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採用担当者が喉から手が出るほど欲しがる人材になるためには?

ズバリ!採用担当者が喉から手が出るほど欲しがる人材は「仕事力を持っている人」です。仕事力とは、与えられたり、指示された仕事をこなす能力ではなく、何もないところから仕事を作り出す能力のことです。

学生時代は、与えられた課題や指示されたことをこなせば合格点がもらえましたが、社会人になったら、そうもいきません。もちろん、新入社員の数ヶ月間は研修があるので、いろいろと教わることになります。

しかし、研修が終わり独り立ちする時期がきても、言われたことしかできない若者が増えているのです。今の企業にとって、言われた仕事しかこなすことができない人材は不要なのです。

いきなり新入社員が何もないところから仕事を作り出すのは、さすがに無理がありますが、せめて、言われた仕事にプラスαで自分の実現したいプランや改善策を乗せるという意気込みは欲しいものです。

そのような意気込み、チャレンジ精神、行動力こそ、採用担当者が求めている「仕事力」と言えるのです。社会経験がなくても学生時代に仕事力を磨くことはできます。

例えば、1人で行ったことがない外国で、ホテルの予約もせずに旅をしてみましょう。言葉も分からない国で、どうやって寝床と食事を獲得するか?ジェスチャーで教えてもらうしかないでしょう。怖い目に合うかもしれません。騙されてしまうかもしれません。

そのような厳しい環境の中で、知らない人とコミュニケーションを取り、タフに生きていく海外生活の経験をすることで、仕事力は簡単に身についてしまうのです。そんな経験ができるのは学生時代だけです。そのような貴重な経験をしてきた学生こそが、最も企業が欲しがる人材なのです。

厳しい状況や失敗を乗り越えなければいけない場面が、仕事では毎日のようにあります。その乗り越える力こそが仕事力なのです。せっかくの学生時代を、合コンや飲み会や、将来につながらないようなアルバイトに費やさないでください。そんなことをしている時間があるなら、海外に1人旅に出かけましょう。

海外じゃなくても、国内で行ったことがない土地に出かけてみるだけでも貴重な経験となります。旅じゃなくても、興味や関心のあるバイト経験やボランティア経験が、仕事力を培ってくれることもあるのです。とにかく、学生時代は行動あるのみです。座学では経験できない、仕事力につながるような経験を積極的にしてみるのです!

自分で判断する力

今の学生さんに足りない能力、それは、「何事も自分で判断する能力」です。学生時代は親に守られて、先生や先輩からもアドバイスをもらえるので、自分で考えて責任を持って決断するという経験をしていないことが多いのです。

就職して仕事が始まると、毎日のように自分で判断しなければいけない場面がやってきます。いちいち、1つ1つの決断を上司に確認するようでは、その人に明るい未来はないでしょう。自分で判断する能力を身に付けるためには、自分の意志を持ち主張する必要があります。

これが最近の若者は苦手なのです。直接、人とぶつかりあうようなコミュニケーションをとった経験が乏しいので、社会人になってから上手にコミュニケーションがとれずに、仕事以外の面で悩みが増えてしまうのです。

腕の良い職人や芸術家やアーティストなら、自分の好きなことだけやって、一方通行のコミュニケーションでもご飯が食べられることでしょう。なぜなら、黙っていても良い仕事をして、良い作品を作っていれば、あっちから仕事が舞い込んでくるからです。

しかし、普通に働いている社会人は、一方通行のコミュニケーションではやっていけません。どんなに強い意志を持って自己主張することができても、一方的な気持ちを伝えるだけでは、会社の仲間とも上司とも顧客とも得意先とも、人間関係を築き上げることはできないのです。

職場の仲間や、上司や顧客と、トラブルばかり起こしてしまう人は、コミュニケーションが一方通行になってしまっているのです。自分の意志や自己主張を一方通行で伝えるのではなく、相手の気持ちと考え方を尊重し、その場の空気を読んで、臨機応変に要領よく対応することができないと、仕事がうまくまわっていきません。

このような能力も仕事力の1つと言えるでしょう。学生時代に積極的に行動し、様々な職業の、様々な年齢層の人達と出会い、話を聞き、「人には全く異なる様々な考え方や意見がある」ということを学んでおけば、ビジネスで通用するコミュニケーション能力が養えることでしょう。