じる、というわけです。

上役との打合せの場合、唐突に上司が呼ばれるようなケースでは予測がつきにくいですが、決裁伺いでの打合せや、あたなも関係しているプロジェクトの報告であるならば可能のはずです。役員相手の場合は前もってスケジュールが決められているケースが多いからです。となるとやり直し等の指示が出ることも想定することができます。

得意先への訪問の場合、あなたも出入りしている得意先であるならば、上司の帰社後に指示が出る可能性は高いです。あなたが同行していないのにその得意先に行くケースは、得意先の幹部から新しい仕事を受ける場合や、あなたへのクレームの場合があります。どちらにしてもあなたに何等かの指示が出ることは間違いないのです。

常に上司のスケジュールを確認

しかしながら「予測する」だけでは何も事態は変わりません。必要なのはあなた自身の仕事の段取・予定を組む際に、これらの予測スケジュールを考慮することに他なりません。つまり 「邪魔されたくない仕事」は、予測されるスケジュールの「外」に設定するのです。

例えば上司が有給休暇の時、自分が関与していない会議の時、得意先への訪問や出張の時、これら「安心できる」スケジュールは意外に多いはずです。

スケジュールをクラウド化をして共有している会社が多くなっていますから、上司のスケジュールを把握することはそれほど難しいことではありません。スケジュールを開示しない上司の場合でも会議などは他の上司のスケジュールを見ることで把握できるはずです。

「唐突」な指示・命令でも対応できる能力を身につける

今回ご紹介した方法は、あなた自身の段取力や観察力も求められるものかもしれません。しかし「あなた自身の仕事を先伸ばしにしない」ことで対処することも可能なのです。

「唐突だ!」とあなたが思う最大の理由は、あなた自身も仕事に追われているシチュエーションだからです。それがやむを得ない場合もありますが、大抵の場合、あなたが仕事を先送りしていたことが原因であり、期限ギリギリになって対応していることで生まれた状況であるはずです。

ですからあなた自身をそういうシチュエーション置かないことで「唐突」な指示・命令でも対応できるようにしておくことが大切なのです。