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就活面接の自己PRで面接官を魅了する?驚きの3つのステップとは

就職活動の面接では絶対に必要となるのが、自己PR。自己PRがあることなんて、とっくに分かっているものの、なぜか「あぁ~やってもうたぁ~(泣)」と後悔している就活生をよく目にします。

面接だけでなく、グループディスカッションや履歴書にだって必要な自己PRは、就活では避けて通れないもの。あらゆる場面で「さぁ~、思いきって自己PRをどうぞ!」と1、2分程度の時間を与えられるはずですから、十分過ぎる程の対策をとる必要があります。

ここでは、面接官への印象をグッと良くする自己PRの方法を、3つのステップで紹介しますので、高く評価してもらうにはどうしたらいいのかを考えてください。

そもそも自己PRとは?

自己PRとは、「過去の出来事を語る」ことで、未来を語る「志望動機」とは違います。これから経験できる事でも、就活のためだけに準備できる事でもないため、まずは過去にどのような経験があったのかを思い出すことから始めましょう。

面接官が自己PRで知りたいのは、「どんな人間か」ただそれだけです。それに回答するには、過去に起きた出来事の中から、「自分」を表現できる体験談を簡潔に、かつ面白く、しかもダイジェスト版でなくハイライトで語る必要があります。まずこの点を押さえましょう。

面接官を魅了する自己PRのステップ1・秘密の長所を見つける

自己PRを考えるに当たって、まず長所を探さなければいけません。「オレの良い面ってどこ?」と考える場合で、多くの人はあるミスを犯します。それは、外見でも分かる長所を選ぶことです。

「私の長所は、笑顔です」そんなこと自信を持ってアピールされても・・・ね。確かに仕事をする上で、常に笑顔で明るいということは、重要です。ただ面接官は、すでにあなたを目の前で見ています。「きっといつでもそんな風に笑顔なんだろうな」と理解しているはず。

せっかく与えられた自己PRの時間ですから、ここでは「おぉ意外!」とちょっとビックリさせられるような隠れた長所をアピールするのがおすすめです。そのためには、外見で判断できる長所ではなく、内面の隠れた部分から見つけるようにしてください。

ステップその2・たった1つの長所に絞る

秘密の長所が見つかったら、それを1つに絞りましょう。面接で与えられる時間は限られています。自分をできるだけ良く見せたい欲望から、あれもこれもと話したいのは理解できますが、長所をたくさん取り上げるのは危険です。

話が綺麗にまとめきれないだけでなく、面接官の記憶に残らないエピソードになりがち。記憶に残らないとは、例えば「ボクは優しい人間です」「ボクは我慢強いです」と言われても、「あ~そうですか」ぐらいにしか受け止められないですよね。「ボクは優しい人間なんだってばぁ~!!」と連呼されても同じ。

具体的なエピソードが無ければ、それを証明することは難しいのです。面接官を魅力する自己PRを行うためには、長所を1つに絞り、それを具体的に証明できるように準備するのがベスト。もっとも良い方法は、長い期間費やした活動の中の山場で得た長所を取り上げ、そのストーリを魅力的に話せるようにしましょう。

ステップ3・緩急をつける

長所を1つに絞り、それをどんなストーリーで話すかが決まったら、今度は「魅力的」に話せるテクニックを押さえましょう。でも「魅力的ってどんな?」。壇蜜のように粘っこく、そしてゆっくりとセクシーに?確かに壇蜜好きな面接官には効果的かも・・・。

でも就活生は、そんなことはしなくても大丈夫!例えるなら「松本人志のすべらない話」に登場する方々。あの番組に登場する話し手の内容って、後で思い出してみれば、実は芸人でなくとも誰にでも起りうる、何てことない話の数々ですよね。

それなのに、なぜ多くの人をテレビの画面に何時間も釘付けにできるのか?それこそがあの番組の見所、そう!緩急をつけたあの話術こそが、人気を高めているポイントなんです。

あれを参考にすると、基本は聞き取りやすく、はっきりとした声。そして、時にテンポ良く軽快に話し、時に声のトーンを低く落とし、速度をゆっくりにギアチェンジ。緩急をつけた話術は、なんでもない内容であっても、いつの間にか聞き手を無意識にグッと惹きこむことができるのです。

逆に、就活生に多い「棒読み」では、どんなに優れたエピソードであったとしても面接官を魅了できないばかりか、「こいつ暗記してきたな」と、マイナス評価を受けることも。

以上のように、就活の面接における自己PRは、この3つのステップを押さえるだけで、十分に面接官への印象を良くできるでしょう。今日からこの方法を取り入れ、内定を獲得できる自分だけの自己PRを準備できるようにしてください。