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就活の失敗は挽回できる!内定がない人の原因に学ぶ成功の秘訣とは

就活の失敗の挽回

大学4年生の中盤に入る頃には友人達から就職内定の話がどんどん伝わってきて、猛烈な焦りを感じた経験を持つ社会人は多いです。それでも後半の就職活動で遅れを挽回し内定を勝ち取る方も少なからずおられます。

だからまだ内定をもらっていないからと言って極端に焦る必要はありません。焦りは柔軟な思考力の妨げとなり就活での前向きな取組みを阻害させる要因となります。

焦らずに適切な手段をとっていけば最終的に内定にたどり着くことは困難ともいえません。重要なのはその適切な手段が何でどう実行したらよいかをできるだけ早く把握することです。

そのためには内定がなかなか取れない人の原因を掴むことが有効です。取れない原因を自分から消し去り内定が取りやすい状況をつくることが就職成功の秘訣の一つと言えるからです。

企業や事業の研究不足、動機の弱さ

内定がもらえていない方の特徴の一つとして、対象としている企業や事業の研究不足が挙げられます。そして、何故この企業を選んだのかという志望動機の弱さも良く目につきます。

こういった印象を企業側に持たれてしまうと、本当にこの企業に入社するつもりがあるのか、この企業や仕事が好きなのか、貢献する意志が本当にあるのか、という疑念を抱かれ早々と採用対象から外されてしまうのです。

例えば、「貴社の経営理念に賛同しており、その地球環境にやさしい社会づくりのための仕事に取り組みたい」などの表面的な模範回答では入社の熱意は伝わってこないのです。

企業活動の実態を捉えた内容を基に自分が何をやりたいか、企業の事業をどのように進めたいのか、どう発展させたいのか、といことについて具体的に説明できるくらいでないと本気度が伝わらないのです。

本気度をアピールできる内容こそが内定を勝ち取る最低限の準備であることを肝に銘じて取り組まねばなりません。

求められる学力、知識、能力や魅力の不足

内定がもらえていない方の最大の特徴として、企業で求められる学力、知識、能力や魅力の不足が挙げられます。企業は現在の事業や将来の事業のために、或いは組織自体のために必要な人材を獲得しようとし、その明確な根拠をもっています。

従って、企業の人材ニーズに該当しない応募者は採用されません。内定を得るにはそのニーズを把握して求められる要素を保有する必要があるのですが、保有できていないまま就活を進すめる方も少なくないのです。

だからまず、人材ニーズが何であるかを掴むために会社のサイト、会社案内、IR資料や会社説明会などでしっかり情報を入手します。また、学校、先輩からの情報やその企業に勤めている人との面談会などで情報を入手しなければなりません。

次は人材ニーズに合致する要素を獲得します。取得や習得するのに難易度が高く時間がかかることも多いので簡単にはいかないですが、短期間でも習得のために取り組んでいる事実が内定の確保には欠かせません。

例えば、学校のクラブ活動、アルバイトの業務や地域社会でのボランティア活動などで、企業の人材ニーズに関わる活動に積極的に取り組めば、その関連する知識、スキル、思考力や人間的な魅力といったことを学んだり磨いたりすることができるはずです。

そうした具体的な事実に基づき、企業で必要とされる人材ニーズを持っていること、持つ努力をしていることをアピールすることが何より重要なのです。

自己PRが下手

内定がもらえていない方に多い特徴の一つとして、的確な自己PRができていないことが挙げられます。たとえ企業の人材ニーズに合致する要素を本人が保有していてもそれが企業に伝わらなければ内定には繋がりません。

企業の人材ニーズと合致する自分の強みや長所を効果的に伝えるためには、客観的な事実を基に具体的かつ端的に説明することが重要です。

構成は、自分の特徴や強み+どこでどのように習得したかという事実+具体的な成果+新たに得た知識や能力+それらが企業や事業に貢献できるポイント、 というような内容でまとめます。時間は2~3分を目安として作成し、さらに同等量の補足分も準備しておけば安心です。

また、他人の自己PR方法を研究するのも有効です。自分の自己PRの方法と既に内定を得た友人の方法を比較すればどこが悪いかが理解できます。また、その友人からアドバイスしてもらえば改善も進むはずです。

実際に成功している人のモデルが最も有効なので希望する企業に就職している学校OBを探してその情報を入手する努力も欠かせません。