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女性の転職活動で「負け組と勝ち組の二極化」が進んでしまう!?

一方は、思い通りに自分のキャリアを手に入れ、ヘッドハンティングをされるなどして、どんどん理想の自分を手に入れます。もう一方は、最初から転職活動で躓いてしまい、理想と現実のギャップに押しつぶされ、諦めてしまい、妥協した仕事に就きます。

本当は、自分にもっと適している、活躍できる仕事があるのに、それを見つける権利さえも与えてもらえないのです。つまり、やりたくない仕事を生活のためだけにやる・・・という、厳しい現実が待っているのです。

そもそも、メディアで紹介されているような憧れを持って、自分の能力以上のポジションへの転職を希望してしまい、それが原因でミスマッチとなり、転職活動に失敗してしまうのです。しかも、そのようなタイプの女性は、仕事を辞めてから転職活動をしてしまうので、無職になってしまうのです。

キャリアを積むどころか仕事を失ってしまえば、もはや生活は破綻してしまい、実家に戻るという選択肢しかなくなることも多いのです。企業側も女性に期待させるような宣伝をするのが悪いと思うし、それを鵜呑みにして簡単に会社をやめて転職活動を始めてしまう、若い女性にも問題があると思います。

負け組と勝ち組に二極化してしまう

このような状況が続くと、完全に負け組と勝ち組に二極化する現象が起きてしまいます。理想的なキャリアを手に入れた女性が勝ち組だとしたら、お金のためだけにやりたくない仕事を妥協してやっているのが、負け組と言えるでしょう。

OLさんや、派遣社員でも、あまり会社から必要とされていないような女性が増えているのです。期待されていないことを実感すると、さらにやる気が出なくなってしまうのです。

そのような状況からキャリアアップの転職なんて夢のまた夢・・・となってしまい、抜け出すことができないのです。企業にいいように使われてしまう女性と、企業をうまく利用する女性に二極化されているのが今の日本です。

女性にチャンスを与えれば景気も回復する!?

今に始まったことではないですが、ビジネスで女性に平等なチャンスが与えられることは稀です。建前では男女平等なんて掲げていますが、実際は、結婚、出産、育児など、女性にとって普通のイベントを普通に通過する際、不本意ながら仕事を辞めなければいけない状態に追い詰められてしまう職場環境が多いのです。

戦力となり、会社に貢献してくれる優秀な女性社員を、くだらない理由で解雇してしまうのです。もし、今日本に埋もれている優秀な女性にチャンスを与えることができるなら、期待以上の成果を出してくれることでしょう。

実際に、専門家や評論家も女性にチャンスを与えれば予想以上の経済効果があると明言しているのです。是非とも女性にチャンスを与えてくれる、余裕のある企業が増えてほしいものです。