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就職活動の昔と今が分かる!ネットがなかった頃はどうしていたの?

今でこそ、就職情報をインターネットで調べるのは当たり前の時代となりましたが、一昔前はネットがなかったので、自分の足で調べるしかありませんでした。現代では、就活サイトや就職情報サイトがいくらでもあるし、掲示板や専門サイト、ソーシャルネットワークでも、リアルタイムの就職情報を簡単に入手することができます。

本当に便利な世の中になったのは事実ですが、その反面、デメリットも生まれています。インターネットで就活するのが当たり前の時代になったことで起こる、デメリットについてご説明したいと思います。

理想と現実のギャップは膨らむ一方・・・

一昔前のインターネットがなかった時代は、就職活動1つするのも大変でした。自分の足を使って情報を集めることが、就職活動のメインとなったのです。企業研究も、書籍を参考にして、とにかく会社訪問をさせてもらう、というのが主流でした。

どれだけ会社訪問する数を増やすことができるのか?そこが勝負を決めるポイントとなったのです。それに比べて現代は、わざわざ会社訪問なんてしなくても、インターネットで応募に必要な情報を入手することができます。応募すら、インターネットで完結してしまうのです。

ネットで就活ができるようになり、企業研究をする効率がよくなった、というメリットがある反面、自分の足や目で就活をしなくなった、というデメリットも出てきてしまったのです。自分の足や目で就活をしないことが原因で、就職してから、理想と現実のギャップに苦しむケースが増えているのです。

なぜ、そのようなギャップができてしまうのか?というと、会社のホームページや掲示板、ソーシャルネットワークなどの表面的な情報しか把握していないからです。そのような安易な方法で得た情報だけでは、就職先を決める判断材料にはならないのです。

やはり、会社訪問を何度もして、人事の方やその他の現場で働いている社員の声や表情を、自分の目で観察することで、初めてその企業の全体像が見えてくるのです。

何度も会社訪問をして、十分すぎるくらい企業研究をした学生は、入社後に「こんなはずではなかった・・・理想と現実のギャップが大きすぎる・・・」と後悔することがなくなるのです。なぜなら、嫌というほど企業研究をして、仕事上のデメリットも把握した上で、納得して就職を決断しているからです。

会社訪問の数が見極める目を養ってくれる

重要なことなので何度も言いますが、とにかく会社訪問を1回でも多くしましょう。なぜ、ここまで会社訪問を勧めるのかというと、会社訪問の数が企業の良し悪しを見極める目を養ってくれるからです。会社訪問をすることで得られるのは、その企業の情報だけではありません。

今の社会の状況や、裏側も垣間見ることができるのです。良い情報よりも、就職後にネックとなるような情報を知っておくことが、何よりも大切です。そのような、ネックとなる事実に対する免疫がないままで就職をしてしまうから、働き始めた時のギャップに耐え切れなくなり、短期間で退職を余儀なくされてしまうのです。

つまり、就活中に「社会の厳しさ、仕事の現実の過酷さ」の免疫をつけておくことが、肝心だと言えるのです。「社会は厳しいものだ・・・現実の仕事は過酷だ・・・」と社会人になる前に理解しておけば、どのような困難にも耐えることができるのです。

不思議と、30社、40社、50社と早い時期から会社訪問を重ねておくことで、そのような免疫をつけることができるのです。様々な業界の、様々な企業に勤めている社会人と、早い時期から関わりを持っておくことで、社会の厳しさと仕事の過酷さを、事前に教えてもらうことができるのです。

何社でも自由に会社の内情を見られるのなんて、就活の時しか許されないことです。1つでも多くの会社訪問をすることが、就職して社会人になってからの自分の肥やしになることでしょう!