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午後の仕事効率アップ!昼寝とコーヒーの意外な効果

「お腹いっぱいで眠い・・・」誰もが経験したことのあるこの現象。お昼を食べたあと、仕事の予定を考えているうちに眠くなってしまったり、書類の内容が眠くて全然頭に入ってこなかったり。

昼食後は、眠気に襲われてなかなか仕事に集中できません。食後に眠くなる原因はいろいろありますが、ひとつはホルモンの働きによるもの。満腹時にはメラトニンという睡眠を促進する脳内物質が分泌され、これが睡眠へといざないます。

また、食べたものを消化するために消化器官周辺に血液が集まり、その結果脳へ行く血液が少なくなり、脳の活動が低下することによって眠くなり、頭もぼーっとするのです。でも、お昼を食べたあとに大事な会議が入っていた場合はさあ大変。

いくら集中しようとしても、眠気は関係なく襲ってきます。会議の内容なんてそっちのけで戦わなければなりません。そんな午後の眠気を防止し、仕事の効率までアップさせる、誰にでもできる簡単な方法を教えます。

昼食後にコーヒーを飲もう

まず、眠気覚ましとして代表的なのがコーヒー。これをただ飲むだけではありません。飲む時間が大切です。コーヒーに含まれるカフェインは、飲んですぐ眠気覚ましの効果を発揮するわけではありません。

カフェインが脳に到達するまでに約30分かかるので、お昼ご飯を食べたあとすぐに、食後の飲み物としてコーヒーを飲みましょう。そうすれば、午後からすぐに集中して仕事をすることができます。

コーヒーが苦手な人は、紅茶や緑茶にもカフェインが入っているので、それでもいいでしょう。特に玉露は、コーヒーよりカフェインの量が多いのでオススメです。

昼寝が大事

ほとんどの会社は、お昼休憩が1時間あると思います。でも昼食をとるために使う時間は、人にもよりますが30~40分程度ですよね。その残りの休憩時間で昼寝をしましょう。昼寝は午後に眠くなるのを防止するだけではありません。

昼寝することによって、疲労を解消したり、記憶力や仕事の能率を上げることもできるのです。建設業に従事する人が、お昼によくトラックの中で寝ているのを見かけたことはありませんか?

ただ眠いから寝てるわけではなく(そういう人もいるかもしれませんが)、危険と隣り合わせの仕事をしているために、午後の集中力を切らさないようにしているのです。効果的な昼寝をするには、いくつかのポイントがありますが、オフィスでも簡単にできる方法を紹介します。

昼寝は30分以内で

まず、寝る時間です。昼寝は15分から長くても30分以内にしましょう。30分以上になると、深い眠りへと入っていってしまい、脳も休んでしまいます。長すぎると起きたあとすっきりしないばかりか、眠気が続いてしまい逆効果です。

クッションを使おう

次に寝方について。特に横になる必要はありません。デスクなどに伏せた状態で寝ても大丈夫です。デスクに伏せて寝る場合は、何か柔らかいクッションなどを利用しましょう。

最近は机で寝るための枕なども売られており、それらを使うと寝やすくなります。また、背もたれが頭まであるようなイスに座っている人は、もたれて寝るのもリラックスできます。アイマスクなど光を遮るものがあれば、なおよいでしょう。

昼寝の前にコーヒーを飲もう

前述したカフェインの効き目が現れる時間は覚えていますか? 約30分です。そして、昼寝をする時間も30分以内です。ということは、昼寝をする前、つまり昼食後にコーヒーを飲めば、ちょうど目覚めるころにカフェインの効果が出始め、スッキリと目覚めることができ、仕事もスムーズに始められます。

つまり、昼寝とコーヒーはセットでとるのがベストなのです。仮に周りがうるさくて寝られなかったり、寝付きが悪くて結局眠れたのはほんの数分、という場合でも大丈夫です。

コーヒーを飲んだあと、15分ぐらい目を閉じてリラックスしているだけでも、脳を休めることができ、昼寝した時と同じように充分にリフレッシュできるのです。以上のように、午後から眠気に襲われることなく、集中して仕事に取り組むために重要なのは、脳をリラックスさせるということなのです。

その自分の脳に一時的に休んでもらうために必要なのが「昼寝」ですし、そして、脳が休みすぎないように優しく起こし、スムーズに働いてもらうためには、「コーヒー(カフェイン)」が必要というわけです。何のコツも必要ないので、会議の前だけとは言わず、毎日実践してみてはいかがですか?仕事の能率も上がりますよ。