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仕事を辞めたい?辞めていい理由と辞めたら今後リスクになる理由

仕事を辞めたい、と社会人なら誰もが1度は思った事があるのではないか。しかし、何故辞めたいのか、自問する必要がある。何故なら、辞める理由として、次回仕事をする際に、リスクになる可能性があるからだ。辞める理由は人それぞれだが、その理由によって、今後のキャリアに影響があるかもしれない。

辞めるのに理由は必要か

現職を辞めるのに、理由は必要なのか?辞めたいから辞めた、では駄目なのか?答えは、やはり必要である。それが例え建前だとしても、周囲が納得する理由が必要だ。なぜなら、次の職を探す際に、必ずと言って良いほど、何故前職を辞めたのか、が問われるからだ。

その際に、絶対に言ってはならないと言われるのが、前職や前職場の悪口だ。人事は、前職の悪口を言う人は信用できない、と考えるそうだ。というのも、そのような人は多くの場合、同じような理由で辞めていくからだという。

例え前職がブラック企業だから辞めたとしても、それを悪口として採用面接の場で言ってはいけないらしい。それを辞めた理由として説明はできない。本音がそうだとしても、建前の理由はなくてはいけないのだ。

辞めてリスクになるということ

さて、辞めてリスクになる理由というのがある。上で挙げたように、前職が嫌だから辞めた、というのは面接などで話すと印象を悪くするというリスクもあるが、最大の理由は逃げ癖がつく、ということだ。

パワハラやセクハラ、過度な違法労働の場合は別として、仕事が嫌だから、上司が同僚などの人間関係が嫌だから、という理由で辞めた場合、次も同じような理由で辞める人が多い。1度そのようなネガティブな理由で辞めてしまうと、次も簡単に辞めてしまうようになる。

実際にそのような人がたくさんいるのだ。そのように簡単に辞めてしまう癖がつくと、どこの職場にいっても長く続かなくなる。すると、長続きしない人、というのは職務経歴書などですぐに分かってしまう。すぐに辞めてしまう人を雇おうとする企業は少ないだろう。

ポジティブな理由を考える

もちろん、辞めた方が良い酷い企業や職場もあるだろう。また家庭の事情や健康の問題で辞めなくてはならない場合もある。よほど酷い会社の場合は、大体周囲の人が気付く。辞めた方が良いとアドバイスさえくれる場合もある。

健康面もそうだ。仕事が原因で健康を損なったり、精神に異常をきたしたりする場合は、周囲からも辞めた方が良いと言われるだろう。その場合も、その勧めにそって辞めた方が良い。過酷な環境では、自分より第三者の方が良く見えていることもある。

ちなみに、このように酷い職場環境で辞めるとしても、やはり次の職探しの面接などでは、前職の悪口は言わない方が良い。人間関係と同じで、例え相手が本当に悪いとしても、その事実を言いふらす人の印象は良くならない。

あるいは、やりたい仕事やキャリアアップの為など、ポジティブな理由で辞めるのは全く反対しない。むしろ積極的にやっていくべきだろう。やりたい仕事があるなら、目的意識もはっきりしているだろうし、いくらでも転職理由は考えられる。はっきりした目標があるなら、興味無い仕事に割く時間が勿体ないので、早く行動を起こすべきだろう。

しかし、上記でも記したように、単純に嫌だからというネガティブな理由で辞めると、次も同じようになるリスクが高い。ネガティブな理由で辞めたいと思った場合には、いくつか自分で辞めて良い条件を付けた方がいいかもしれない。例えば、この分野で自分が1番になったら転職するとか、苦手な業務を克服したら辞める、とかだ。

ネガティブな理由のみで退職すると、次に繋がりにくい。繋がったとしても、すぐにまた終わってしまう。ネガティブな理由で辞めるのは、リスクなのだ。それを念頭に、できるだけポジティブな理由で転職先を探すようにしたい。