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見やすく分かりやすいESの書き方!あなたの文章は読みにくくない?

就職活動でその企業に応募するために必要なもの、それがエントリーシート(以下ESと省略)です。ほとんどは、企業からダウンロードし、プリントアウトします。そして、手書きで項目を埋めていきます。

大手企業であれば、募集者が多いゆえに、インターネットから直接入力することもしばしば。ESは企業に自分をアピールする大切な情報源となります。企業側はそれをもとに、候補者をしぼってゆくのです。

また、ESの情報に関して面接を行うので、コピーを取っておく必要もあります。自分の長所や短所だけでなく、志望動機、趣味や特技、部活動、学業でがんばったことなどを書きます。

それだけでなく、今まででもっとも腹を立てたことや、挫折など、そこからどうやって立ち直ったか、というプロセスも聞かれることが多いでしょう。自分らしさのアピールということで、写真を貼り、自由にデコレーションする場合もあります。

ESの上手に書くためのポイント

このESはなかなかのくせものです。たったこれだけの情報で、面接に進めるかどうか決まるのですから。

たくさん書きたい気持ちは分かりますが、文章は詰めすぎると見えにくくなります。改行や段落を空けることは意識しておきましょう。

読みやすさ、というポイントで考えると、同じ読み方で、漢字の種類が多いものは気をつけたほうがいいでしょうね。

「みる」という言葉は、「見る」「観る」「視る」と、たくさんの漢字に変換できますよね。「はかる」も、同じく「計る」「図る」「測る」などあります。意味を間違えて使う可能性が無いとはいえません。

くわえて、副詞なども、ひらがなのほうが好ましいでしょう。「最も」「例えば」「所謂」は、「もっとも」「たとえば」「いわゆる」のほうが読みやすいですよね。

あんまりたくさんの漢字を使った文章というのは、とても読みにくいものです。ひらがなとのバランスを考えながら、文章を作ってみてくださいね。

更に、語尾に注意しながら書き進めると、より高度なものに仕上がります。新聞や雑誌で、文章をうまく書く人に共通するところが、そこにあります。

「私は○○です。得意なことは○○です。志望動機は○○です。長所は○○で、短所は○○です」

同じ語尾を何度も繰り返すと、こうなってしまいます。単調で、頭の悪い印象を与えてしまうのです。ということで、変えてみましょうか。

「私は○○と申します。得意なことは○○で、誰にも負けません。志望動機は○○です。長所は○○で、短所は○○だと自覚しています」

いかがですか?かなり抑揚のある文章に変わったのではないでしょうか。小さなことではありますが、気をつけることで、効果は絶大です。

最終確認を忘れずに

最後に、ESはかならず第三者に見てもらいましょう。自分では気づかない誤字脱字、変な言いまわし、同じ副詞の繰り返しにも気づいてもらえます。

特にパソコン入力したものなどは、勝手に予測変換するため、よけいに注意が必要です。

書いている本人は、不思議なくらい気がつかないもの。せっかくのアピールチャンスを逃さないよう、しっかりチェックしてもらいましょう。

丁寧な文章で、ぜひチャンスを掴んでくださいね!