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常連のお客様ゲット!また次回もご来店いただくためには?

飲食店、とくにお酒を出すようなお店、個人経営や隠れ家レストランなど、常連のお客様がいらっしゃることは多いですね。もちろん、一番はその店ならではの、料理やお酒の味にあると思います。

ですが、いまはソーシャルネットワーク(食べログ、ぐるなび、Face-book、Twitterなど)で検索して、予約する人も多いと思います。そういった、初めて来店される方に常連様になっていただくためには、どうすればいいのでしょうか。

カウンターのあるお店では特に、それ越しにお客様とお話しすることも少なくありません。会話を楽しく、かつスムーズに行うと、お店のファンも増えますよね。また、会話が苦手という人でも大丈夫です。さりげない気遣いや接客態度で、あなた自身のファンを増やしていきましょう。

初めてお越しいただくということは、お店のことはまったくご存じないわけです。そういった場合に、本日のオススメや、名物料理、お酒と相性のいい料理や、予約なしでも利用できるコースなどをお教えできるようにしておきましょう。

意外とコレ、聞かれることが多いです。忙しい時間を迎える前に、店長に確認しておくと安心ですね。鮮魚や野菜などは、産地まで答えられるようにしておくとGOOD!初対面の人となかなかうまく会話できなくても、メニューに関して丁寧な説明ができればいいのです。

あとは笑顔を忘れずに。天気の悪い日などは「悪天候の中、ようこそいらっしゃいました」と、付け加えてみても親切ですよね。会話って実は些細なことから広がるものですよ。

もしお客様が、ビール、ワイン、焼酎、日本酒などをたしなまれる場合は、どのような味なのか、簡単でいいので説明しましょう。自分があまり飲めない場合でも、飲んでいただいたお客様の評価や、味の分かるスタッフの説明を拝借して、伝えてみることが大切です。

お料理との相性や、お客様の好みも聞いておくといいでしょう。それを配慮した上で、飲み物を選ぶと喜ばれますよ。飲んだことのあるお酒の場合は、そこで会話も弾みます。酔ってしまえばお客様も饒舌になりますからね。よりいっそう、スムーズにお話しできるはずです。

お客様の酔いに合わせて、だんだんくだけた口調に移行していきましょう。冗談に笑ったり、少しとぼけてみたり、目立ちすぎない程度に、一言、二言話してみましょう。お酒を飲んで、すっかりリラックスされているお客様がほとんどです。

むしろ、向こうから話しかけてくるケースも多いでしょう。臆さず笑顔で対応しましょうね。特に女性なら、にこにこ笑っているだけでもOKです。

会話が分からなくても大丈夫。「そうなんですか!」「すごいですね!」と相手を持ち上げて、大げさに相づちを打つ仕草を見せましょう。楽しい空気を壊さないことを、第一に考えておくことが大切です。

お帰りの時は、大きな声で「ありがとうございました」と言いましょう。名刺を渡す時は、相手の目を見つめるぐらいの気持ちで視線を合わせます。自分にとっても、お客様の顔をインプットできるチャンスですからね。

忙しくても、最後の挨拶だけは忘れてはいけません。せっかく心地よく飲んでいたのに、「ないがしろにされてる」と思われては元も子もありませんからね。「またお越しくださいませ」くらいは言えるような余裕をもっておきましょう。

さて、ここからが本番です。次にいらっしゃった時、お客様の好みを覚えていられますか?どんなお酒を飲まれていたか。会話の内容は何だったでしょうか。飲む前に薬を飲んでいたからお水が必要だった。

最初からワインを注文していた。お酒と一緒にお水も頼んでいた。映画や小説の話をした。細かい内容ですが、次に来店した時、覚えておくと予想以上に喜ばれるものですよ。当たり前ですが、いきなり仲良くはなれません。

ですが、2回、3回と会うたびに、お互いに楽しく会話できるようになっているはずです。その人にとっても、自分にとっても有意義だと思えるような関係を築けるように、ぜひトライしてみてください。