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ビジネスにおいて裏付けとなる根拠と過去の事例は何よりも大切です

ビジネスにおいて、何か提案や企画をする時は、裏付けとなる根拠や具体的な過去の成功事例がないと認めてもらえません。どのようなビジネスでも、先行投資がかかります。ビジネスの規模や内容によっては、あなたの年収の何十倍、何百倍もの経費が、先にかかってしまうのです。

裏付けとなる根拠や過去の成功事例がないのに、予測だけでビジネスを実行してしまえば、先行投資した経費を取り戻すこともできなくなってしまうのです。これは就職面接でも同じことが言えます。例えば、企業研究を重ねて、面接で自分の企画や提案をする学生もいることでしょう。

素晴らしいポジティブな行動だと思います。しかし、それが何の裏付けもなく過去の事例でもないなら、逆にマイナス評価となってしまう可能性が大です。なぜなら、空想で成功するかもしれないビジネスの話をするような人材は、どの企業だって欲しがらないからです。

採用しても、「裏付けとなる根拠も過去のデータも調べないで、1つ1つの仕事を進めてしまうかも・・・?」「もしかしたら、その責任を取らされてしまうかも・・・?」と、脅威に感じてしまうのです。採用担当者にそれほどまでの脅威を感じさせて、採用を手にすることなど絶対にできないのです。

結論は、分かりもしないのにビジネスに関する提案や企画は面接で出さない、ということです。そもそも社会経験もゼロに近い学生が、ビジネスのことを企画提案しても、うまくいくわけがないのです。つまり、余計なアピールでしかないのです。余計なアピールなどせずに、もっと正攻法でリスクの少ないアピールポイントを考えましょう。

分からないことを学びたい!と思う姿勢が大事

社会経験がゼロに近いのだから、分からないことがあって当然です。分からないのに、知った気になって余計な提案や企画をするよりも、自分が興味を持っている業務に関する深い質問を、いくつも用意しておいたほうが、面接で高い評価をもらうことができます。

採用担当者だって、学生にハイレベルな提案や企画を求めているわけではないのです。むしろ、あまりにも立ち入ったアクションを起こしてしまえば、逆に「新卒社員としては扱いづらいかも・・・」と思われてしまうのです。

そのようなリスクのある行動をするぐらいなら、最初から分からないという前提で、いろいろと質問してみるのが良いでしょう。ただし注意してほしい点は、ちょっと調べれば分かるようなことは、絶対に聞かないことです。

例えば、インターネットでも会社訪問をしても社員に聞いても、深い部分まで分からなかったことを面接で質問すれば、次のような効果を得ることができます。「この人材は本当によく当社を研究している。なかなかできない1歩踏み込んだ質問だ!」というように、かなり高い評価をいただくことができるのです。