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非上場企業の社長が求めるスネ夫君!社長に聞いた会社で出世する方法

出世は会社の規模や業種、社員構成などにもよりますが、特に古くからある非上場企業では、リーダーに向いている人は仕事ができ過ぎてもだめ、人望が厚過ぎてもだめ。ドラえもんで言うならスネ夫君の様なタイプが人気です。

出世するスネ夫君タイプ

多少性格に問題はあっても、ジャイアンに対する気配りがすごい。何をしたら自分の得になるのかという損得勘定もしっかりできているので、安心して店長も任せられます。

ジャイアンの様な我の強い部下をなだめながら、時にはのび太のような無能な社員に非情に圧力をかけ、うまくチームをまとめていくのではないでしょうか。出世したいと言っても会社を乗っ取るほどの器もなく、反発するようなことも言わない。

小さな役職で満足して嫌な役も引き受けてくれるスネ夫君タイプは、なかなかいません。ドラえもんの漫画の中では、のび太の次に殴られることが多いスネ夫君。それでもジャイアンといつも一緒につるんでいる忠誠心は立派なもの。

中小企業の社長も同じ。孤独なジャイアンなんです。何があってもついて来てくれるスネ夫君がいれば、多少仕事ができなくても頼みごとをしたくなるし、そこそここなせるようになれば役職も与えて、手となり足となり動いてもらえたら、自分が楽になるという思いもあります。

スネ夫君に憧れる人は少ないので人手不足。スネ夫君ほど嫌味な性格になる必要はありませんが、目指してみるのも1つの選択肢。社長に1番頼りにされる人材にになること間違いありません。

毛嫌いされるジャイアンタイプ

自分の経営している会社にジャイアンが入ってきたら、あまり騒がないでほしいと思っちゃいますよね。上に立ちたがるタイプの社員は、何かと意見を言いたがる。ワンマン社長にとっては結構面倒に思っていることも。

営業などでは必要な人材ですが、面接でアピールするなら重くなり過ぎない程度にした方が良いと思います。しかし、同じリーダー経験者でも、人間関係で苦労した人であれば大歓迎。

上司や社長に反発さえしなければ、出世タイプに分別されることも。そうすれば役員に抜擢されることも。後継者がいない会社にとって「役員=将来の後継者」または「子会社の社長」になることも。そんな夢が見れるのも中小企業の良さです。

リーダーになりたくない出木杉君タイプ

中小企業でも、ものすごく優秀な人が入ってくることがあります。仕事が速くて正確で、新しい仕事でも要領よくこなしてくれる。しかも人望も厚く、まさになんでもできるタイプのようにも思えますが、中小企業の中間管理職は本当に馬鹿らしいこともしなければならないので、頭のいい人にはできない。

というより、やりたくないと思う人がほとんど。出木杉君程の人がスネ夫君になることを望むのであれば出世もできますが、上司や経営陣を小馬鹿にしてしまい、うまくいかない事も。

給料をもらうところと割り切れば、他に生きがいを見つけ、楽しい人生を送れます。大企業に入りストレスをためるよりも、中小企業に入り楽してお金を稼ぎ、趣味に没頭するのも1つの選択だと思います。

女性はしずかちゃんを目指せ!

中小企業で求められる女性はしずかちゃん。「御茶くみは男女差別だ!」などと騒いでいると、ジャイ子ちゃん(ジャイアンの妹)タイプだと思われてしまいますよ。男性陣を立てて気を配り、最終的にはしずかちゃんで和が保っている。

そんな女性になれたら会社だって手放したくないはず。出世はなかなか難しいかもしれませんが、お局さまになれば、社長をも管理下に入れられる影の支配者。大企業で出世するのとは違う、バリバリ働く生きがいが得られるかもしれません。

のび太君になりたがる新入社員

優秀な人や頭の切れる人は、中小企業の現状を見てのび太になりたがります。プライドを持って働いても、社長の一言で全てが覆ってしまう中小企業。プライドを捨ててのび太の様に働くことで、自分を保っている人も結構います。

若い社長の会社では、またがらりと変わってきますが、それなりに人間関係には気を遣うはずです。しかしどんな会社でも、オーナーのよき理解者になれれば出世できるはず。

オーナーも人間ですから、いろいろな面を持っていると思いますが、それを許して認めてあげるスネ夫君のような寛大な心を持って会社運営に励めば、やりがいのある仕事へと変わって行くはず。

親族会社も多いですが、親族にも理解してもらえない経営者は多いもの。重要な居場所をゲットできる可能性は大きいです。大企業の歯車になるのも1つの選択ですが、中小企業の経営陣になるのも楽しい選択ですよ。