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社会人も大学院生になれる!通信制で狙う本気のステップアップとは?

社会人なら誰でも1度や2度は考えたことがあるかもしれません。もっとステップアップした仕事がしたい――と。言うは易し、やるは難しとはよく言ったもの。生半可な気持ちで転職をしたところで、ステップアップどころかステップダウンになりかねません。

今の職場から逃げたいだけなら、それもいいでしょう。しかし、本気でステップアップを考えるなら、まずは自分の実力を上げるべきではないでしょうか。

通信制を利用すれば働きながら大学院生になれる

いまや大学卒業の学士なんて、掃いて捨てるほどいる時代。しかし修士、博士となると、その数がぐっと減るのは言うまでもありません。だからといって、仕事を辞めて大学院に入学しなおすというのは、現実的に考えるとかなり難しいのもまた事実。

地理的に通える範囲に希望する専攻科を持つ大学院がない、ということだってあるでしょう。そこで、通信制を利用するわけです。通信制なら在宅学習が基本ですから、地理的不利はかなり減りますし、今の仕事を続けながら、修士、博士を目指すことも可能です。

口先だけの『本気』では続かない

働きながら修士課程や博士課程が修了できるなら、学歴にハクをつけるためにも、とりあえずやってみようかな。・・・なんて軽く考えた人。とてもじゃないけど、卒業・修了することはできないでしょう。通信制とはいえ、必要単位数などは通学課程とほとんど変わりません。

当然のことながら、勉強する内容や論文内容も、同等のレベルを求められるわけです。つまり、余暇のほとんどを勉強にあてるぐらいの気概がなければ、続けられません。それがどれだけ大変なことか想像できますか?

毎日毎日、仕事から帰った後、疲れていもコツコツ勉強しなければいけません。土日だって、課題等でまるまるつぶれてしまうこともあるでしょう。働きながら通信制で修士を目指すけど、今と同じ程度には自由な時間も確保したい・・・。

そんな都合のいい考えで卒業・修了にたどりつけるほど、甘いものではないのです。本気でやるなら、徹底して取り組むだけの覚悟が必要なのは間違いありません。そのためには、修士もしくは博士課程を修了した、その先の明確なビジョンが必要となるでしょう。

自分の描くステップアップとは何か?

働きながら寝る間も惜しんで勉強をする。そのためには修士、博士を取得したその先のビジョンがなければ、続けることは難しくなります。大学院で学ぶ内容は、大学よりも専門性がぐっと高くなるもの。

その知識を活用させなければ、わざわざ働きながら苦労してまで大学院で学ぶ意味がありません。例えばMBA(経営学修士号)を取得したと仮定してみてください。すると、何も持たない今現在とは、転職活動そのものの方向性が違うものになるとは思いませんか?

また、院で取得した単位の内容によって、資格試験の一部が免除される場合があります。それをフル活用して、税理士や公認会計士などの難関資格に挑戦するのもいいでしょう。合格すれば、独立という道だって探れるかもしれません。

大学院生になることが目標ではない

働きながら通信制を利用して大学院生になる。それは、大学院生になることが目標なのではなく、その結果をどうステップアップにつなげるかが重要なのです。

転職したいと考え出すと、1日でも早く職場を変えたいと焦るかもしれません。しかし、将来を見据えて本気で行動しようと思うなら「急がば回れ」という言葉も忘れてはいけないのです。