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緊張せずに面接を乗り切れる!就活を成功させるための5つのポイント

誰でも人前で話をすることは緊張するものです。まして自分の将来を託す就活の面接ともなれば、その緊張は最高点に達しているかもしれません。「うまく話そう」とか「失敗したくない」と言う強い想いが、なおさら緊張を高めてしまうのです。

集団面接で話し慣れしている人が緊張もせず雄弁に語っているのを見ると、そのプレッシャーから、赤面し声が震え挙句は頭のなかが真っ白にと……悪循環になってしまいます。でも面接の時に緊張しない方法を知っていれば何の心配もありません。

そんな緊張する面接を上手に乗り切るために5つのポイントをご紹介します。

ポイント1 上手く話そうとしないこと

最初のポイントは「上手に話そうとしない」ことです。失敗しないようにと、セリフを暗記したように語ろうとすると、ロボットが話したように無機質になり、面接官の心をとらえることができません。しかも失敗しないようにと練習を重ねたことで、考えを伝えることよりも上手な話し方に力点が移ってしまっているかもしれないのです。

面接では雄弁さよりも、自分の考えを実直に伝える真面目さを強調した方が好感をもたれますので、多少の緊張状態の方が有利だと思って面接に臨めば心にゆとりが出て良い結果を得られるはずです。

ポイント2 備えあれば患いなし

一般的な企業の面接では面接官からは決まった質問が出されます。優秀な人材を採用したいと考えている企業なら「親切な質問」をしてくれますし、企業戦士を求めるなら「フルイにかける質問」をしてくるでしょう。

面接を受ける前には、親切な質問を想定するだけではなく、フルイにかける質問に対する答えも考えておきましょう。よく聞かれる質問はおよそ20問程度ですが、特に志望動機や就きたい職種、また会社についての質問などは聞かれると思った方が良いと思います。

ただ面接の質問には100点満点の答えは無いということを再確認しておき、面接での答え方や態度などを見ていますので、普段の悪い癖などが出ないように注意しましょう。また答えが頓珍漢でなければ、自信をもって答えることで「ヤル気」を表すことができます。

企業が欲しい人材は小利口な人間ではなく、真面目で一生懸命働いてくれる人を求めているのです。 そのためにも質問に対してオドオドしないように、事前に質問に対する答えを用意しておきましょう。

ポイント3 掴みと締めが重要

噺家や漫才師ではないので、面接の話に面白さやオチは必要ありません。面接の時の話を聞いて、「面白い奴だ、合格!」なってことは無いのです。シーンとした面接会場で自分の声が響くような状況では、場を和まそうと笑いを取ろうとしたり、平常心を忘れて奇行にみえる態度や返事は控えるようにしましょう。

面接会場のドアを開く前に、清涼感のあるフレッシュなイメージを想像しましょう。甲子園球場で汗を拭く、あのハンカチ王子の心境を想像してください。清涼感が外面にあふれ出てくると、自然に面接官の気持ちもなごみ優しい質問や返しをしてくれるはずです。

面接官は多くの就活生と面接をします。少しの時間で本質を見抜き、数年後の将来を想像しようとしますが、すべてを理解ることはできません。良い印象を与えるために、入室の時の礼儀、席に向かう時の姿勢、話がプライベートに及んだ時の節度、そして最も大切なことは退室の時にドアを開ける時です。

退室時には面接官の方を振り向き、心の中で「貴重な時間をありがとうございました」と呟いて「失礼します」と声に出し退室します。この聞こえない感謝の言葉こそが面接のポイントになるはずです。

ポイント4 緊張をほぐす方法

面接の順番が近づいてくると、喉はカラカラ冷や汗でベタベタになることもあります。誰でも緊張すると同じような状況になりますが、このようになった時の緊張をほぐす方法があります。ライブやコンサートで歌手やアーティスが使う手法ですので参考にしてみてください。

緊張をすると声が震えることがあります。実は震えた自分の声を聴くことでもっと緊張していくものなのです。少し前にやっておくと緊張で震えた声にならない方法があります。

面接前日の夜に眠れなかったり朝ごはんを食べられなかったり、面接時間前に既に緊張が始まっていることがあります。もし緊張に気がつくようでしたら自分の部屋に戻り緊張ほぐす準備をしましょう。

用意するものは、買い物したケーキなどを入れてくれる取っ手付きの紙袋です。迷わずスッポリと頭からかぶせ自分の名前を大声で叫びます。2~3回叫び自分の声を耳で聴いたらスッキリするはずです。当日の面接前に緊張していたら、トイレに行き紙袋をかぶり小さな声で自分の名前を聴くだけで緊張はとれるはずです。

ポイント5 パブロフの犬

最後がいわゆる「パブロフの犬」と言われる方法です。何をどうやってコントロールしようとしても緊張してしまう人は、「緊張しても大丈夫」と体に覚えさせることです。

前日までに緊張の場面を想像し面接の練習をします。きっと面接の事を想像しただけで手には汗がにじみ、緊張はマックスに達しているかもしれません。そんな時には面接で持っていられるハンカチや手帳などを用意します。

ハンカチや手帳に触れた状態で面接官の想定した質問に答える練習をします。スラスラ答えられるようになると、面接時にハンカチや手帳に触れただけで安心して緊張が取れます。 単純なようですが「ゲン担ぎ」や「儀式」として、大きなコンサートの時には芸能人でも行っている緊張ほぐしのコツなのです。

どちらにせよ、面接では普段の自分以上のものは見せることができません。平常心で臨めるようにリラックスできるようにすることが、効果的な緊張防止になる方法だと思います。