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正社員になれる!フリーターが就職に成功するための3つの準備とは

正社員になる難しさ

フリーターは正社員になるのが難しいといわれますが、これにはいくつかの理由があります。企業にもよりますが、フリーターに対して誤った認識や偏見を企業が持っているというのもその一つです。

例えば、新卒時の就活に失敗した落伍者、長期間にわたる不安定な就業生活、就職意欲があまり高くない、コミュニケーション能力や対人能力が低い、何か問題がありそうな、といったイメージを持たれることがあります。

また実際に企業が中途採用で人材を募集する際には、他社に在籍している転職希望者や退職して間のない人を優先して採用することも多く、フリーターが正社員になるのはやはり容易ではないのです。

フリーターから正社員として就職するためには、企業の誤った認識や偏見を覆すための力を身につけ、企業に認めさせるアピール力が必要であり、そのための準備をしっかりと進めなければなりません。

欠点を克服する

もし新卒時に就職ができなくてフリーターを余儀なくされている場合、就活に失敗した原因が自分自身にあるはずです。この点を明らかにせず放置したままでは、これからの正社員に向けての就活も失敗する可能性は十分あり得ます。

何故、就活に失敗したのかという問いを自分に投げかけ考えれば、就職するにあたっての自分の欠点やできなかったことがいくつかは浮かんでくるはずです。

例えば、明朗・活発さが足りない、人との会話が上手くない、これといった特技がない、人を惹きつけられる魅力が少ない、自慢できる経験や実績がない、などの欠点です。

また、就活においては、積極的に就職先の候補や事業内容を詳しく調査しなかった、面接で自己PRが上手くできなった、知人・学校・就職支援企業などを積極的に利用しなかった、などのできなかったことです。

しかし、こうした 欠点やできなかったことを克服すれば、難しい正社員への道も見えてくるはずです。まずは自分自身を振り返るとともに、友人、家族や就職支援企業などにそうした点を指摘しもらいます。

改善する意欲があり克服すべき点を把握できるなら、その改善策を考えることはさほど難しいことではないのです。

武器を身につける

自分の欠点を克服するだけでは足りないかもしれません。フリーターを偏見の目で眺めている企業もあるかもしれないので、そんな企業の採用担当者や経営者の認識を変えるような武器がフリーターには必要です。

具体的には、企業が人材に求める知識やスキルをフリーターが身に着けることです。例えば、企業が即戦力の販売員を求めている場合に、フリーターはそのような人材である必要があります。

そのためには、 一時的な派遣の仕事であっても積極的に一定期間営業職に取り組み、有効な経験と実績を得る努力が必要です。例えば、「中古車販売店では半年間勤務して月間販売台数1位を3回達成した」、「工具販売会社で1年間勤務し新規顧客開拓数でトップになった」などです。

そうした優秀な成績を獲得することは困難かもしれませんが、いくつかの小さな成功は実現できるはずです。また、その経験とともに販売するための情報収集、情報分析、アプローチ、説得や成約にかかわる何らかのノウハウを得られるはずです。

そうした取り組みを計画的に実施して必要な武器を身に着けることができれば、自分が希望する企業や職種での正社員の道は開けていくのです。

アピール力をつける

就活者、特にフリーターにはアピール力が重要です。何故ならフリーターはマイナスイメージが持たれやすく、自分はそうではないと明確に面接者や経営者などにアピールする必要があるからです。

自分がどんな人材であるかを面接相手に納得させるだけの自己PR力を持たなければ、企業の偏見を覆すことは容易ではありません。

そのためには徹底した準備と練習が必要です。まず自己PRはフリーターなどの就業期間で成し得た実績、得た知識やノウハウなどを具体的にアピールできるようにまとめます。

企業が期待する職務遂行能力などの人材像に自分がいかに合致しているかを、具体的な職務実績を基に説明できるようにするのです。

また、友人、学校の先輩や就職支援企業などに内容を確認してもらったり、助言してもらったりすることも必要です。自分では気づかない欠点を指摘してもらえ良い改善ができます。そして、それらの方を相手にした模擬練習を繰り返し行うなどの準備を完璧にし、採用面接などに臨みたいものです。