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異業種への転職は可能?今転職が成功する職種と業界!

キャリア採用が期待できる業界を見極める

積極的なキャリア採用傾向がある業界は、業界全体が上昇傾向にあり社会的な需要が高いと言えます。

この点を見据えて経済ニュースをはじめとする社会動向を観察すると良いでしょう。

例えば近年最もキャリア採用が期待できる業界として、IT系企業を挙げることができます。転職活動のためにはさらに一歩進んで、社会動向からどの分野が好調なのかまで探る必要があります。

現代ではiPhoneの台頭により、アプリなどソフト面の開発者が求められているでしょう。さらにソーシャルネットワークも人気が高まり、モバイルゲームやソーシャルアプリ分野も狙い目です。

一方で現在では企業全体の業績を上げる方法として、会社の経営方針や倫理観を浸透させ、社員一人一人の社会的なマナーと士気を上げるため、内部統制を進める「企業コンプライアンス」に注目が集まっています。

35歳以上からの転職ならば、コンプライアンス知識や技術に長けた管理職も大きなアピール材料となるでしょう。経歴に自信がある人材ならばコンサルタント職も注目株です。

介護業界は高齢化社会の影響がある上に常に人材不足の傾向があるため、事務職や経理職など現場職種以外でも転職成功の可能性はより高くなります。同じような傾向としては飲食業界も狙い目の業界と言えるでしょう。

企業の視点に立って、中途採用の有益性を考える

個人の視点で言えば自分自身の生活やスキルを向上させるための「転職」となりますが、転職活動をする時には採用側の会社目線、つまり「中途採用」枠としてのアピールを意識しなければなりません。

中途採用を試みると言うことは「即戦力」を求めていることに他なりません。さらに転職の競争率が高い現状では、即戦力を持ち且つ「質が高い」人材を求めているでしょう。

業界全体が下降傾向にある場合には、異業種へ挑戦したい人々は多いはずです。とは言えプログラマーなど特殊なスキルを持つ人材ならばともかく、「質が高い」とは一体どのような人材なのでしょうか?このようなケースでは今までの経験を、どのような業界でも通用するスキルにまで分解・分析して企業へアピールする対策も良いでしょう。

例えば企画経験が長い場合には、プレゼンソフトの取扱いやプレゼン能力をアピールできます。接客業の経験は個人対応の営業技術にも生かすことができるでしょう。このように面接時の質疑応答を想定しながら、自身の経験を他業種に置き換えてみると分析しやすくなります。

中途採用枠の中で異業界出身でも需要が高い職種には、営業と経理や財務を挙げることができます。その他接客業でも店長などの管理職を勤め業績を上げた経験がある人材は、その管理能力や販売力が即戦力と判断される可能性も高いでしょう。

異業種間の転職を成功させるためには

新卒ならばともかく社会人経験のある転職活動者ならば、志望する会社を徹底的に理解する姿勢は不可欠です。「キャリアアップのために転職をする」と言う風潮は一時期よりも薄れつつあるため、より明確な志望動機を求められる傾向にあるからです。

転職活動を続ける中で不採用が続くと、作業も投げやりになりがちです。けれども経営理念は必ず把握して、それぞれの企業に合わせた文章を心がけてください。さらに徹底した客観的な自己分析による履歴書作成を意識しましょう。

異業界への転職を成功させた人々の中には、履歴書や職務経歴書の他にも独自の書類を準備して、それぞれの企業にあった自己アピールを試みている事例もあります。ポテンシャル採用が効かない中途採用だからこそ、自分を理解した上での具体的な意欲を見せる姿勢がポイントとなるかもしれません。