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転職にも役立つ?業界別に見るステップアップ資格ベスト5

企業側の需要が高い資格ベスト5!

資格とひと口に言っても司法書士などの士業にまつわるものから、社会復帰を目指す主婦層に人気が高い医療事務まで、その種類は多岐に渡ります。

資格選びで重要なポイントは、その目的ではないでしょうか?

「転職に役立つ」目的から考えると、中途採用時の企業側の評価や需要が最優先です。実は企業側としては現場経験やスキルを重要視しているため、必ずしも資格取得者が優位とは限らないのが現状です。ただ資格と言うよりは基本的な部分かもしれませんが、どの業界でも自動車免許の所持を応募資格に挙げる企業が多いです。特に営業や土木系職種では必須と言えます。

ただし医療業界や土木業界では資格取得者への評価は高く、資格手当などの待遇も期待できるでしょう。特に医療業界では薬剤師、土木業界では建築士(1級・2級)などが需要の高い資格です。独占業務や選任義務がある現場が多いからでしょう。

職場の配置義務があるという面では、「宅地建物取引主任者」も評価が高い資格でしょう。不動産契約時に義務付けられている「重要事項説明」は、この資格保有者のみが職務を果たすことができる「独占業務」となり、不動産業界では重宝される可能性は高いです。

最後にどの企業にも不可欠な経理部門では、日商簿記検定2級の取得者が安定した需要と評価を受けています。複数の団体が簿記検定を主催していますが、現場スキルとして認められるためには日商簿記が良いでしょう。さらに3級は合格率も高く一般レベルとみなされる可能性が高いので、就職や転職時のアピールに利用するならば2級以上の取得を目指しましょう。

キャリアアップに役立つ評価が高い資格とは

全体的には前述した5つの資格や免許を求める求人が多いですが、実は近年では「ファイナンシャルプランナー」資格にも注目が集まっています。ファイナンシャルプランナーは個人を対象にした家計や将来設計に、適切なアドバイスができる資格です。

そのため個人を対象にした金融系の営業職求人でアピールできます。保険営業職の人々がファイナンシャルプランナーを有するケースは多いですが、近年では証券会社でも評価が高くなっています。ただしファイナンシャルプランナーも増え始めているので、キャリアアップを計るならばダブル資格で更なる個性を打ち出すことをオススメします。

高齢化社会に対応した社労士や年金アドバイザーなどは、今後もますます需要が高くなるでしょう。ダブル資格を取得することで、老後の貯蓄相談に長けた営業職としてハッキリとしたカラーを打ち出すことが可能です。

安定した求人数が期待できる医療業界では、MR(医薬情報担当者)も評価されます。営業職の経験が長い人々の間でMRは、転職希望に挙げられることが多いでしょう。

独立開業も目指すことが可能なコンサルタント資格

中小企業が増えたため業界全体に活気があるコンサルティング業界では、「中小企業診断士」の資格取得者が少しずつ増加しています。「経営コンサルタント」と呼ばれる民間の資格も人気が高いですが、国家資格としては唯一の資格が中小企業診断士だからです。社会の認知度が高い点も魅力と言えます。

とは言えコンサルタント系の資格は双方とも難易度が高いので、長期スパンで試験対策を取る必要があるでしょう。それぞれに通信教育や講座などが発見できるので、利用してみるのも一案です。最近ではコンサルタント会社も増えていますが、個人開業の道も開くことができます。