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正直要らないと思っていました!5分で分かる就活OB訪問の必要性

OB訪問なんてやっている意味が分からない、そんな暇はない、別にやらなくても採用が不利になることはない、と簡単に考えている方が大半です。しかし、就活を体験したほとんどの先輩が「OB訪問はやっておいて損はない!」と強くアドバイスしているのです。

辛い就活を経験したからこそ、必要だと感じているOB訪問とは一体どんなことなのか、その意味と必要性を考えましょう。ここでは、本来やらなくてはいけないOB訪問の必要性を簡単にまとめていますので、就活にOB訪問なんて必要ないと思っている人は、今すぐその意味を理解しましょう。

そもそも「OB訪問って何?」

OB訪問の必要性を理解する前に、OB訪問とは一体何なのかを説明しましょう。簡単に言うと、「OGやOBと会って話をする」ただそれだけ。ただし、OBと会うチャンスは、色々とあります。

1つは、企業説明会。企業によっては、各大学別に説明会を行う事がありますので、実際に働いている所属大学のOBの話を聞くことが出来ます。ただ、その場合、各企業に在籍するOB1人対大勢の就活生となることが多いため、時間の都合上、質問が十分にできない場合もあります。

2つ目は、リクルーター面接。ただ、リクルーター面接は、エントリーしたすべての学生が経験できるものではありません。選ばれた就活生だけが、リクルーターとして呼ばれたOBと直接会って話を聞くことが出来る貴重な経験となるでしょう。企業説明会と比較すると、OB1名と数名の就活生という状況となりますので、色々な質問をぶつける事ができるかもしれません。

3つ目は、OBに自ら連絡を取って会う方法です。この方法が通常呼ばれるOB訪問で、OBと就活生が1対1で話ができ、かつ個人的な接触であることから、かなりディープな質問をぶつけられるはずです。ただし、連絡手段は自分の持つコネのみとなりますので、それが無ければ実現不可能です。OB訪問の意味とやり方が分かったところで、次は、具体的な必要性を考えましょう。

就活OB訪問の必要性とは?「リアルな情報がゲットできる」

表面上の情報は、企業のホームページや資料、求人広告で知ることはできます。しかし、そんな誰もが簡単に知り得る情報では、大勢の就活生を押しのけ内定をものにすることも、就活後の失敗を避けることもできません。企業の裏にある深い情報をゲットするためには、やはりそこで働いているOBとの接触が必要なのです。

就活OB訪問の必要性とは?「企業の求める人材を把握できる」

OBに接触できれば、その企業がどんな仕事をし、どんな人間に任せたいのか、そして今どんな力を必要としているのか、を把握できます。企業が必要としている人間像を事前にキャッチできれば、就活の面接で、どんな自己アピールを行えばいいかが、はっきりと見えてくるでしょう。さらに社の価値観も把握できるため、自分がその企業に適している人間なのかを知ることができるでしょう。

企業と就活生との間に価値観のズレがなければ、内定に近づくことができますし、ズレが大きければ内定は難しく、例えば就職できたとしても、就職後の状況は悪く、数年足らずで離職に追い込まれる可能性もあります。大きなズレがあると判断した場合は、企業選びからやり直すこともでき、企業に適合するだけの準備に早期に取り掛かる事もできるでしょう。

就活OB訪問の必要性とは?「社会人との会話に慣れる」

OBは当然就活生よりも年上、場合によっては、かなりの年配ということもあります。何人ものOBと直接会話を試みることで、社会人との会話に慣れてきます。

当初は、言いたいことも十分に言えず、聞きたいことも上手に聞き出せないもどかしさを感じていたはずなのに、何度も繰り返しOB訪問をすることで、伝える能力や求める能力、そして企業に対する熱い思いを、簡潔にそして分かりやすく伝えられるように訓練できるでしょう。

学生同士でしかコミュニケーションをとっていない就活生にとっては、大変貴重な時間で、考え方次第では、本番の面接の練習だと捉えることもできるのです。言葉遣い、しぐさ、マナーはもちろん、会話の組み立て方、結論の運び方など色々な学びができます。

以上のようにOB訪問を実行するには、とても面倒で、とても緊張する時間となります。しかしそれをしてでも余りうる価値があることが、理解できたのではないでしょうか。