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履歴書の証明写真で合否が決まる!就活を成功させる写し方のポイント

就活解禁前に用意する写真入り名刺

就活は解禁前からスタートしていることが常識となっています。以前から比べると遅くなったのは解禁日だけで、就活生は事前に多くの情報を集め解禁日には書類送付の準備ができていると思います。

企業が採用のために書類選考をするのは解禁日以降となりますが、就職先への訪問を考えると名刺は必須アイテムとして用意しておきたいものです。ご承知の通り名刺の活用方法は、面談した相手に対して自己紹介のために交換するものです。ただ儀礼的に交換することが多いため、名刺を受け取り帰社後にその人物のプロフィールを確認することが多いようです。

より強いインパクトを与えるために、就活生の名刺には履歴書に貼る写真と同じような顔写真を載せておきたいものです。企業担当者は受け取った名刺をリスト化して就活案内の書類送付に利用します。また人事担当用に名刺のコピーをファイル化します。

そのためには名刺の写真は、白黒コピーできれいに刷り上がるような写真の撮り方をしなければいけません。メリハリのあるシャープな色合いや濃い目の写真は、印象が強い反面でコピーすると真っ黒い顔写真になります。ですから名刺に使う写真は数枚のコントラストのものを用意し、コピーしてから名刺写真として使うといいでしょう。

また事前に担当者に渡した名刺の写真と、履歴書に添付する写真は同じ仕上がりのモノにしたいものです。名刺を作成した時期と履歴書送付の時期では3ヶ月以上空くでしょうから、改めて直近の写真を必要としますが同じ様式のモノを選ぶことで、事前に手渡した名刺の効果を利用できるようにしましょう。

履歴書用の写真の撮り方

履歴書は就活にとって重要な書類ですが、実は入社後も非常に重要な書類となって残るものです。部署が変わるたびに個人情報の確認書類として回覧されるため、多くの人が添付された写真を見ることになります。後々までも残る写真ですから専門の写真屋さんでしっかりしたものを撮ってもらうようにしましょう。

髪形を整える

写真を撮る時には身だしなみを整えることから始めましょう。最初に頭髪を整えます。頭髪は似合う髪形ではなく就活に適した髪形に変更しなければいけません。男女ともにカラーリングを元の髪色に戻し、傷んで変色しているようであれば黒色に染め直す必要があります。

撮影時は男女ともに毛先が跳ねないようにすることで清潔感のある印象を与えることができます。特に男性の場合には就活前に毛先をすいた髪形にしていることが多いため、伸びてくるまでに時間がかかることを考えてカットしておきましょう。

服装を整える

スーツを着なれていないと履歴書の写真に違和感があるように見えます。一般的に写真を撮影するときには着席状態で撮りますが、立った状態で撮った方が綺麗な姿勢に見えますので写真館で聞いてみるといいでしょう。

男女ともに顔の中心線にシャツの第一ボタンがくるようにします。左右の襟は均等な形で開いているようにバランスを考えましょう。特に男性の場合には、ネクタイの結び目が左右均等に隙間なく絞めるようにしましょう。

スーツは撮影前に一度着直し、後ろの裾を引くと背筋が伸び、正面の襟足がスッキリ見えます。また黒色か濃紺色のリクルートスーツを着て写すと顔がシャープに見えます。

写す姿勢

一般的な証明写真とは違い履歴書の写真には好感度が求められます。履歴書使う写真は顔が判別できればいいわけではなく、就活先の企業担当者が合否を判断する材料の一つとしているものです。

写真を上手に撮るポイントに「アゴを引く」と言いますが、アゴを引き過ぎると強張った人相になり逆効果です。またアゴを上げたり突き出したりすると、人を見下したように感じるので好感度を落とすことになります。

また無表情な表情も意気込みが感じられず、履歴書の写真としては適当とは言えません。表情が豊かにみえるよう口角を上げ、写真を見る担当者の目を意識して強めの眼力でレンズを見るようにしましょう。

女性のメイクポイント

女性の場合には撮影前にメイクにも気を付けなければいけません。就活用のメイクは眉の長さや角度をナチュラルにして、チークとリップを同一カラーにすると親しみやすい印象を与えます。

就活期には別の場所で企業担当者と出会うこともありますので、常に写真と同じ雰囲気を保てるようにしておくことが必要です。特に流行のメイクは就活に不向きですので、内定までは控えた方が良いでしょう。

撮影前に気を付けるポイント

撮影の前日は飲酒を控え、たっぷりと睡眠をとり顔に疲労を残さないようにしましょう。また撮影寸前には脂が浮いてテカリが出ないように脂取り紙を使うようにしましょう。緊張した顔で微笑むと不自然に写りますので、撮影前には顔の筋肉をゆるめるために「変顔」をするとよいでしょう。

企業担当者が履歴書で最初に見るのは顔写真です。企業面接は出身校や学歴主義ではなく、優れた人材を発掘するために行っています。そのためには自分を表す顔写真が良く写っていれば、重要なファーストコンタクトである書類選考にも有利に働くことになるでしょう。