• RSS

独学でもOK!応用が効く、宅建の勉強の仕方教えます

宅建は「宅地建物取引主任者」を名乗るための国家資格。法律に詳しくなければいけません。専門用語も多く、暗記することがメインのようにも思えますが、法律は使いこなせて初めて価値が出るもの。現場での応用力が問われます。

テストは運転免許の学科試験に似ていて、四肢択一のマークシート式。50問中40点取れれば合格ですが、不動産会社に勤めている人でもなかなか取れないということも。コツをつかんで効率よく勉強し、合格を目指しましょう。

試験を申し込むまでの勉強

宅建の試験はたいてい年に1回だけ。10月に行われます。いつ勉強を始めようと思ったかによって、残り時間は違ってきますが、申し込んでから2~3ヶ月間ちょこちょこっと勉強したからといって、受かるものではありません。

特に法律用語は普段使わないので、意味が分かりにくいもの。外国語を習うつもりで意味を覚えましょう。しかし使えなければ理解したとは言えません。取り上げられる題材は身近なものが多いもの。身近な人に置き換えて、イメージしながら理解していきます。

残り時間にもよりますが、申し込みのある7月前までの間は、科目ごとに勉強していきましょう。残りの月数を数え、「今月は何を勉強する」という目標をきちんと決めて取り組むことが大切です。

その中でも週ごとに分け、「この週はこの分野を勉強する」と細かく分けると、目的もなく勉強するダラダラ感が無くなります。今週中に必ずこの法律を完璧にするという期限を決めることが大事です。

言葉はなじまないかもしれませんが、自分の身に置き換えて問題を解いていくと、分かりやすいはずです。話し言葉に置き換えると、当たり前の事を聞いているだけだったりすることもよくあります。

覚えにくい単語や決まりはメモ帳に書き、隙間時間に確認できるようにすると、通勤途中やテレビのCMの時などに勉強できます。

直近3ヶ月ですること

いよいよ願書も出したなら、ラストスパートです。毎週がテストのつもりで解きましょう。残り13週間位。毎週過去問題を1つ解いて完璧にしましょう。できれば本番同様の時間帯に、時間を正確に測ってテストします。

2時から3時ごろが多いようですが、眠くなります。集中力が途切れない訓練も必要。邪魔されない環境を作って本気モードで取り組みましょう。その間トイレに行ったり立ち上がってもいけません。有料学習室があるなら利用しても良いかもしれません。

土日休みの人はまず日曜日に過去問題を1回分解きます。できなかった問題は、その1週間で徹底的に理解し覚え込んで、次の週の土曜日に同じようにその問題を解き、満点が取れるように頑張ります。満点が取れなかったら繰り返し同じ問題を行い、その日のうちに完璧にします。

次の日の日曜日には、別の年の過去問題1回分にチャレンジするというのを繰り返しましょう。過去問題は無料でダウンロードできるホームページもありますし、古本屋に行けば、かなり古い過去問題集もゲットできるはず。

問題を解いている間は、途中でコーヒーを飲んだりお菓子を口にしたり、たばこを吸ってもだめ。たばこを吸わないと落ち着いてテストができない状態では困ります。この1時間は本気モードで挑んで下さい。

テストで間違えたポイントなどは、名刺サイズの紙にメモして定期入れに入れるのも良いでしょう。電車の中や隙間時間などに確認ができます。大切なことは、完全に頭の中を宅建試験モードに切り替える事

仕事の事等考えなければいけない事もたくさんあるかと思いますが、宅建試験モードにスイッチが入れば、試験も怖くありません。1週間で確実に合格点をとれるようにし、自信をつけることが大切です。自信がある人とない人とでは勘の切れも違います。

教材

同じシリーズの問題集と参考書を用意します。1種類でOKです。いくつもの問題集に手を出しても、中途半端に終わってしまいかねません。自分に合う参考書を見つけ、徹底的に読破して下さい。過去問題はネットで無料ダウンロードできます。

合格するという意思を強く持って

宅建の合否は、どれだけ本気モードになれたかにかかっています。勉強するふりだけで、やる気が出ない人は間違いなく落ちます。「どうしても今この資格を取らなければ、10年後の自分はみじめなものになる。今年受からなければだめなんだ!」という意識を強く持って下さい。

ダメなら来年でもいいという気持ちでは難しいでしょう。みんな本気を出して試験に臨んでいます。それでも落ちる人もいます。本気を出して落ちたら自分が傷つくと思っている人もいますが、何度も落ちている方が体裁が悪い。決めるなら一発で決めましょう。そうすれば永遠にその資格はあなたのものになります。