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あなたは、なぜ今までの就活で内定がもらえなかったのですか?

タイトルのような手厳しい意地悪な質問をしてくる面接官は腐るほどいます。就職試験を受ける学生さんからしたら、胸が締め付けられるような質問ですよね?しかし、このような質問をされて「意地悪・・・」と思うのは、ちょっとお門違いというか、努力が足りない証拠です。

なぜなら意地悪な質問ではなく、企業からすれば気になって当然の項目だからです。企業の立場になって考えればすぐに分かることです。採用担当者は優秀な人材を見抜き、確保することを責務としています。

つまり、いくつも就職試験を受けているのにも関わらず、1つも内定がもらえないような学生は、どの採用担当者だって「何か問題があるのでは・・・?」と疑って当然なのです。決して、意地悪で痛めつけるために厳しい質問をしているわけではないのです。まずはそのことを理解して、厳しい質問が来てもうろたえないように、準備をしておくことが大切です。

どのような回答が正解なのでしょうか?

では、表題のような手厳しい質問をされた時、どのような回答をすれば正解なのでしょうか?正解を出すためには、自分がなぜ内定がもらえないのか?その原因を突き止める必要があります。原因を突き止めるためには、自分を振り返り分析することが必要になります。

しかしながら、いくら自分を振り返り分析してみたところで、内定がもらえない原因を突き止めることができないケースが多いのです。原因が分からないからと言って、「就職試験を過去に受けていません・・・」などという嘘は通用しないので、絶対にやめましょう。

他人のせいにしない

不採用が続くと、どうしても他人のせいにしたくなります。「自分はこんなにも頑張っているのに、なんで内定の1つももらえないのだろう・・・」と悩み苦しみ、ネガティブになってしまうのです。しかし、ネガティブになったら終わりです。モチベーションも下がり消極的になることで、さらに不採用の数が増えてしまうことでしょう。

どうしてもネガティブな悪循環から抜け出せない時は、就職活動を一時停止して、ゆっくりと休養をとり、日帰りでも良いので旅に出てみるのも良いでしょう。就職活動ばかりに夢中になって視野が狭くなってしまうと、ネガティブな精神状態になってしまうことが多いのです。

旅などで気分転換することで気持ちをリセットして、就職活動を始めた頃の状態に戻すことができるのです。旅に限定しなくても、趣味や特技、普段はしない行動や、普段なら会わない人と会って話してみることで、新しい発見に気付けたりするのです。

原因が見つけられない時の対処法

先ほども申し上げたとおり、内定がもらえない原因を何週間かけて分析しても、明確な答えが見つからないケースが多々あります。絶対に答えを見つけなければ、内定がもらえないというわけではないのです。例えば、原因を探るために自分が努力したことや改善したことを、そのままアピールポイントとして面接で伝えてしまえば良いのです。

そもそも内定がもらえない明確な答えなど、採用担当者だって分からないのです。大切なのは、内定がもらえないという状況で、どのような努力をすることができたか?という点なのです。仕事でもなかなか成功できず、連続して失敗が続く・・・という厳しい状況に追い詰められることが多々あります。

その時に失敗をバネにして、経験から学べることを吸収する柔軟性を持ち、必ず、最後は目標を達成するという強い意志を持っている人材なのか?採用担当者が重視しているのは、その部分なのです。要するに、明確な原因や答えを出すよりも、それを見つけるための努力のプロセスを伝えることで、評価してもらえるということです。

世の中には、必死になって努力しても報われないことなんて、いくらでもあるのです。窮地に追いやられた時、絶望した時、ネガティブになった時こそ、その人の本当の力が試される時だと言えるのです。

就職活動において、何度もやってくる窮地や絶望、ネガティブになりたくなる気持ちを乗り越えて成長した自分をアピールすることで、初めて内定をもらえるレベルまで到達することができるのです。