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就職活動を始める時期とプランの立て方『乗り遅れないためには?』

就職に成功している学生と、失敗してしまう学生の決定的な違いは、本格的に就職活動を始める時期にあります。就職に成功している学生は、遅くとも大学3年生の10月頃から、本格的に就職活動をスタートさせます。

就職に失敗してしまう学生は、かなり乗り遅れたスタートとなってしまうのです。就職活動を始める時期を、それほど重視していない学生が多いようですが、実は、この時期こそ最も重視すべき点なのです。

特に最近では、全体的に就職活動をスタートさせる時期が早まっている傾向があります。他のライバル達に乗り遅れないためには、かなり前から万全な準備をしておく必要があるのです。

全体の流れを把握しましょう

まずは、就職活動の全体の流れを把握しておきましょう。一般的な流れは、求人を探す、応募する、会社説明会、書類選考、面接、内定、就職、というものです。

最も重要な点は、1番最初の「求人探し」をいつ頃からスタートさせれば良いのか?という点です。求人探しをする際も、十分な準備と企業研究が必要となるので、大学3年生の夏ぐらいから始めれば、十分な準備の時間をとれることでしょう。

3年生の年末近くになって、慌てて求人を探してしまうと失敗する可能性が高くなるので、余裕を持って行動しましょう。理想としては、11月の中旬頃には応募している状態です。

11月中旬頃に応募することができれば、ライバルと比較してもかなり早いペースで就職活動を進めることができていると思って大丈夫です。後は、スムーズに会社説明会、書類選考、面接を突破していき、自分の持っている全ての武器を上手に使いこなし、内定まで突き進むことが肝心です。

何も考えずに行動するのは危険

ライバルと差をつけるためにも、できるだけ早い時期に就職活動をスタートさせるという意気込みや姿勢は大切です。しかし、何も考えずにノープランで求人探しや応募をしてしまうと、かなり高い確率で就職後にミスマッチを起こしてしまいます。

そんなことになれば、入社数ヶ月で退職・・・なんて悲惨な結果にもなりかねません。しかしながら、あまり慎重になりすぎるのも問題があります。慎重になりすぎて視野が狭くなり、応募できる求人の幅を狭めてしまえば、就職できる確率も低くしてしまうのです。

要するに、バランスが大切ということです。ノープランでもダメ、慎重になりすぎてもダメ、ということは、十分に時間をかけて、しっかりとしたプランを立て、頭の中は柔軟に視野を広げて各社を吟味する、という姿勢が大切ということです。

4年生になってからでは遅すぎます・・・

危機感を持っていない学生は、就職活動の準備を始めるのが遅いので、求人探しも応募も全体的に遅くなってしまいます。3年生が終わるギリギリまで遊びやサークル活動、アルバイトに励み、4年生になってから、ようやく本格的に就職活動を始める・・・これでは遅すぎます。

実際に、4年生になってから本格的に就職活動を始めた学生達は、なかなか就職先が決まらずに苦戦してしまうという統計が出ているのです。逆に、3年生の早い時期から就職活動の準備をして、遅くとも3年生の10月頃から就職活動を本格的に始めた学生達は、採用を手にする確率が非常に高くなるのです。

要するに、就職活動の準備と本格的なスタートで乗り遅れてしまうと、採用を手にするのは難しくなってしまうということです。

会社説明会は絶対に参加しよう!

就職活動のプランの中から、会社説明会を外してしまう学生も少なくありません。外してしまう理由は、インターネットで企業研究すれば、おおよそのことは知れるからです。確かに、会社説明会へ参加するのは、丸1日の時間がとられてしまうので、その時間を他の就職活動の時間に使いたいと思う学生も少なくないでしょう。

しかしながら、本当に応募する企業で働きたいのか?ミスマッチではないか?どのような雰囲気の社員が働いているのか?ということを知りたいなら、会社説明会は絶対に参加するべきです。インターネットの情報では分からない、社員の生の声が聞けるし、就職後のミスマッチを防ぐことができるのです。

私は、就職活動のプランの中で、会社説明会に丸1日使っても惜しくはないと思っています。なぜなら、丸1日使っても得ることができる価値の方が大きいと思うからです。