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行かなきゃダメなら楽しもう!社員旅行を無理やり楽しむツボ

社員旅行に行きたくない、と考えるのは若手だけではないようだ。数年前のアンケートでは、社員旅行について「あってもいいが自分は参加したくない」「なくなって欲しいし自分も参加したくない」との回答が最も多かったのは40代という結果だった。

20代は、40代と比較するとわずかに社員旅行について肯定的だった。

40代ともなると、仕事も忙しいし社歴も長く、今更社内でのコミュニケーション活性化といわれてもノリきれないのだろう。余興などが強制されれば、より一層モチベーションは下がるというものだ。

しかし不参加を表明するのがなかなか難しい場合もあるだろう。社長が社員旅行に強いリーダーシップを発揮していたり、全体の参加率がきわめて高かったりすれば、「参加したくない」と言い出しにくい。

社員旅行でウツウツとしている諸君に、ユーツを取り除くコツを教えよう。ずばり「幹事をひきうける」だ。幹事をひきうけてしまえば、余興の強制も幹事権限で廃止することができるかもしれない。一泊を日帰りに変更するなど、自分好みのアレンジでの提案がしやすくなる。幹事として、旅行を仕切るポイントを考えてみよう。

準備は早めに

まず、旅行会社に相談してみる。季節などを考えて色々なプランを提案してくれる。数社あたってみて、希望のプランを選ぼう。見積をとるなら「行き先 / 日程 / 交通手段の希望/ 一人当たりの予算 / およその参加人数 / 総予算概算 / 出発地」を決めておく必要がある。

時間を管理する

社員旅行は人数が多いので、移動時間がかかる。集合場所・集合時間・バスの出発時間などをきちんと確認し、参加者に連絡する。

立ち寄る場所の連絡先を把握する

大人数で旅行すれば、誰か一人は忘れ物・落し物をするものだ。取りに戻っていれば後の旅程に影響が出てしまうから、電話などで確認をとることになる。事前に立ち寄る場所の電話番号などを調べておこう。

持ち歩く現金は最小限に

できるだけ事前払い・事後払いにすれば当日持ち歩く現金は減らせる。宿泊先では部屋の金庫ではなく、フロントに預ける。両手が空くウエストバッグを利用するなどして、手放さないようにする。会計係を立てて、お金のことは任せる、という手もある。

「芝居は見るより演じる方がずっと面白い」と言っていた俳優がいた。受身でいるより、積極的に参加してしまった方が楽しめることは多い。全体でみれば「参加してよかった」と感じている社員旅行経験者は8割にのぼる。社員旅行をユーツにするも、ハッピーにするも、自分次第なのかもしれない。