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あなたはイチかバチかの闇雲な就職活動をしていませんか?

就職試験も筆記試験も面接試験も、確かに運やタイミング、採用担当者や面接官との相性も重要だと思います。「すべてはその人の努力次第で、運やタイミング、相性なんて関係ない!」と言う人もいますが、私は運やタイミング、相性も、就職試験で採用を手にするためには必要な要素だと思っています。

すべてを運やタイミング任せにしてしまえば、それは無理がありますが、努力や工夫次第で運や良いタイミングを引き寄せるということは、往々にあることだと言えるのです。つまり、運やタイミング、相性も軽視することはできないということです。これから就職活動を始める学生さん達には、是非とも運やタイミング、相性の良さまでも味方につけてしまうような、貪欲な活動をしてほしいものです。

闇雲な就職活動をしてはいけない理由

運やタイミング、相性を軽視するのも良くないことですが、全て運やタイミング任せで闇雲な就職活動をしてしまうのは、もっと良くないことです。闇雲にノープランで就職活動をしている人は「筆記試験も面接試験もその場しのぎでどうにかなるさぁ!」「就職してからも要領よくやれば何とかなるさぁ!」という考えを持っていることが多いようです。

就職試験や仕事に関して、あまりにも真剣に考えすぎてしまうのはいけないことですが、舐めてかかりすぎるのも悪い結果を招いてしまいます。「どうにかなるさぁ!」で肩の力を抜くことで、緊張が緩和されて良い印象を与えることができます。

しかし、それはあくまでも就職試験に向けて、万全な計画を立てて努力をし続けた人だけが享受することができるメリットです。たいした努力もせずに「どうにかなるさぁ!」で挑む就職活動は、単に手を抜いているだけなのです。そんなことにならないためにも、早い段階からしっかりとした就職活動のプランを立てて、行動を開始しましょう。

どのような行動を開始するべきか?

闇雲な就職活動をしてしまえば、貴重な時間を無駄にしてしまいます。それを避けるためには、時間を有意義に使うプランを立てることが重要です。時間を有意義に使うためには、インターネットや書籍でリサーチするのではなく、自分の足を使って現場を自分の目で見ることが肝心です。

就職した業界の企業見学を、何度でもしつこいくらい体験してみましょう。そして、積極的に社会人の先輩に質問できる機会を自ら作り出すのです。この行動力こそが就職活動において何よりも大切なことだと言えるのです。

見学する職場は、将来、自分が働く環境となる場所です。本当に自分の理想的な場所なのか?具体的に自分が働いているイメージを持って、意識して見学しましょう。また、そこで働いている社会人の先輩は、近い将来の自分です。今の自分と照らし合わせてみて、同じようなモチベーションで働き続けることができるのか?を、じっくりと考えてみましょう。

このように、自分なりのテーマを持って、見学をしたり話を聞いたりすることが大切です。会社見学や現役社員から話を聞くという活動は、最も基本的で原始的な就職活動かもしれません。ネット社会において、わざわざ自分で足を運ぶまでもなく、他にも情報収集の方法はあると思う方も少なくないでしょう。

しかし、1つだけ確実に言えることは、自分の足で収集した情報と、ネット上の評判や口コミ、会社のホームページにある情報を比較してみると、重みはまったく異なるという点です。自分の足で収集した情報には重みがありますが、ネット上や企業のホームページで得ることができた情報は、軽いものばかりなのです。

ネット上や企業のホームページで得ることができる情報は、同じように就職活動をしているライバル達も簡単に仕入れることができる情報です。みなさん、自分の足を使わずに楽をして、情報を得ようとするから、すべて似たより寄ったりの応募書類になってしまうのです。採用担当者からすれば、これほど面白みのない応募書類はないのです。

本気で採用を手にしたいと思っているなら、時間をかけるところには十分すぎるくらい時間をかけて、自分の足で、自分の目で、現場の情報を仕入れることです。また、社会人の先輩方に、たくさん質問をして、自分の耳で貴重な情報を仕入れるのです。この作業さえしっかりとやっておけば、就職後に後悔することもなくなるのです。