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楽しくパートがいいのか、楽しくなくて正社員がいいのか?

アベノミクスの経済効果、成長戦略と雇用に関わる事ばかりです。確かに、景気がよくなってきて、求人倍率も以前より高くなり…という話はよく聞きます。

しかし、本当にそうなのでしょうか?

非正規雇用ばかり増えている

実際、現状を生きている私だからこそ言いたいのです!だからと言っていい話ばかりでもないってことです…残念ながら…。本当に、一般庶民にもわかるような景気の上昇だとするならいいのですが、悲しいかな、それは全く伝わってきていません。

求人倍率は高くなったといいますが、実際、内容をよく見てみると、前年より非正規雇用は増え、正社員の数は減っているようなのです。

正社員を増やさなくてはいけないのに、増やしてもらいたいのに、非正規雇用の人が増えて正社員は逆に減っているようなのです。でも、本当はどちらがいいのでしょうかねぇ。

もちろん正社員雇用が望ましいです。しかし、今の正社員雇用は給料体制も日給月給な所が多いようです。

非正規雇用だと、時給になります。日給月給は一日働いていくらの計算になるわけで、一時間働いていくらの時給の非正規雇用の人と結果、あまりかわらないですよね。変わらないのに、正社員は責任ばかり乗っかってくる…。

リストラに先にあうのは非正規雇用の社員

忙しければ「社員が社員が」と言われ、パートのおばちゃんからは「社員はいいわよね」と言われる…。ボーナスや退職金がきちんとある会社ならまだしも、近頃そうでない会社が多いですよね。

私の働く会社も退職金は出ないですし、ボーナスだって、かなり少なく…勤務して1年はボーナスは出ないようです。福利厚生をみても、社会保険だって、長時間働くパートさんなら、入ることは可能なのです。

そう考えると、何が違うのかと思ってしまうところもあります。ちがうところといえば、シフト制の時給のパートだとしたら働く日数を減らされる、最終的にリストラに先にあうのはパートさん等の非正規雇用の人々という事になるでしょう。

自分がパートだった時も、普通はきっちり時間で帰れてよかったのです。その後の家庭もありますからね。

しかし、やはり暇になると、社員からの圧力がハンパない!無言の「帰れ帰れ」の帰れコールがマナーモードで鳴り響くのです(笑)。まぁ、敵も人件費を浮かせようと必死なのでしょう。

「安心して働く」には正規社員

例えば販売する会社なら、繁忙期とそうでない時期とがあるわけです。気楽に働くパートがいいのかと思いますが、でも、労働時間、もしくは働けなくなることを考えたら、多少の責任を負ってもやはりきちんとした保障のある正社員がいいですよね。

繁忙期ならじゃんじゃん働け働けという感じなのですが、そうでなくなると、繁忙期とはまるで反対の帰れ帰れと真逆の対応をとられる…大事にされない感じですね。非正規雇用の人は、そう考えると「安心して働く」という点ではマイナスポイントなのでしょう。

正規社員、非正規社員とどちらがいいのかと、「パートの時は、楽しかった」と…そんな思いでいましたが、やはりお金を稼ぐ以上は、それを安定してもらえるという安心感がないとダメですものね。そう考えると、やはり日給月給でも正社員の方がいいですかね…。

会社も、もう少し、正規、非正規を問わず、従業員の事も考えてもらえると、従業員のやる気も変わってくるのですがねぇ。我々従業員は、あまり多くの期待をしないで、自分のために、日々の任務をこなすしかないですよね(笑)