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就職先がブラック企業…悲惨な結末を予防する企業の見分け方

最近何かと耳にするブラック企業という言葉。インターネットで検索すると、信じられないような犯罪に近いような事例もヒットします。誰だってそんな企業には就職したくはありません。

では、就職する前にブラック企業か否かを見分ける方法というのはあるのでしょうか?実際には就職してみないと分からないのですが、就職前にブラック企業かどうかを見極める方法について考えてみましょう。

インターネットで検索する

最も簡単な方法はインターネットで検索することです。有名な企業、大きな企業ほどさまざまな評判がヒットしやすいです。

ただし問題は、インターネットで流布される情報が、すべて正しいとは限らないということです。

面白半分に嘘を書いたり、または大げさに書いたりする人もいるでしょうし、あるいはライバル企業が相手の評判を下げるために書き込むことだってあります。

インターネットリテラシーが問われる部分ですが、書き込まれた情報を鵜呑みにせず、正しい情報を見極める必要があります。

電話する

実際に電話をして、電話の対応を見てみましょう。出るまでにやたら時間がかかったり、態度が横柄だったりするようでは問題です。社員教育がきちんとできていない可能性があります。

さらに日曜日や遅い時間に電話しても、いつも誰かが出るというのも問題です。深夜残業や休日出勤が常態化している可能性があります。

ただし、たまたまと言う場合もあるので、日を変えて何度か確認してみるとよいでしょう。

実際に行く

もしその企業が近くなら、実際に行ってみるのもいいかもしれません。

電話での確認と同じですが、やはり深夜なのにいつも電気がついていたり、日曜でも当たり前に出社したりしているようでは、問題があるかもしれません。

また、インターネットで使っている写真と建物が違っていたりする場合もちょっと気をつけた方がいい可能性があります。

会社概要や募集要項から予測する

会社概要や募集要項から推測できる情報もあります。会社設立がわりと前なのに、やたら社員の平均年齢が若いとか、年中募集しているような場合、社員の入れ替わりが激しい可能性があります。

募集要項に具体的な情報が少なく、「やりがいのある仕事です」「フレッシュな企業です」というような抽象的な文言でアピールする企業も注意が必要です。

面接で推測する

実際に面接する際にも、いろいろ推測できる部分があります。威圧的な態度で臨む、いわゆる“圧迫面接”は、この程度で逃げ出すような奴は社会でやっていけない、などの理由から採用する企業もあります。

しかし、一理あるとは思うものの面接でそういう態度をとる企業は、面接以外でもやはり威圧的である可能性があります。

面接時間が極端に短く、自分の対応もイマイチだったのに採用された場合なども注意が必要。とにかく誰でもいいから労働力が必要である場合があります。

その会社に行って社屋を見渡した時に、汚れが目立つような場合も気をつけましょう。建物自体の経年劣化ならともかく、掃除もしていないようなところはやはり危険な香りがします。トイレなどをチェックするのもいいかもしれません。

面接の際に募集要項に記載されていたものと違う内容を提示された場合などもかなり危険かと思われます。しつこく体力面について聞かれる場合も、仕事内容が過酷である場合がありますので要注意。

あとはやはり全体的な面接時の印象も重要です。印象と言うのは主観的なものですが、やはりきちんとした企業はきちんとした印象を受けるものです。その時の自分の直感を信じましょう。

入社して見ないとわからない

しかし、いくら前もって調べてみても、実際には入社してみないとわからないのも事実です。事前のチェックで問題なかったのに、実際入社してみたらブラック企業だったり、あるいはちょっと危険かと思えたが、実際はいい企業だったりする場合もあるでしょう。

さらに究極的に言えば、まったくブラックな面を持たない企業というものも少ないように思います。

線引きは難しいですが、ミスをした時に怒鳴られるくらいはどこでもあることで、それをいちいちパワハラだと言い出したらきりがありません。

殴られたり物をぶつけられたりなどの完全な犯罪は問題外ですが、それ以外のグレーな部分がある場合には、あとは、自分がどれだけ我慢できるかということになります。